遊戯王カードWiki - 《宝玉の双璧》のバックアップ(No.34)

《宝玉(ほうぎょく)の双璧(そうへき)/Crystal Pair》 †

通常罠
自分フィールド上に存在する「宝玉獣」と名のついたモンスターが
戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に発動する事ができる。
デッキから｢宝玉獣｣と名のついたモンスター１体を
永続魔法カード扱いとして自分の魔法＆罠カードゾーンに表側表示で置く。
このターン、自分が受ける戦闘ダメージは０になる。

　発動条件は宝玉獣が墓地に送られる事なので、魔法＆罠カードゾーンに永続魔法として置く場合、発動できない。
　そのため、戦闘破壊された宝玉獣を魔法＆罠カードゾーンに置き、ダメージを０にすることができない。
　結果的に短期的な利点となるのは墓地の宝玉獣を１枚増やせることと、後続の戦闘ダメージを防げることに留まる。
　緩めとは言え発動条件があるにしては効果が物足りなく、２度以上の攻撃を受ける状況でなければ戦闘ダメージを防ぐ効果も意味をなさない。

　《スキルドレイン》などでモンスター効果を無効にされる等して、フィールドの宝玉獣が魔法＆罠カードゾーンに置けなくなる状況下なら多少は役に立つ。
　デッキ圧縮と宝玉獣を揃える効果を兼ねるため、普通に使うなら《究極宝玉神レインボー・ドラゴン》の特殊召喚のためのサポートカードとして見るべきだろう。
　しかし、《アドバンスド・ダーク》で似たことができることを考えると、使いきりの上に効果も貧弱なこのカードの利点は乏しい。

発動後の戦闘ダメージを０にする効果であって、このカードの発動時に発生した戦闘ダメージは０にならない。
宝玉獣が《ハネクリボー》の効果を得ると考えれば分かりやすいだろう。

「宝玉獣は戦闘破壊されると墓地に送られず魔法＆罠カードゾーンに置かれるから、このカードは絶対に発動できない」と思い込んでいるプレイヤーもいるが、それは誤りである。
宝玉獣の上記の効果は任意効果であるため、戦闘破壊された時に魔法＆罠カードゾーンではなく墓地へ送ることも可能である。

カード名は「双璧」であって、「双壁」ではない。
「璧」とは丸い形の宝石、つまり宝玉のことを指し、「双璧」とは「優劣のつけがたい二つの優れたもの」を表す。
「完璧」と共に、「壁(かべ)」と誤記されやすい単語である。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「ヨハンvsヘルカイザー亮」戦にてヨハンが使用。
この時の効果は「自分の魔法・罠ゾーンに二つ以上の宝玉獣と名のつくカードが存在する時、相手モンスターからのダメージを０にし、自分の魔法・罠ゾーンに宝玉獣を置く」というものだった。
この効果で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の攻撃を凌ぎ、《宝玉獣エメラルド・タートル》を呼び出した。

Ｑ：宝玉獣が戦闘破壊され、魔法・罠ゾーンに置かれた場合は発動できますか？
Ａ：いいえ、できません。

Ｑ：自分の魔法＆罠カードゾーンにこのカードと他４枚のカードが存在し、全て埋まっている時、このカードを発動できますか？
Ａ：いいえ、できません。