*《&ruby(ぼうりゅう){亡龍};の&ruby(せんりつ){戦慄};−デストルドー/Destrudo the Lost Dragon's Frisson》 [#top]
 チューナー・効果モンスター
 星7/闇属性/ドラゴン族/攻1000/守3000
 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが手札・墓地に存在する場合、
 LPを半分払い、自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を対象として発動できる。
 このカードを特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したこのカードは、レベルが対象のモンスターのレベル分だけ下がり、
 フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。
//英語名:http://www.yugioh-card.com/uk/news/detail.php?id=3609

 [[CIRCUIT BREAK]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[最上級モンスター]]の[[チューナー]]。~
 [[手札]]・[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる[[効果]]、その場合に自身の[[レベル]]を下げ、[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]場合に[[デッキの一番下]]に戻る[[起動効果]]を持つ。~

 [[自分]][[フィールド]]に[[レベル]]6以下の[[モンスター]]1体が必要だが、[[手札]]と[[墓地]]のどちらからでも[[特殊召喚]]できるという破格の自己[[特殊召喚]][[効果]]を持つ。~
 更に、[[対象]]の[[モンスター]]の[[レベル]]分だけ自身の[[レベル]]が下がるので、その[[モンスター]]と共に即座に[[レベル]]7の[[シンクロ召喚]]が可能である。~
 そのため、通常は扱い辛い[[最上級]][[チューナー]]でありながら、むしろ他の[[自己再生]]能力を持つ[[チューナー]]よりも[[手札]]で腐りにくい。~

 用途に関して特に制限はないため、[[リリース]]や[[リンク素材]]等に利用することもできる。~
 ただし、奇数から減算を行うので、[[対象]]とこの[[カード]]の[[レベル]]が一致することはなく、[[エクシーズ素材]]や[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]の素材にするには一手間がかかる。~
 その場合は、自力で[[特殊召喚]]できる高[[レベル]]・低[[攻撃力]]の[[モンスター]]という側面を利用して、[[《地獄の暴走召喚》]]と組み合わせても良いだろう。~
 [[墓地]]にこの[[カード]]を貯めることにもなるので、[[ライフ]]を守る手段があれば繰り返し[[自己再生]][[効果]]を利用できるようになる。~

 同じく[[自己再生]][[効果]]を持ち、[[ドラゴン族]]の[[サポートカード]]を共有できる[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]とは相性が良い。~
 [[《竜の渓谷》]]・[[《竜の霊廟》]]で2体を[[墓地へ送る]]ことで順に[[自己再生]]でき、[[召喚権>通常召喚]]を消費せずに[[シンクロ召喚]]や[[リンク召喚]]を行える。

 しかし、自己[[特殊召喚]]の[[コスト]]・[[デメリット]]は相応に[[重く>重い]]、注意が必要である。~
 [[ライフ]]の半分という大きな[[ライフコスト]]を要求されるので、十分なケアができなければ、返しの[[ターン]]に残り[[ライフ]]を削り切られてしまいかねない。~
 さらに、自己[[特殊召喚]]後に[[フィールド]]を[[離れる]]と[[デッキボトム]]に[[戻り>戻す]]、[[墓地]]利用も阻害されてしまう。~

 したがって、基本的に[[特殊召喚]][[効果]]は繰り返しの運用は想定せず、1〜2回の使用に留める事を前提に運用したい。~
 もしくは[[属性]]・[[種族]]・[[ステータス]]に恵まれた高[[レベル]][[チューナー]]という点を活かし、他の[[シンクロ召喚]]手段と併用するのも良い。~
 [[サポートカード]]は多く、[[《終末の騎士》]]・[[《竜の渓谷》]]・[[《調和の宝札》]]等で容易に[[墓地へ送る]]ことができ、[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]・[[《復活の福音》]]等で[[蘇生]]できる。~
 更に、[[《クリッター》]]・[[《矮星竜 プラネター》]]による[[サーチ]]、[[《キラー・トマト》]]・[[《仮面竜》]]による[[リクルート]]にも対応している。~
 特に、[[【ドラゴン族】]]では[[レベル]]7・8が主力となり[[蘇生]]を中心戦術とすることも多いため、自身の[[効果]]は非常時の保険程度に考えても展開手段には困らないだろう。~

 そうした場合、前述の[[重い]][[ライフコスト]]もプラスに働き得る。~
 固定値ではないので[[ライフ]]がどれだけ減っていても[[発動]]でき、窮地からの巻き返しの一手として機能する可能性もある。~
 また、展開過程で[[発動]]し大きく[[ライフロス]]させることで、[[《巨大化》]]等の劣勢参照[[コンボ]]に繋げることもできる。

-[[デッキ]]に[[戻る>戻す]][[デメリット]]は、この[[カード]]を[[エクシーズ素材]]とすることで回避できる。~
詳細は[[離れる]]のページを参照。~

-[[《竜核の呪霊者》]]と並び、[[チューナー]]として、また[[召喚制限]]の無い[[ドラゴン族]]としての最高の[[守備力]]を誇る。~
しかし、[[レベル]]8[[通常モンスター]]の[[《竜核の呪霊者》]]に対し、こちらは[[レベル]]7で自己[[特殊召喚]]が可能であり、運用上の役割は異なる。~

-この[[カード]]と[[《竜の渓谷》]]・[[《覇王眷竜ダークヴルム》]]を[[組み込んだ>出張]][[【ABC】]]が[[環境]]で活躍して以降、[[フィールド魔法]]を[[キーカード]]とする[[デッキ]]にセットで採用される例が多い。(詳しい使い方は[[【ABC】]]を参照)~
[[《テラ・フォーミング》]]が[[制限カード]]に指定された事も大きく影響していると思われる。~
--なお、海外の公式ブロクでは[[フィールド魔法]]を[[キーカード]]とする[[デッキ]]でこの[[カード]]と[[《竜の渓谷》]]を同時に採用できるということを説明している。~
このことから、公式側もこの[[コンボ]]は認知されているようだ。~
//https://yugiohblog.konami.com/articles/?p=8432

-[[特殊召喚]]に制限が無い初の[[レベル]]7[[チューナー]]である。~
それ故、[[《ぴよコッコ》]]の[[効果]]で[[リクルート]]できる唯一の[[レベル]]7[[チューナー]]である。

-間違えやすいが、[[カード名]]の「ド」の後の「ー」はハイフンではなく長音符であり、「デストルドー」と伸ばす。~
[[宣言]]の際は注意したい。~

-「デストルドー(destrudo)」とは、ジークムント・フロイトが提唱した「死へ向かおうとする欲動」を意味する精神分析学用語である。~
「タナトス」とも呼ばれ、こちらは死の神[[タナトス>《ヴェルズ・タナトス》]]に由来する。~

--この[[カード]]が[[自己再生]][[効果]]を持っていることはモチーフと相反しているようにも思われる。~
だが、[[重い]][[ライフコスト]]を顧みず安易に使えば、敗北すなわち死に向かって突き進むことになるだろう。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《貴竜の魔術師》]]
//―《亡龍の戦慄−デストルドー》の姿が見られる[[カード]]


**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ABC】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[CIRCUIT BREAK]] CIBR-JP038 &size(10){[[Rare]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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