遊戯王カードWiki - 《宝玉獣コバルト・イーグル》のバックアップ(No.101)

《宝玉獣(ほうぎょくじゅう) コバルト・イーグル/Crystal Beast Cobalt Eagle》 †

効果モンスター
星４/風属性/鳥獣族/攻1400/守 800
１ターンに１度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分フィールド上の「宝玉獣」と名のついた
カード１枚を選択して持ち主のデッキの一番上に戻す。
このカードがモンスターカードゾーン上で破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いとして
自分の魔法＆罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。

　FORCE OF THE BREAKERで登場した風属性・鳥獣族の下級モンスター。
　宝玉獣共通の分類されない効果、自分フィールドの宝玉獣をデッキトップに戻す起動効果を持つ。

　宝玉獣共通の自身を永続魔法化する効果については宝玉獣を参照。

　固有効果は自分の宝玉獣をデッキトップへバウンスするというクセの強いもの。
　魔法＆罠ゾーンにある宝玉獣も対象にできるが、実質ドローロックを自身に仕掛けているも同然であり、普通に使っていてはディスアドバンテージは避けられない。
　この効果を活用できる場面としては主に

自分の魔法＆罠ゾーンが宝玉獣で埋め尽くされ、魔法・罠カードが発動できなくなった場合のスペース確保。

《宝玉の樹》にジェムカウンターを貯めすぎて効果が使用できなくなった場合に、このカードで宝玉獣を一枚減らし空きを作ってやる。

フィールド及び墓地に８種類の宝玉獣が存在する場合に、１枚を戻し７種類にする。

　といった問題を解決するために使うことになるか。
　一応効果を使い回すために《宝玉獣サファイア・ペガサス》をバウンスすることも考えられるが、それならば《宝玉の集結》等で手札に戻した方が良い。
　《モンスター・スロット》等、デッキトップに置いた《宝玉獣サファイア・ペガサス》を即座に活用できる手段があればあるいはという程度である。

　効果は二の次としサーチ・リクルートしやすいレベル４・風属性・鳥獣族として活用したい。
　《宝玉獣サファイア・ペガサス》とは同じレベル・属性なので、共に《電光千鳥》や《グレートフライ》のエクシーズ素材・リンク素材として活用できる。
　また、獣族宝玉獣とは一部種族サポートを共有できる。
　《烏合の行進》でのドロー枚数のかさ増し、《エアーズロック・サンライズ》の弱体化効果に貢献できるということは覚えておきたい。
　レベル４宝玉獣で唯一《奈落の落とし穴》の適用外であるという点も、こういった際には有利に働く。

その扱いづらい効果から以前は《究極宝玉神レインボー・ドラゴン》の特殊召喚のための数合わせになりがちだった。
現在は上述の通り属性・種族を活かして活躍できる場合も多く、採用理由としてある程度の解決がなされている。

コントロール奪取されるとかなりの痛手。
相手がこのカードの効果を使用することによって《宝玉獣コバルト・イーグル》が自分のデッキトップに戻されるため、ドローロックされてしまう。

「デッキの一番上に戻す」効果は対象をとる起動効果である。
起動効果ゆえにモンスター効果であり、永続魔法扱いの時には発動できない。

コバルト(Cobalt)は原子番号「27」・元素記号「Co」の金属元素(純粋なものは白い色)であり、宝石ではない。
尚、「スピネル(Spinel：尖晶石)」という宝石には、コバルトを含む青色のものが存在する。
このカードの場合、元としているのはこのコバルト・スピネルなのだろう。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにて、ヨハン・アンデルセンが使用する精霊の宿るカード。
性格は結構お調子者で自分の出番が来ると宝玉獣の中では最もはりきっているが、中途半端なステータスと効果のせいか不遇な場面も多い。
「ヨハンvsギース」戦では、手札の宝玉獣と強制戦闘させる通常罠《Ｇ・フォース》により特殊召喚されようとしたが、《トラップ・ジャマー》に邪魔されカウンター罠《ハンティング・ネット》で破壊された。
また通常魔法《ＧＥＭバースト》時にはこのモンスターだけ最後にフィールドに存在できなかった。
「十代vsミスターＴ（ヨハン）」戦では効果で《宝玉獣エメラルド・タートル》を戻し、宝玉獣がデッキに戻ったとき効果が発動する永続魔法《宝玉の泉》と《鉱山爆破》のコンボを成功させている。
一方でデュエル以外では、後にペガサスから送られてきた《究極宝玉神レインボー・ドラゴン》のカードを探し当てるという殊勲をあげている。
攻撃名は「コバルト・ウィング」。
ちなみに《Ａ(アドバンスド)宝玉獣コバルト・イーグル》の攻撃名は「コバルト・ダーク・ウィング」。