遊戯王カードWiki - 《宝玉獣ルビー・カーバンクル》のバックアップ(No.77)

《宝玉獣(ほうぎょくじゅう) ルビー・カーバンクル/Crystal Beast Ruby Carbuncle》 †

効果モンスター
星３/光属性/天使族/攻 300/守 300
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分の魔法＆罠カードゾーン上から
「宝玉獣」と名のついたカードを可能な限り特殊召喚できる。
このカードがモンスターカードゾーン上で破壊された場合、
墓地へ送らずに永続魔法カード扱いとして
自分の魔法＆罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。

　FORCE OF THE BREAKERで登場した光属性・天使族の下級モンスター。
　宝玉獣の１体で、宝玉獣共通のルール効果と、特殊召喚成功時に永続魔法化している宝玉獣を可能な限り特殊召喚する誘発効果を持つ。

　単体では無力だが、その効果で宝玉獣を大量展開出来る効果は強力極まりない。
　自身の効果にチェーンして《激流葬》を発動するコンボは強力で、相手モンスターを一掃した上で大量の宝玉獣を呼ぶことができる。
　《虹の古代都市－レインボー・ルイン》の効果で特殊召喚すれば、自身を含む宝玉獣５体の同時展開という離れ業も可能。
　《究極宝玉神レインボー・ドラゴン》の特殊召喚を狙う場合、《アドバンスド・ダーク》の影響下での自爆特攻要員を大量に作り出せるという点でも活躍できる。

　特殊召喚が発動条件であるため単体では運用できず、他のカードとのコンボが重要になる。
　特殊召喚手段としては《宝玉の契約》・《宝玉の導き》が挙げられるが、低ステータスや天使族であることなどを生かせば他にも様々な特殊召喚ルートを検討できる。
　とはいえ他の宝玉獣との兼ね合いを考えると、宝玉獣サポートカード以外での特殊召喚手段は《切り込み隊長》などに限定されるだろう。

宝玉獣の特殊召喚効果は対象をとらない効果である。
魔法＆罠カードゾーンに宝玉獣が存在しない場合は発動できない。
- 任意効果なので発動しないことも選択できるが、発動し特殊召喚をする場合は特殊召喚する数は選ぶ事ができず、限界まで特殊召喚しなければならない。

デュエリストパックでレアリティが格上げされた珍しい一枚である。

「カーバンクル（carbuncle）」とは、頭に赤い宝石とよく似た器官を持つとされる伝説上の生物であり、アニメ本編中でもヨハンは「こいつはカーバンクル。伝説上の生き物さ」と語っている。
この後十代が「伝説」について質問するもはぐらかされてしまった一連のシーンは、ファンの間でよくネタにされている。

ちなみに「ルビー（ruby）」とは、赤い色をした宝石の名であり、日本では「紅玉（こうぎょく）」と呼ばれることがある。
｢コランダム｣と呼ばれる鉱石の一種であり、ダイヤモンドに次ぐ程の硬度を持つ。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにて、ヨハン・アンデルセンが使用する精霊の宿るカード。
十代の《ハネクリボー》と同じマスコット的なモンスターである。
他の宝玉獣は人語を話すのだが、このモンスターは《ハネクリボー》と同じく人語を話さない。

カードとしては「十代vsヨハン」戦で登場。
魔法＆罠カードゾーンから特殊召喚され、効果でヨハンの場を宝玉獣で埋め尽くした。
「vs十代」戦、「vs無表情の仮面」戦、「vsヘルカイザー亮」戦でもこの特殊召喚効果で活躍している。
効果名は「ルビー・ハピネス」。
効果発動時には尻尾の先の宝石からエネルギーが発生し、他の宝石に注がれて宝玉獣が現れる。

アニメ初登場時の時のテキストは以下の通り。

《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》
効果モンスター
星３/光属性/天使族/攻 300/守 300
このカードが魔法・罠ゾーンから特殊召喚に成功した時、
自分フィールド上の魔法・罠ゾーンにセットされた、
「宝玉獣」と名のつくカードを特殊召喚する事ができる。
（モンスターゾーンが空いている限り４体まで特殊召喚可能）
このカードが破壊された時、墓地へ送らずに
自分魔法・罠ゾーンに表側表示で置く事ができる。
このカードは魔法・罠ゾーンにある時、永続魔法カードとして扱う。

魔法・罠ゾーンから特殊召喚されないと特殊召喚効果が発動できないが、その代わりにどこから破壊されても場に残る。
さらに、テキストには記述がないが自身を魔法・罠ゾーンから特殊召喚するという自己再生効果も持つ。
無論、このような効果では《黄泉ガエル》以上の強力な壁になってしまうため、変更は妥当なところだったろう。