*《&ruby(ぼんこつ){凡骨};の&ruby(いじ){意地};/Heart of the Underdog》 [#c6d06720]
 永続魔法
 ドローフェイズにドローしたカードが通常モンスターだった場合、
 そのカードを相手に見せる事で、自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。

 [[混沌を制す者]]で登場した[[永続魔法]]。~
 [[ドローフェイズ]]に[[通常モンスター]]を[[ドロー]]した場合、[[相手]]に公開してさらに[[ドロー]]できる[[効果]]を持つ。~

 通常[[ドロー]]は勿論、[[ドローフェイズ]]内に[[カードの効果]]によって[[ドロー]]した場合も[[効果]]を[[発動]]できる。~
 つまり、この[[カード]]の[[効果]]で[[通常モンスター]]を[[ドロー]]し続ければ、[[デッキ]]が存在する限り、[[ドロー]]し続けることが可能である。~
 もちろん、[[任意効果]]であり、[[通常モンスター]]を[[ドロー]]しても、[[相手]]に見せずに[[効果]]を止めることもできる。~
 ただし、[[自分]]の[[ドローフェイズ]]に[[効果]]を[[発動]]する為、次の自分の[[ターン]]を耐えなければならず、即効性には欠ける。~

 [[通常モンスター]]が続く限り[[ドロー]]ができるので、[[デッキ]]の構成によっては[[手札]]に大幅な[[モンスター]][[アドバンテージ]]を得ることができる。~
 [[通常モンスター]]ばかり[[手札]]に入ることになるので、何らかの方法で[[手札]]を処理しなければ、逆に大量の[[カード]]を捨てることにもなる。~
 これを利用して[[《強制接収》]]を使ってみるのも面白い。~
 また、[[《暗黒界の書物》]]との相性もよい。


-複数枚このカードを[[発動]]すると、[[ドロー]]する[[効果の発動]]を[[チェーン]]することで複数枚の[[ドロー]]が可能になる。~
// 処理は1枚ずつ行うが[[効果]]は重複するため、場合によっては他の[[カード]]を[[手札]]に加えながら[[ドロー]]を継続して大幅な[[手札]]増強を図ることができる。~
しかし、[[効果]]は重複するものの[[任意発動]]できるため、追加[[ドロー]]可能かどうかの判定は最後に[[ドロー]]した1枚のみで判定される。~
--《凡骨の意地》を2枚[[適用]]中(AとBに区別する)、何らかの[[ドロー]]で[[通常モンスター]]が引かれたとする。~
この時、A、Bの順に[[チェーン]]を組んで[[効果の発動]]することにすると、逆順処理によりB、Aの効果の順で[[ドロー]]することになる。~
[[任意効果]]である故、Bのときに[[通常モンスター]]を[[ドロー]]しても[[タイミングを逃す]]ので、Bの[[ドロー]]が何であるかにかかわらず、Aのカードのみで改めての[[効果の発動]]ができるかが決まる。~
Aの[[ドロー]]で[[通常モンスター]]なら再びこの二つの《凡骨の意地》は[[効果の発動]]できるし、それ以外のカードならそれで終了となる。

// 意外と[[ドロー]]が加速しないので残念かもしれないが、2枚[[発動]]中に「(A)[[通常モンスター]]以外のカード・(B)[[通常モンスター]]」の順など「最後が[[通常モンスター]]」ならばさらに[[ドロー]]継続可能なので十分な強さを誇る。

-[[自分]]の[[ドローフェイズ]]に[[《強欲な瓶》]]等で[[ドロー]]した[[カード]]にも、この[[効果]]は[[適用]]される。~
[[《リロード》]]で複数枚を同時に引いた場合は、その中に1枚でも[[通常モンスター]]があればそのうちの1枚だけ見せて[[効果の発動]]をすることができる。~
ただし、この[[カード]]の[[効果]]に[[チェーン]]する等で、[[チェーン]]2以降で[[《強欲な瓶》]]等を[[発動]]しても、[[チェーン]]1の[[効果]]に割り込まれるかたちで[[発動]]タイミングが過ぎ、[[ドロー]][[効果]]を使用できない点には注意が必要である。~

-[[ドロー]]の後に別処理のあるカード(例えば[[《ゴブリンのやりくり上手》]]など)の場合は、例え[[チェーン]]1で[[発動]]しても[[タイミングを逃す]]事になるためやはり[[ドロー]]できない。

-[[手札]]にいる間は[[通常モンスター]]扱いではない[[デュアル]][[モンスター]]を[[ドロー]]しても、追加[[ドロー]]は無い。~
[[手札]]にいる間は[[通常モンスター]]扱いの[[《始祖神鳥シムルグ》]]ならば追加[[ドロー]]できる。

-「凡骨」とは海馬が城之内につけた蔑称の1つである。~
海馬が城之内をバカにする描写から誤解が多いが、「凡骨」とは平凡な才能や素質、いわば「普通の人」の事を指す言葉であり、「天才」の対義語であるが、劣等を表す言葉ではない。~
「自分はトップデュエリストである」という絶対的な自信を持つ海馬ならでは表現だと言える。~
なおアニメ版では城之内が凡骨を[[ポンコツ>《ポンコツの意地》]]と聞き間違える場面があるが、両者の意味はかなり違う。~
また、英語名のUnderdog(負け犬)も海馬が城之内につけた蔑称の1つである。~


-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「KCグランプリ編」において、「闇遊戯vsデュエルコンピューター」戦で登場。~
[[ドラゴン族]]の[[通常モンスター]]が数多く投入されているリックの[[デッキ]]を見た遊戯が彼のために譲った[[カード]]であり、彼の[[デッキ]]には最適の[[カード]]といえる。~
このカードで[[ドラゴン族]][[モンスター]]を大量に[[手札]]に加え、[[《スピリット・ドラゴン》]]でとどめをさした。~
なお、遊戯が言うには「城之内君に似ている」との理由で所持していたらしい。~
この決闘後、城之内に説明を求められた闇遊戯が、遊戯に説明を押し付けて逃げる(人格交代する)というコミカルな場面が見られた。~
ちなみに複数枚所持していたようで、「遊戯vsアテム」の決戦前夜において[[デッキ]]作りのためテーブルに置いた[[カード]]の中に1枚あることが確認できる。~


-コナミのゲーム作品において―~
このカードと直接関連性はないが、[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルにおけるミニゲーム[[エネミーコントローラー>《エネミーコントローラー》]]の最後のコマンドで、[[海馬>《海馬》]]が「さぁ凡骨の意地を見せてみろ!!」と言う。
**関連カード [#gede4c1f]
-[[《光神テテュス》]]
-[[《漆黒のトバリ》]]

-[[《城之内》]]
-[[《凡人の施し》]]
-[[《馬の骨の対価》]]

-[[《アマゾネスの意地》]]
-[[《弱者の意地》]]
//-[[《凡骨の意地》]]
-[[《ポンコツの意地》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《チェーン・マテリアル》]]

-[[《凡人の施し》]]

**ドローフェイズに発動できるドロー効果を持つ魔法・罠の一例 [#z8aa0da4]
 《凡骨の意地》の[[発動]]の[[タイミングを逃す]]ものは除く

-[[永続魔法]]
--[[《漆黒のトバリ》]]

-[[速攻魔法]]
--[[《リロード》]]
--[[《モンスター回収》]]
--[[《手札断殺》]]
--[[《ダイヤモンドダスト・サイクロン》]]
--[[《記憶抹消》]]


-[[通常罠]]
--[[《強欲な瓶》]]
--[[《活路への希望》]]
--[[《八汰烏の骸》]]
--[[《無謀な欲張り》]]
--[[《ギャンブル》]]
--[[《風林火山》]]
--[[《闇霊術−「欲」》]]
--[[《強欲な贈り物》]]
--[[《攪乱作戦》]]


**このカードを使用する代表的なデッキ [#ma76f92f]
-[[【凡骨ビート】]]
-[[【エクゾディア】]]
-[[【凡骨融合】]]

**収録パック等 [#e37a1024]
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP032
-[[混沌を制す者]] 306-032
-[[STRUCTURE DECK−城之内編− Volume.2]] SJ2-050

**FAQ [#v4d2e795]
Q:見せる行為は[[コスト]]ですか?~
A:はい、発動時に見せ[[コスト]]になります。(08/09/20)

Q:発動時に見せた[[カード]]が[[効果解決時]]に[[《マインドクラッシュ》]]などの[[効果]]で[[墓地]]へ送られた場合[[ドロー]]する処理は行いますか?~
A:はい、その場合でも[[ドロー]]する処理は行います。(08/09/20)

Q:この[[カード]]が2枚以上[[自分]][[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在する場合に[[ドローフェイズ]]に[[通常モンスター]]を[[ドロー]]した時、これらの[[カードの効果]]が[[チェーン]]に乗りますか。~
A:はい。乗ります。

Q:[[相手]][[ターン]]の[[ドローフェイズ]]に[[《強欲な瓶》]]の[[効果]]を[[発動]]して[[通常モンスター]]を[[ドロー]]した場合、《凡骨の意地》の[[効果]]を[[発動]]する事ができますか。~
A:いいえ。[[自分]][[ターン]]の[[ドローフェイズ]]でのみ[[効果]]を[[発動]]する事ができます。

Q:[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[効果]]適用中に[[攻撃力]]1500以上の[[通常モンスター]]を[[ドロー]]した場合、どのような処理になりますか?~
A:[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[効果]]は無くなるわけではないので、その[[モンスター]]は自動的に[[墓地]]に送られます。

Q:[[ドローフェイズ]]に[[《始祖神鳥シムルグ》]]を[[ドロー]]した時にこの[[カード]]を[[発動]]できますか?~
A:可能です。

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSへ。~