墓守(はかもり)審神者(さにわ)

効果モンスター
星10/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1500
このカードはモンスター3体をリリース、
または「墓守」と名のついたモンスター1体をリリースして召喚する事もできる。
このカードが召喚に成功した時、
その召喚のためにリリースした「墓守」と名のついたモンスターの数まで、
以下の効果から選択して発動できる。
●このカードの攻撃力は、その召喚のためにリリースした
モンスターのレベルの合計×100ポイントアップする。
●相手フィールド上にセットされたモンスターを全て破壊する。
●相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力・守備力は2000ポイントダウンする。

 LEGACY OF THE VALIANTで登場した闇属性魔法使い族最上級モンスター
 モンスター3体または墓守1体をリリースして召喚できる効果リリースした墓守の数に応じて追加できる効果を持つ。

 1体から3体までのリリースを調整でき、フィールドの状況にあわせ運用できる。
 2体か3体をリリースする際には墓守以外のモンスターリリースできるが、発動できる効果の数はリリースした墓守の数のみカウントする。
 しかし、《墓守の偵察者》《降霊の儀式》などを併用しても3体の墓守を並べつつ召喚権を確保するのは容易ではない。
 また、多くの墓守リリースしたとしてもカウンターのリスクを伴い、複数の効果発動に成功したとしても直接アドバンテージを得られるものは1つしかない。
 その後の戦闘を阻害された場合はやはりディスアドバンテージの方が大きくなる。
 このように、わざわざ複数体をリリースしてもリスクが大きいため、基本的には墓守1体のみをリリースして状況に合わせた効果を使用することになる。
 その上で、《墓守の偵察者》反転召喚から《墓守の召喚師》リクルートした場合などに目的の効果+自己強化も追加で得られれば儲けもの、くらいに考えておくと良い。

 1つ目の自己強化効果は、リリース要員にしやすいのがレベル4以下の墓守であることを考えれば、複数リリースしても爆発的な数値は期待できない。
 墓守1体のみをリリースした場合、この効果が後の2つより優先されるのは、基本的には相手の場にモンスターが存在しない場合くらいだろうか。
 高ステータスモンスター戦闘で突破したいなら3つ目の効果の方が有効である場合が多い。
 ダメージ量も、基本的に複数体リリースしてこのカード強化するよりそのまま攻撃した方が合計攻撃力は高くなる。
 特に《王家の眠る谷−ネクロバレー》の恩恵を受ける【墓守】ではそれが顕著。
 このカード《墓守の召喚師》サーチに対応し、序盤では《墓守の大神官》よりは高い攻撃力になりやすいが、あちらは破壊耐性を持つため総合的にはこちらより場持ちがよい。

 2つ目のセットモンスター破壊する効果リリースの損失を取り返せるので、セットモンスターがあるなら優先度は高い。
 モンスター1体を除去するならば《墓守の末裔》で事足りるが、こちらは《皆既日蝕の書》などコンボ次第で一網打尽にできる。
 勿論《墓守の末裔》魔法を処理してからこのカードセットモンスターを殲滅、という動きも可能。 

 3つ目の全体弱体化効果は下げ幅が大きい。
 このカード攻撃力守備力4000未満のモンスターまでを一方的に戦闘破壊でき、他の墓守戦闘補助にもなる。
 また、このカードレベル10の魔法使い族なので、相手の大量展開からの攻撃を凌いだ上でうまくこの効果を決めれば、《拡散する波動》で一気に勝負を決めることも不可能ではない。

 自身の効果リリースを軽減できると言っても、アドバンス召喚を要求するためどうしても事故要因になり安い。
 元々のステータスは低く耐性なども全くないため、持続的な戦力としては扱い辛いだろう。
 また、モンスター(特に単体)相手なら《墓守の末裔》や諸々のエクシーズモンスターで処理する方が手軽である場合が多い。
 一方でこのカードには、対象をとる効果効果破壊耐性を持つモンスターへの優位性をはじめ、状況に応じて運用を変えられる柔軟性がある。
 他のカードとの組み合わせ次第で大きな成果を上げることもできるので、こちらを使用する場合は上述されているようなコンボを意識して構築を行いたい。

関連カード

―1体のリリースアドバンス召喚できる最上級モンスターの一覧は《百獣王 ベヒーモス》を参照。

イラスト関連

収録パック等

FAQ

Q:同じ効果を重複して発動できますか?
A:いいえ、できません。
  3体をリリースした場合は、3種の効果をひとつずつ得ることとなります。
  なお、処理する順番は必ず上からとなります。(13/11/18)

Q:複数の処理を行う場合、それは同時扱いですか?
A:いいえ、同時扱いではありません。
  よって2つ目の効果のあとに3つ目の効果を処理した場合タイミングを逃す要因となります。(13/11/18)