*《放浪の勇者 フリード/Freed the Brave Wanderer》 [#k846fb8f]
*《&ruby(ほうろう){放浪};の&ruby(ゆうしゃ){勇者}; フリード/Freed the Brave Wanderer》 [#top]
 効果モンスター
 星4/光属性/戦士族/攻1700/守1200
 自分の墓地の光属性モンスター2体をゲームから除外する事で、
 このカードより攻撃力の高いフィールド上に表側表示で存在する
 モンスター1体を破壊する。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。
 1ターンに1度、
 自分の墓地の光属性モンスター2体をゲームから除外して発動できる。
 このカードの攻撃力より高い攻撃力を持つ、
 フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。

 [[混沌を制す者]]で登場した[[光属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身より[[攻撃力]]の高い[[表側表示]][[モンスター]]を[[破壊]]する[[起動効果]]を持つ。~
 [[《神聖なる魂》]]と並んで、[[墓地]]の[[光属性]][[モンスター]]を利用する[[【光属性】]]の[[キーカード]]である。~

 [[《増援》]][[《戦士の生還》]]の存在から、全[[種族]]屈指の[[汎用性]]を誇る[[下級>下級モンスター]][[戦士族]]であることがまず評価点。~
 うじゃうじゃ現れ[[相手]]の場を空にして[[直接攻撃]]することもできるのはまさに驚異である。~
 [[効果]]を使うには[[墓地を肥やす]]必要があるが、そこは[[《魔導雑貨商人》]][[《サンダー・ドラゴン》]]を擁する[[光属性]]。~
 [[属性]][[リクルーター]]の[[《シャインエンジェル》]]も投入しておけば[[墓地コスト]]に困る事はまずないだろう。~
 [[属性]]・[[種族]]に恵まれており、[[《増援》]]・[[《戦士の生還》]]から[[手札]]に加えやすい。~
 [[アタッカー]]として最低限の[[攻撃力]]も持ち、低[[攻撃力]]の[[モンスター]]なら[[戦闘破壊]]できる。~
 [[効果の発動]]に必要な[[墓地コスト]]はそこまで軽くはないが、[[光属性]]が絡む[[デッキ]]ならば[[コスト]]を用意できるだろう。~
 あるいは、同じ[[光属性]]である[[ライトロード]]を利用すれば比較的楽に[[コスト]]を用意できる。~
 自身より[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]だけにしか対応しないのが欠点だが、対応しない[[モンスター]]は大抵この[[カード]]で[[戦闘破壊]]できるので大きな問題になることは少ない。~
 当然[[《オネスト》]]にも対応しており、[[攻撃]]してきた[[相手]]をこれで返り討ちにした後はそのまま[[墓地コスト]]として使用できる。~
 [[攻撃]]できない[[デメリット]]もなく、[[除去]]後、即座に[[攻撃]]できる。~

 使用する場合の扱いは[[《D.D.アサイラント》]]に近いものがある。~
 この[[カードの効果]]は、自身より[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]だけにしか対応しないのが難点。~
 しかし、[[モンスター]]を[[効果]]で[[破壊]]され、[[攻撃力]]1700が居座るのは中々に厄介である。~
 [[光属性]]には[[《ゼラの天使》]]なら[[帰還]][[効果]]を持ち、[[サンダー・ドラゴン]]・[[メタファイズ]]といった[[除外]]を[[トリガー]]とする[[モンスター]]が存在する。~
 また、[[光属性]]には[[除外]]した[[モンスター]]を[[帰還]]できる[[《光霊術−「聖」》]]、[[光属性]]が多い[[天使族]]には[[《奇跡の光臨》]]があるため、[[除外]]した[[カード]]を有効活用できる[[カード]]は存在している。~
 [[《ライトレイ ソーサラー》]]の[[召喚条件]]も満たす補助にもなる。~
 [[【光属性】]]では大いに活躍が期待できることだろう。~

 [[光属性]]や[[戦士族]]を多用するタイプの[[【青眼の白龍】]]でも活躍することが可能。~
 [[《正義の味方 カイバーマン》]]と[[属性]]・[[種族]]を同じくするため共通の[[サポートカード]]が使える。~
 [[光属性]]には[[天使族]]が多いため、[[《奇跡の光臨》]]や[[《救済のレイヤード》]]と[[コンボ]]するのも手。~
 どのような構築にしても、爆発力を求めて[[《次元融合》]][[《異次元からの帰還》]]との併用ができるだろう。
-[[除去]][[効果]]は[[効果発動時]]に[[墓地]]の[[モンスター]]を[[除外]]し、[[フィールド]]の条件に適する[[モンスター]]1体を[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]である。~
よって、[[《竜魔人 キングドラグーン》]]や[[《オベリスクの巨神兵》]]に対しては無力。~
[[《椿姫ティタニアル》]]1体のみが[[相手]]の時は場合によっては[[1:1交換]]とも取れるが、結果としてこの[[カード]]は[[破壊]]されてしまう。~

 [[《速攻の黒い忍者》]]と[[《異次元の偵察機》]]のような[[コンボ]]が存在しないのも少々残念ではある。~
 しかし、強力な[[モンスター]]である事に変わりは無く、[[【光属性】]]には躊躇せず投入すべきである。
-注意点として、[[効果処理時]]にも《放浪の勇者 フリード》と[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を参照するため、[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在しない場合、[[効果]]は[[不発]]になる。~
このため、現[[環境]]では自身の[[発動]][[コスト]]にもなり得る[[《幽鬼うさぎ》]]が代表的な天敵である。~
また、[[攻撃力]]が[[相手]]の[[モンスター]]よりも高くなっていた場合も[[不発]]となる。~
そのため、この[[カード]]の[[攻撃力]]を減らせば、[[効果]]の[[対象]]範囲も増えることになる。~

-英語名は「Freed the Brave Wanderer」となっているが、これを訳すると「勇敢な放浪者 フリード」になる。~
意味合いが少々変わってしまっている。
-[[自分]][[フィールド]]の[[モンスター]]も[[破壊]]できる。(14/05/19)~
あまり使う機会は無いだろうが、[[送りつけ]]られた[[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]を[[破壊]]したり、[[《次元合成師》]]を[[破壊]]すれば[[光属性]][[モンスター]]の擬似的な[[サルベージ]]が可能である。~

-[[《無敗将軍 フリード》]]の若き日の姿。~
マスターガイド1によると、各地で自分を磨くために武者修行をしていたらしい。~
[[《ガガギゴ》]]とライバル同士であったのもこの頃だと思われる。~
まともに[[戦ったら>戦闘]][[あちら>《ガガギゴ》]]の方が勝つが、こちらは[[効果]]で[[倒せる>破壊]]為、[[OCG]]では基本的には後出しの方が勝つ。~
また、後に[[《無敗将軍 フリード》]]となり[[《連合軍》]]を結成する事になるが、[[Struggle of Chaos −闇を制する者−]]の[[戦士族]]・[[魔法使い族]]は全て[[地属性]]であり、この[[カード]]との相性は悪い。~
だがマスターガイド2の[[《戦士ダイ・グレファー》]]の存在や他の[[カード]]を顧みると、[[《D・D・M》]]や[[《光霊使いライナ》]]といった[[光属性]]の[[魔法使い族]]たちが連合軍にいた可能性はある。~

-[[英語名]]は直訳すると「勇敢な放浪者 フリード」であり、意味合いが少々変わっている。~
「Brave」には「英雄」という意味もあるため、単語自体は間違っていないのだが。~

-[[イラスト]]では右腰に剣を刺しているのが確認でき、ゲーム作品のポリゴンでも左手で剣を持っているが、アニメでは何故か左腰に剣を刺しており、右手に剣を持っていた。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの異世界(第2階層)で精霊・フリード隊長として登場している。~
「十代vs[[ズール>《暗黒界の騎士 ズール》]]」でフリードはその身を犠牲に、このカードとなり十代の[[デッキ]]に加わった。~
そしてこのカードを[[召喚]]し、[[墓地]]の[[《ハネクリボー》]]と[[《E・HERO グロー・ネオス》]]を[[除外]]して[[効果]]を[[発動]]した。~
さらに[[《魂の共有−コモンソウル》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]が3800まで上昇し、その[[デュエル]]の[[フィニッシャー]]となっている。~
しかし自分自身をカード化する事を条件に[[デュエル]]へ介入した為に、その代償として[[デュエル]]終了後、《放浪の勇者 フリード》のカードと共に消滅した。~
その世界での[[デュエル]]はその名の通り「決闘」なので、そこに介入するということはかなり大きなことなのだろう。~
[[攻撃]]名は「ブレイブ・ソード」、[[効果]]名は「ジャスティス・ブライト」。
アニメGXの異世界(第2階層)において精霊・フリード隊長として登場している。~
「十代vs[[ズール>《暗黒界の騎士 ズール》]]」戦においてフリードはその身を犠牲に[[カード]]となり、十代の[[デッキの一番上]]に加わった。~
そのまま十代が[[ドロー]]して[[召喚]]され、[[墓地]]の[[《ハネクリボー》]]と[[《E・HERO グロー・ネオス》]]を[[除外]]して[[効果]]を[[発動]]、《パワー・マーダー》を[[破壊]]する。~
そして[[《魂の共有−コモンソウル》]]の[[効果]]により[[攻撃力]]を3800まで上昇させ、《パワー・ボム》を[[攻撃]]して[[フィニッシャー]]となった。~
しかし自分自身を[[カード]]化する事を条件に[[デュエル]]へ介入したために、その代償として[[デュエル]]終了後、《放浪の勇者 フリード》の[[カード]]と共に消滅した。~
[[攻撃]]名は「ブレイブ・ソード」、[[効果]]名は「ジャスティス・ブライト」。~

**関連カード [#h70617d8]
--「十代vs遊戯」戦において十代が使用した[[永続魔法]]《亜空間バトル》の[[イラスト]]では[[《ガガギゴ》]]と戦っている。~

--アニメGXでこのキャラクターの声を担当した岸祐二氏は前作DMで牛尾の声を担当している。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]ではシェリーが使用。~
この[[カード]]の[[コスト]]で[[除外]]した[[モンスター]]を[[《D・D・R》]]や[[《異次元からの帰還》]]で[[特殊召喚]]する[[コンボ]]を使う。~

**関連カード [#card]
-[[《無敗将軍 フリード》]]

-[[《真六武衆−エニシ》]]
-[[《未来サムライ》]]

-[[《速攻の黒い忍者》]]
-[[《レクンガ》]]

-[[《サイバー・レーザー・ドラゴン》]]

―《放浪の勇者 フリード》の姿の見られるカード
―《放浪の勇者 フリード》の姿が見られる[[カード]]
-[[《異次元の境界線》]]

-[[《威風堂々》]]
-[[《次元幽閉》]]
-[[《ドレインシールド》]]
//-[[《好敵手の記憶》]]

**収録パック等 [#v7ac1574]
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【除外ビートダウン】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[混沌を制す者]] 306-014 &size(10){[[Super]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP014 &size(10){[[Super]]};
-[[混沌を制す者]] 306-014 &size(10){[[Super]]};
-[[DUEL TERMINAL −オメガの裁き!!−]] DT11-JP006
-[[デュエリストセット Ver.ライトニングスター]] DS13-JPL20

**FAQ [#afc60178]
Q:~
A:
**FAQ [#faq]
Q:[[光属性]][[モンスター]]2体を[[除外]]する行為は[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]です。(08/11/13)

Q:[[効果処理時]]に《放浪の勇者 フリード》が[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在しない場合、[[効果]]は[[不発]]ですか?~
A:[[不発]]です。(08/11/13)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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