*《&ruby(ぼうぎょりん){防御輪};/Ring of Defense》 [#y50af985]
*《&ruby(ぼうぎょりん){防御輪};/Ring of Defense》 [#top]
 速攻魔法
 罠カードの効果によるダメージを0にする。

 [[デュエリストパック−万丈目編−]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 [[罠カード]]による[[ダメージ]]を0にする。~
 [[罠カード]]による[[ダメージ]]を0にする[[効果]]を持つ。~

 [[ダメージ]]を与える[[罠カード]]で代表的なものは、[[《破壊輪》]]・[[《魔法の筒》]]・[[《停戦協定》]]等だろう。~
 だが、この[[カードの効果]]は[[お互い]]の[[プレイヤー]]にもたらされる。~
 [[バーン]][[メタ]]なのだが、[[罠カード]]からの[[ダメージ]]しか防げず、しかも1度しか[[適用]]されない。~
 [[罠カード]]以外にも対応可能であり、[[エンドフェイズ]]まで防御可能な[[《ハネワタ》]]より優先する理由が見当たらない。~
 また、[[ダメージ]]を1度だけ回避するならば[[《地獄の扉越し銃》]]などで反射したほうが良い。~
 つまり、この[[カード]]を使うくらいならいくらでも[[上位互換]]があるため、使われることはまずない。~

 例えば、[[《破壊輪》]]に[[チェーン]]して《防御輪》を[[発動]]した場合、受ける[[ダメージ]]は[[お互い]]に0になってしまう。~
 たとえ[[自分]]だけが[[ダメージ]]回避できたとしても、[[ダメージ]]を跳ね返せる[[《地獄の扉越し銃》]]・[[《痛魂の呪術》]]等があるため使われることはなかっただろう。~
 しかもこのカードは使い捨てであり、防御したいのなら対応可能カードが多く[[エンドフェイズ]]まで防御可能な[[《ピケルの魔法陣》]]の方が良い。~
 つまり、このカードを使うくらいならいくらでも[[上位互換]]があるため、使われることは少なかったのである。
-[[テキスト]]には明確に書かれていないが、[[ダメージ]]を発生させる[[罠カード]]の[[発動]]に[[チェーン]]する形でのみ[[発動]]可能。~
また、直前の[[チェーンブロック]]にある[[効果ダメージ]]のみ0にする。(12/01/12)~
--現在なら以下のような[[テキスト]]になると思われる。~
 (1):自分または相手にダメージを与える罠カードの効果が発動した時に発動できる。
 その効果でお互いが受けるダメージを0にする。
//公式Q&Aおよび《Emハットトリッカー》、《DーHERO ディシジョンガイ》のテキストを参考
-[[速攻魔法]]なので、[[【マジカルエクスプロージョン1キル】]]の対策[[カード]]として使われた場合もある。~
しかし、現在は[[制限改訂]]により[[【ドグマブレード】]]や[[【マジカルエクスプロージョン1キル】]]は構築が不可能、または非常に厳しくなったために、役目を終えたと言える。~
たとえ今後それらのような[[デッキ]]が登場したとしても、[[《ハネワタ》]]や[[《ライフ・コーディネイター》]]が登場した現在では再び動き出すことはないだろう。~
[[《ジャンク・コレクター》]]の登場により[[先攻]]1[[ターン]]目にトドメを刺す事が可能になったため、上記の[[カード]]に比べて[[後攻]]の場合何もできない。~

 だが、この[[カード]]には他には無い[[速攻魔法]]という利点が存在する。~
 [[【マジカルエクスプロージョン1キル】]]、特にかつて流行した[[【ドグマブレード】]]では、[[相手]]の先攻の場合、[[自分]]の[[ドローフェイズ]]終了時に8000超の[[ダメージ]]を食らうことも稀ではなかった。~
 つまり[[《レインボー・ライフ》]]や[[《ホーリーライフバリアー》]]では[[発動]]機会がないため、このカードは[[サイドデッキ]]への投入も十分に考慮できたのだ。~
 [[ダメージ]]を直接反射できる[[《痛魂の呪術》]]の事実上の[[下位互換]]であったが、[[《痛魂の呪術》]]が[[絶版]]ということもあり、新規[[プレイヤー]]にはありがたい[[カード]]であった。~
 なお、現在は[[制限改訂]]により[[【ドグマブレード】]]や[[【マジカルエクスプロージョン1キル】]]は使用率が激減したために、再び役目を終えたと言える。~
 似たような[[デッキ]]が登場したとしても、[[《ハネワタ》]]や[[《ライフ・コーディネイター》]]が登場した現在では再び動き出すことはないだろう。~
-実戦向きではない[[効果]]ながら、[[レアリティ]]はなんと[[ウルトラレア>Ultra]]である。~
[[《地獄の暴走召喚》]]や[[《打ち出の小槌》]]目当てに購入した[[プレイヤー]]からはハズレ扱いされることもあった。~

-遊戯王OCGでは「テキストが短い[[カード]]は強い」という不文律が存在するが、このカードは「短ければいいというものではない」事を体現する1枚である。~
また、明らかに実戦向きではない[[効果]]ながら、[[レアリティ]]はなんと[[ウルトラレア>Ultra]]。~
[[《地獄の暴走召喚》]]や[[《打ち出の小槌》]]目当てに購入し、この[[カード]]が当ってしまったというプレイヤーも少なくないだろう。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」において、「闇遊戯&海馬vs光の仮面&闇の仮面」戦のアニメ版で海馬が使用。~
原作においては[[《破壊輪》]]の[[効果]]で[[ダメージ]]を受けるのは[[相手]][[プレイヤー]]のみであったが、アニメ版では[[《破壊輪》]]が実物の性能に修正されたため、ライフ面の辻褄を合わせるために急遽このカードが生み出された。~
この時は「[[発動]][[プレイヤー]]の[[ダメージ]]のみが0になる」という[[効果]]だった。~
劇中においては、[[《破壊輪》]]と同様、[[相手]]の[[カードの効果]]で対象を変更されてしまうという結果になっている。~
しかし、その後は[[《破壊輪》]]とともに使用され、様々な局面で海馬を助けていく事となる。~
「ファラオの記憶編」では、海馬が最後の最後でゾーク・ネクロファデスの[[攻撃]]をこのカードで防ぎ、闇遊戯の真の名前をカルトゥーシュに刻むまでの時間を稼いだ。
アニメ版「バトルシティ編」における「闇遊戯&海馬vs光の仮面&闇の仮面」戦で海馬が使用。~
[[《破壊輪》]]で[[《ブラッド・ヴォルス》]]が[[破壊]]された際に[[発動]]し[[ダメージ]]を回避しようとしたが、同様に[[通常魔法]]《術移し》で[[対象]]を変更されてしまい、原作と同じく海馬だけが[[ダメージ]]を受ける結果に終わった。~
その後も海馬によって主に[[《破壊輪》]]との[[コンボ]]でたびたび使用されている。~
アニメ版の「ファラオの記憶編」では、海馬が最後の最後でゾーク・ネクロファデスの[[攻撃]]をこの[[カード]]で防ぎ、闇遊戯の[[真の名前>《真実の名》]]をカルトゥーシュに刻むまでの時間を稼いだ。~

--アニメGXでは「万丈目vsノース校四天王」戦で万丈目が[[《破壊輪》]]との[[コンボ]]で使用している。~
この時もまだOCG化はされておらず、前作同様に[[ダメージ]]を0にするのは[[自分]]だけとなっている。~
--アニメGXでも同様の[[効果]]で、「万丈目vsノース校四天王」戦で万丈目が[[《破壊輪》]]との[[コンボ]]で使用している。~
4800の致死[[ダメージ]]を[[自分]]だけ回避し、対戦[[相手]]であるノース校四天王4人を一気に全滅させた。~

--元々は海馬が使い出したカードにもかかわらず海馬関連商品に収録されず[[デュエリストパック−万丈目編−]]で初めて登場したある種不思議なカードの1枚。
--アニメでは「[[罠カード]]の[[効果]]による[[ダメージ]]を無効化する」([[発動]][[プレイヤー]]の[[ダメージ]]のみが0になる)という[[効果]]である。~
元々はアニメで[[《破壊輪》]]が[[エラッタ]]前の当時の[[OCG]]と同じ仕様に変更されたことに伴い生じた、原作の[[ライフポイント]]収支との誤差を埋め合わせるために登場した[[カード]]である。~
また、[[イラスト]]は[[OCG]]と比べると全体的に黒みがかっており、盾には影がついている。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[カードアルマナック>ゲーム付属カード#t65bd793]]において「[[《破壊輪》]]に[[発動]]して、[[自分]]だけ[[ダメージ]]を0にする」という[[コンボ]]が紹介されている。~
前述したが、これは成立しない[[コンボ]]である。~
アニメの[[効果]]と同じだと思っていたのだろう。
--[[OCG]]化に伴い[[お互い]]の受ける[[ダメージ]]を0にする仕様になったことで、[[《破壊輪》]]に対して[[発動]]しても[[自分]]の[[ダメージ]]のみを防ぐことができなくなってしまった。~
[[OCG]]版のこの[[カード]]がその再現を出来なくしてしまうとは皮肉である。~
[[《破壊輪》]]は後に[[エラッタ]]されたため、アニメ[[効果]]であっても[[ダメージ]]を与えられなくなった。~

**関連カード [#f1ee6ab6]
--作品を跨いで登場したアニメ[[オリジナルカード]]で[[OCG]]化された初の[[カード]]である。~
後に[[OCG]]化されたものには[[《超電磁タートル》]]・[[《ジャイアント・レックス》]]・[[《機械天使の儀式》]]・[[《時の女神の悪戯》]]がある。~
因みに、未[[OCG]]では[[通常魔法]]《蜘蛛の糸》、[[通常罠]]《オフェンシブ・ガード》・《堕天使の施し》がある。~
アニメ[[オリジナルカード]]ではないが、原作及びアニメDMで登場した[[《同胞の絆》]]がアニメGXに登場しているのが確認できる。~
//GX58話、盗人が所持していたカードの中に確認できる

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《破壊輪》]]

**収録パック等 [#c5ac9c44]
-[[《ピケルの魔法陣》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[デュエリストパック−万丈目編−]] DP2-JP026 &size(10){[[Ultra]]};

//**FAQ [#gf465cc7]
//Q:~
//A:
**FAQ [#faq]
Q:[[《ディメンション・ウォール》]]による[[ダメージ]]を[[無効]]化できますか?~
A:いいえ、[[《ディメンション・ウォール》]]は[[効果ダメージ]]を発生させる[[効果]]ではなく、そもそも[[発動]]できません。(13/12/18)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《防御輪》,魔法,速攻魔法,);