遊戯王カードWiki - 《魔轟神レイヴン》のバックアップ(No.26)

《魔轟神(まごうしん)レイヴン》 †

チューナー（効果モンスター）
星２/光属性/悪魔族/攻1300/守1000
自分の手札を任意の枚数捨てて、その枚数分このカードの
レベルをエンドフェイズ時まで上げる事ができる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
この効果によって捨てた手札の枚数×４００ポイントアップする。
この効果は１ターンに１度しか使用できない。

　LIMITED EDITION 13で登場した光属性・悪魔族の下級モンスターのチューナー。
　手札を捨ててレベルと攻撃力を上げる起動効果を持つ。

　手札を捨てるのはテキスト通りカードの効果である。
　すなわち手札の暗黒界モンスターを捨てることで、その暗黒界モンスターの効果が発動する。

　自らのレベルを操作できる効果はシンクロ召喚において有用な効果である。
　効果を使用したあとは手札を捨てたことによる損失を取り戻せるかが重要になる。
　《ブラック・ローズ・ドラゴン》などの墓地のカードを使用する効果を持ったシンクロモンスターにつなげば、即座に損失を回収できるだろう。
　捨てるカードは、すぐに損失を取り戻せる暗黒界が第一候補となるだろう。
　レベル５の《暗黒界の軍神シルバ》または《暗黒界の武神ゴルド》のうち１枚を捨てれば、レベル８のシンクロモンスターをシンクロ召喚できる。
　同様に《暗黒界の尖兵ベージ》ならばレベル７、追加で手札を１枚捨てるものならレベル８等々、その他にも様々な組み合わせがある。
　もちろん《黄泉ガエル》や《ダンディライオン》を絡ませても良い。
　特に後者はレベル１のトークンが２体生成される為、シンクロ召喚を狙う上でのレベル調整がいっそう容易になる。

　レベルを操作できる効果が際立つが、単純にアタッカーとしても強力である。
　手札を増やしやすいデッキならば高い打点を発揮することができ、１～２枚程度しか捨てなくてもリリースなしで出せるモンスターとしては十分な攻撃力になる。
　相手ターンには低い攻撃力を晒してしまうが、光属性なので《オネスト》に対応しており、相手もうかつには攻撃できないだろう。

《グリード・クエーサー》《コピー・プラント》に続く、自身のレベルを変更できるモンスター。
(情報自体は《コピー・プラント》より早く出ていたが、カード化は《コピー・プラント》より後である。)
《グリード・クエーサー》が相手依存でかつもともとのレベルが高いのに対し、こちらは能動的に操作できて低レベルのため、自由度はこちらが上である。
そのため、シンクロ召喚との相性がいいだけでなく、《突然変異》との相性も非常によい。
しかし、《突然変異》は現在禁止カードである。

《おジャマジック》で手札を増やし、それをさらに捨て…というのは不可能。
１ターンに１度しか効果を使用できない点を忘れないように。

低レベルと半無制限の攻撃力上昇を持つ稀有なカードだが、ロックを抜ける活躍は見込みにくい。
攻撃力を上昇させると同時にレベルも上昇してしまうためだ。
しかし捨てるのが１枚だけであれば攻撃力1700と、レベル３にしては高い数値に到達する。
もっとも、適用されるのは自分のターンのみである為、やはり過信は禁物である。
さらに言うならば、この攻撃力では《ステルスバード》を仕留めることもできない。

単純に考えて、17枚捨てれば攻撃力は8000を超える。
メインフェイズに手札を使う必要があるため、自分ターンの《暗黒のマンティコア》による無限ループは役に立たない。
が、相手ターンの《暗黒のマンティコア》ループや《光神テテュス》《凡骨の意地》のループなら使える可能性がある。

理論上、この効果で自分のカードだけを捨てる場合の攻撃力とレベルの最高値は、攻撃力25300、レベル62である。
なお、《エクスチェンジ》などによって相手のカードを自分の手札に加えることが可能なので、その後相手に渡したカードを別のカードの効果で戻してもらい、それを繰り返すことができれば、理論上はお互いのデッキをほぼすべて捨てることができる。その場合はレベル100を超えることになる。