*《&ruby(はかもり){墓守};の&ruby(しと){使徒};/Gravekeeper's Nobleman》 [#top]
 効果モンスター
 星3/闇属性/魔法使い族/攻1000/守1000
 このカードが相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られた時、
 デッキから「墓守の使徒」以外の
 「墓守」と名のついたモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚できる。

 [[LEGACY OF THE VALIANT]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[相手]]の[[攻撃]]で[[戦闘破壊]]され[[墓地へ送られた]]時、[[墓守]]を[[裏側守備表示]]で[[リクルート]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[墓守]]であれば[[レベル]]や[[ステータス]]は問わない。~
 これまでの[[墓守]]では[[リクルート]]も[[サーチ]]もできなかった[[《墓守の大神官》]]を呼び込むことも可能である。~
 しかし範囲の広さの代償か、[[自爆特攻]]や[[送りつけ]]では[[効果]]を[[発動]]できず、[[相手]]に依存するので扱いにくさが目立つ。~
 また、[[《墓守の長》]]・[[《墓守の審神者》]]は[[アドバンス召喚]]でなければ[[効果]]を使えず、[[《墓守の祈祷師》]]も[[表側表示]]で存在することが前提の[[効果]]である。~
 [[リクルート]]範囲は幅広いが[[《墓守の大神官》]]以外の[[墓守]]の[[上級モンスター]]とは噛み合わないので、基本的には[[リバース効果]]を発揮する[[下級>下級モンスター]][[墓守]]が対象となる場合が多いだろう。~
 特に[[リバース効果]]持ちの[[《墓守の偵察者》]]・[[《墓守の番兵》]]は[[《墓守の召喚師》]]では[[サーチ]]できなかったので、この[[カード]]の登場によって奇襲性が増した。~
 しかし、[[相手]]の[[攻撃]]限定かつ[[裏側守備表示]]で出すため、[[リクルート]]できても[[戦闘破壊]]される可能性が高い。~
 [[リクルート]]するなら[[リバースした]]場合の[[効果]]を持つ[[《墓守の偵察者》]]・[[《墓守の番兵》]]が優先される。~
 これらは[[《墓守の召喚師》]]では[[サーチ]]できなかったので、この[[カード]]の登場によって奇襲性が増したと言える。~

 先述のように[[発動条件]]が[[相手]]に依存するため、狙って[[発動]]するのは難しいだろう。~
 しかし[[【墓守】]]に採用され、[[セット]]される可能性のある[[モンスター]]として[[《墓守の偵察者》]]・[[《墓守の召喚師》]]が存在するため、心理戦に持ち込める利点がある。~
 先ず[[相手]]が[[《墓守の偵察者》]]を想定する場合。~
 [[《墓守の偵察者》]]は自身を消費する事なく展開を行えるため、放置すると[[《墓守の末裔》]]と[[エクシーズ召喚]]という[[【墓守】]]側に有利な展開を許してしまう。~
 [[相手]]としては後続の[[リクルート]]を無視してでも[[戦闘破壊]]してしまうか、[[セット]]状態のまま[[除去]]を行いたい。~
 だが[[セット]]状態のままで[[除去]]する手段は非常に限られており、そのほとんどが[[墓地]]に送るタイプかつなんらかの[[コスト]]([[エクシーズ召喚]]などを含む)を要求する。~
 そのため、仮に[[セット]][[モンスター]]が[[《墓守の召喚師》]]だった場合、不利な取引に終わるリスクがある。~
 [[《墓守の召喚師》]]を放置した場合は直接的な展開は許さないものの、[[《墓守の末裔》]]を[[召喚]]されるとやや都合が悪い。~
 [[【墓守】]]は[[通常召喚]]以外の展開手段が非常に限られていることから、上記2種を想定するのであれば、高[[攻撃力]]のもので[[戦闘破壊]]してしまうのが、一番リスクが低い選択という事になる。~
 しかし3つ目の可能性としてこの[[カード]]を[[戦闘破壊]]してしまうと、[[《墓守の偵察者》]]を放置した場合+αという最も[[【墓守】]]側に都合の良い展開を許してしまう。~
 [[《墓守の末裔》]]および[[ランク]]4のほとんどに有効な[[対象]][[耐性]]をもつものや、[[特殊召喚]]封じの[[メタカード]]によって返しの展開そのものに対応するという事が可能ではあるものの、汎用的な解決手段の多くに対してけん制をかけられるようになる点は有意義であると言える。~
 もっとも、[[攻撃]]を受ける前に[[除去]]される可能性が高く、[[攻撃表示]]で出すにしても[[セット]]するにしても、[[《墓守の召喚師》]]の方が[[アドバンテージ]]を失いにくい。~
 [[バトルフェイズ]]中に[[特殊召喚]]して[[リクルーター]]として使う手はある。~

 また単体で[[召喚]]することに不都合がない[[カード]]であるため、[[《ネクロバレーの王墓》]]・[[《ネクロバレーの祭殿》]]の条件を満たしやすくなるという利点もある。~
 [[リクルート]]は[[裏側守備表示]]で行われるので、一度[[戦闘破壊]]することで条件を外すことはできるが、自身の役割を果たすことは可能となる。~
 上述の通り[[リクルート]]対象に含まれる[[《墓守の大神官》]]も相性が良いため、これらを扱うならばある程度の枠を割いておく価値はあるだろう。~

-[[《墓守の監視者》]]とは攻守の[[ステータス]]の他、[[イラスト]]でも共通点を持つ。~
抱えている石版、耳飾りも同じもので、背景のピラミッドは左右を反転させたような構図になっている。~

-「使徒」という肩書そのものは「使者」とそう大差のない意味であるが、一般的には高位の宣教者など、キリスト教関連で用いられることが多い。~
エジプト王朝の[[墓守]]とは関連性が薄いためか、[[英語名]]では[[《抹殺の使徒》]]などと同様に「Nobleman(貴族)」とされている。
--なお原作においてはシャーディーが「アヌビスの使徒」として、この肩書を使用している。
--なお原作においては[[シャーディー>《千年の血族》]]が「アヌビスの使徒」として、この肩書を使用している。


//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[墓守]]

―[[カード名]]関連
-[[《ラーの使徒》]]

-[[《抹殺の使徒》]]
-[[《撲滅の使徒》]]
-[[《煉獄の死徒》]] 
-[[《真竜凰の使徒》]]

//―《墓守の使徒》の姿が見られる[[カード]]
―《墓守の使徒》の姿が見られる[[カード]]
-[[《墓守の刻印》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【墓守】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[LEGACY OF THE VALIANT]] LVAL-JP031

**FAQ [#faq]

Q:[[相手]]が[[コントロール]]する、元々の持ち主が[[自分]]のこの[[カード]]を、[[自分]]が[[戦闘破壊]]した場合でも[[効果]]を使えますか?~
A:いいえ、[[発動]]する事はできません。(13/11/17)~

Q:[[相手]]が[[コントロール]]する、元々の持ち主が[[自分]]のこの[[カード]]を、[[自分]]の[[《マジック・ランプ》]]の[[効果]]で[[相手]]が[[戦闘破壊]]した場合に[[効果]]を使えますか?~
A:いいえ、[[発動]]する事はできません。(18/01/18)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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