カウンター罠 (1):相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 相手はデッキから1枚ドローする。
遊戯王デュエルモンスターズGX TAG FORCE2 付属カードで登場したカウンター罠。
魔法・罠カードの発動を無効にして破壊した後、相手にドローさせる効果を持つ。
発動を無効にするカウンター罠の中でも、魔法・罠カードの両方を無効化できるのは優秀。
他の類似カードは手札コストやライフコスト等の代償を伴うものが多く、状況に左右されず発動できるのも良い。
しかし、相手にカードを1枚ドローさせるため、基本的にはディスアドバンテージとなる。
このカードは相手ターンに発動することが多いので、相手はドローしたカードをその場ですぐ使うことができてしまう。
このカードで相手の展開を妨害しても、ドローされた新たなカードで展開されてしまうようでは意味が無い。
そのため、汎用性の高さの割に無効化するカードを慎重に選ぶ必要があり、扱いは意外と難しい。
《死者蘇生》のようなデュエル中に二度ドローされることのない強力な制限カードに打ちたいところ。
そうはいっても、うまく狙い通りのカードを無効にできず、結局このカード1枚分だけ損した格好で終わることもままある。
このカードは汎用性は高いが普通のデッキで採用されることはあまりなく、いくつかの相性の良いデッキで採用候補となる。
例えば、カウンター罠であることを活かして、【パーミッション】では採用される。
【コスモロック】や【トランス】のような堅牢なロックデッキでも、多くのカードを封殺できるためデメリットの影響が少なく採用できる。
また、何が何でも通したいカードがあるコンボ系のデッキでも、コンボを決めれば大きなアドバンテージが得られるため、妨害対策として採用されることもある。
やや扱いにくいカードとはいえ汎用性は高く腐ることは少ないため、それ以外でもデッキとの相性が良いと感じたら採用していいだろう。
Q:破壊とドローは同時扱いですか?
A:はい、同時扱いです。(07/02/09)
Q:相手のデッキが0枚のときに発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(07/09/27)
Q:ドローのタイミングはいつですか?
A:このカードのチェーンブロックを組んだ後のこのカードの効果解決時です。
例えば「1:《地砕き》」「2:《破壊輪》」「3:《魔宮の賄賂》」とチェーンが積まれたとします。
この場合「3:《破壊輪》を無効にし破壊、1枚ドロー」「2:処理なし」「1:モンスター破壊」と処理を行います。(07/09/27)
Q:「チェーン1:《地砕き》」「チェーン2:《魔宮の賄賂》」とチェーンを積みました。
この場合、《地砕き》の発動・効果が無効ということは「ドローで一連のチェーン処理が終わる」形になりセットされた《便乗》を表側表示に発動することはできますか?
A:はい。「チェーン1の《地砕き》」が無効になり、最後の効果処理がドローであるため、セットされた《便乗》を表側表示に発動することができます。(07/12/17)