速攻魔法 (1):自分のデッキからカード名が異なるフィールド魔法カード2枚を選び、 そのうちの1枚を自分フィールドにセットし、もう1枚を相手フィールドにセットする。 この効果でセットしたカードのいずれかがフィールドゾーンにセットされている限り、 お互いに他のフィールド魔法カードを発動・セットできない。
マキシマム・クライシスで登場した速攻魔法。
自分のデッキからフィールド魔法2種類をお互いのフィールドゾーンにセットし、他のフィールド魔法の発動・セットを制限する効果を持つ。
自分のデッキにある2種類のフィールド魔法をお互いのフィールドゾーンにセットする。
フィールド魔法の実質的なサーチとなるだけでなく、フィールド魔法の送りつけも同時に行える。
しかし、相手が発動するかどうかは任意であるため、2種類のフィールド魔法の効果を両方適用された状態は期待できない。
フィールド魔法をサーチするだけであれば《テラ・フォーミング》で事足りるため、このカードを使うならフィールド魔法の送りつけ及びフィールド魔法の上書きを封じる効果も活かしたい。
例えば、送りつけたフィールド魔法が破壊された時の効果を使用したり、発動に制限がかかるフィールド魔法を送りつけて相手のフィールド魔法戦術を阻害する用法である。
後者の場合、送りつけるフィールド魔法はデッキに特定のカードがないと発動自体できない《混沌の場》や、発動するとデメリットを発揮する《オレイカルコスの結界》等が適している。
ただし《オレイカルコスの結界》は2枚目以降の発動ができないため、相手が一度発動した後2枚目を送りつけるとなんらかの手段で破壊しない限りお互いにフィールド魔法が使えなくなる。
《半魔導帯域》なら相手が発動してもしなくても相手のフィールド魔法を封じることができ、発動した場合、お互いにメリット効果を受けるため相性がいい。
速攻魔法であることを活かし、相手がフィールド魔法の効果を発動した際にこのカードで上書きすることで実質無効にする事ができる。
フィールド魔法のルールによる墓地送りなので効果破壊された時の効果を発動させずに除去することが可能で、破壊されない耐性も無視できる。
フィールド魔法を利用するデッキは多く、中には特定のフィールド魔法を戦術の中核に据えるデッキも存在するため、そのようなデッキに対するメタカードになりうる。
反面、デッキに2種類以上のフィールド魔法を要求するため、送りつけるフィールド魔法ともども手札事故の要因となる事もあり、扱いが難しい性能となっている。
元から2種類以上のフィールド魔法を使うデッキに採用する場合、自分がフィールド魔法を発動しない事でメタを発揮できるが、セットを維持する限り自分もメタを受ける事になる。
―イラスト関連