遊戯王カードWiki - 《魔界劇団－ビッグ・スター》のバックアップ(No.18)

《魔界劇団(まかいげきだん)－ビッグ・スター》 †

ペンデュラム・効果モンスター
星７/闇属性/悪魔族/攻2500/守1800
【Ｐスケール：青３/赤３】
(1)：１ターンに１度、自分フィールドの「魔界劇団」モンスター１体をリリースし、
自分の墓地の「魔界台本」魔法カード１枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
【モンスター効果】
(1)：このカードの召喚・特殊召喚成功時には、相手は魔法・罠カードの効果を発動できない。
(2)：１ターンに１度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「魔界台本」魔法カード１枚を選んで自分フィールドにセットする。
この効果でセットしたカードはエンドフェイズに墓地へ送られる。

　ブースターSP－デステニー・ソルジャーズ－で登場した闇属性・悪魔族の最上級ペンデュラムモンスター。
　魔界劇団をリリースして魔界台本をサルベージするペンデュラム効果、召喚・特殊召喚に成功した際に魔法・罠カードの発動を封じる永続効果、デッキから魔界台本をセットする起動効果を持つ。

　魔界劇団においては《魔界劇団－デビル・ヒール》に次いでステータスが高く、レベル７とペンデュラム召喚しやすいこのカードはメインアタッカーとしての働きを期待できる。
　魔界台本をサーチした後は《魔界劇団－デビル・ヒール》や《魔界劇団－ファンキー・コメディアン》でリリースしてしまうのもいいだろう。

　ペンデュラム効果はフィールドの魔界劇団をリリースして使える魔界台本のサルベージ。
　リリースからそのままペンデュラム召喚に繋ぐ事ができるが、墓地に魔界台本を必要としており、先攻１ターン目などの最序盤では使いにくい。
　また、どの魔界台本もフィールドに魔界劇団を必要としている関係上、魔界劇団の頭数を減らすコストがかみ合っておらず、エクストラデッキが肥えたデュエル後半で活きる効果となる。
　ただしデュエル後半においては相手も準備を整えフィニッシャークラスのカードを用意している事も多く、最上級モンスターとしてこのカードを運用したい状況にもなりやすい。
　《エキセントリック・デーモン》をペンデュラム召喚できない点も無視できず、総じてペンデュラムスケールとしての性能はモンスターとしての性能と比べてやや見劣りする。

　(1)のモンスター効果は召喚・特殊召喚に成功した時の魔法・罠カードの発動を封じる効果。
　このカードを含めてペンデュラム召喚すれば、《激流葬》や《奈落の落とし穴》等を発動させずに安全にモンスターを展開できる。
　ただしモンスター効果や召喚・特殊召喚自体を無効にする魔法・罠カードには無力なので、遭遇率の高い《フレシアの蟲惑魔》や《神の通告》には注意したい。

　(2)の効果は魔界台本魔法カードをセットする効果。
　エンドフェイズに墓地へ送ることになるため、そのターン中に発動するのが基本となる。
　中でも《魔界台本「魔王の降臨」》とは相性がよく、あちらの効果でチェーン発動を防ぐことができ、それを嫌った相手がセットカードを破壊すればサーチが行える。
　その場合はこのカードが狙われる可能性が高くなるが、フリーチェーンや効果の発動に反応するもの以外なら(1)の効果も合わせてフィールドに残りやすいので、十分な活躍が期待できる。
　先攻１ターン目など、相手フィールドに何もない状況であれば《魔界台本「オープニング・セレモニー」》が有効。
　ただし、魔界台本をデッキに採用しすぎると魔界台本ばかりが手札に溜まり、肝心のこのカードがペンデュラム召喚できないといった事態になりかねず、魔界台本の枚数自体が少ないケースも多い。
　逆にこのカードの効果で魔界台本のリクルートを連発すると、デュエル後半にはデッキの魔界台本が枯渇してしまう恐れもあるので、有効な状況を見極めて発動したい。

原作・アニメにおいて―
アニメARC-Vで沢渡が使用する魔界劇団の１体。
「ランサーズ候補７人（途中乱入４人含む）vsオベリスク・フォース３人組」戦のバトルロイヤルで初登場。
ペンデュラムゾーンに置かれた《魔界劇団－デビル・ヒール》・《魔界劇団－ファンキー・コメディアン》によってペンデュラム召喚される。
自身の効果で《魔界台本「ファンタジー・マジック」》をサーチし、自身を対象に発動。
そのまま融合モンスター《古代の機械参頭猟犬(アンティーク・ギア・トリプルバイト・ハウンドドッグ)》に攻撃し《魔界台本「ファンタジー・マジック」》の効果でバウンスしたが、通常罠《古代の機械再生融合(アンティーク・ギア・リバース・フュージョン)》発動のトリガーとなってしまった。
以降の沢渡のデュエルでも度々使用されている。