《魔装機関車 デコイチ/Dekoichi the Battlechanted Locomotive》 †
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1400/守1000
リバース:カードを1枚ドローする。
自分フィールド上に「魔貨物車両 ボコイチ」が表側表示で存在する場合、
さらにその枚数分カードをドローする。
RISE OF DESTINYで登場した闇属性・機械族の下級モンスター。
デッキからカードを1枚ドローするリバース効果を持つ。
最低限のステータスを備えており、ドロー効果の発動条件も非常に緩い。
ステータス・効果共に《スケルエンジェル》を上回る。
属性・種族にも恵まれており、《闇の誘惑》や《リミッター解除》でサポートできる。
効果を使い終わったら《キメラテック・オーバー・ドラゴン》や《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》で相手の場を荒らすのも有効。
また《ブラック・ボンバー》で蘇生し、シンクロ召喚もできる。
ただし、《シャインエンジェル》等のリクルーターに相打ちされる攻撃力には注意したい。
自分の場に《魔貨物車両 ボコイチ》が存在する場合、さらにその数だけドローできる効果も持っているが、こちらを使う機会はほとんどない。
狙うなら、《機械複製術》や《同姓同名同盟》等で《魔貨物車両 ボコイチ》を並べる専用デッキが必要だろう。
- 海外ではなぜかドローカードは日本よりも高く評価される傾向にあり、その中でも悪くないステータスと緩い発動条件を持つこのカードは、日本国内とは全く異なる凄まじい高評価を受けている。
かつてはほぼ全てのデッキに必須カードとして3枚投入されており、あたかも全盛期の《E・HERO エアーマン》の様な採用率を誇っていたのである。
海外でドローが評価された理由としては、日本と海外のカードプールの差異があり、《おろかな埋葬》など一部の強力カードが海外未発売カードだったためにサーチカードが乏しかったという背景がある。
実際、日本チャンピオンが世界大会(英語版が存在するカードしか使用できない)に出場する際、国内大会では全く使っていなかったこのカードをデッキに3積みした例も存在する。
現在ではデュエルの中心がテーマデッキになるにつれ、このカードの使用率は以前ほどではなくなっている。
それでも、KONAMIの英語版公式サイトにこのカードと《ブラック・ボンバー》3積みの【カラクリ】デッキサンプルが掲載されるなど、このカードの評価は依然として国内よりかなり高い。
因みに我が国でこのカードが環境トップデッキに入ったのは【未来オーバー】でキーカードを引きやすくするために採用された時くらいである。
- 元ネタは日本で最も多く製造された蒸気機関車、D51型か。
石炭と水を積む炭水車を持つ「テンダー機関車」で、本来貨物用であるが実際にはその使い勝手の良さから旅客用にも多用された。
現在では「デゴイチ」の愛称で知られるが、実は元々の愛称は「デコイチ」であり、「デゴイチ」は後世に訛ったものである。
わざわざあまり知られていない古い愛称を使用するあたり、デザイナーのこだわりが感じられる。
- 《魔貨物車両 ボコイチ》の「ボコ」とこのカードの「デコ」を合わせると「デコボコ(凸凹)」になる。
ちょっとした洒落なのかもしれない。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:自分の魔法&罠カードゾーンに表側表示で存在する装備カードの《魔貨物車両 ボコイチ》の数も含めてドローすることができますか?
A:はい、できます。(10/07/16)