*《&ruby(まそうきかんしゃ){魔装機関車}; デコイチ/Dekoichi the Battlechanted Locomotive》 [#lb862658]
 効果モンスター
 星4/闇属性/機械族/攻1400/守1000
 リバース:カードを1枚ドローする。
 自分フィールド上に「魔貨物車両 ボコイチ」が表側表示で存在する場合、
 さらにその枚数分カードをドローする。

 [[RISE OF DESTINY]]で登場した[[闇属性]]・[[機械族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[デッキ]]からカードを1枚[[ドロー]]する[[リバース効果]]を持つ。~

 最低限の[[ステータス]]を備えており、[[ドロー]][[効果]]の[[発動条件]]も非常に緩い。~
 [[ステータス]]・[[効果]]共に[[《スケルエンジェル》]]を上回る。~
 弱小[[モンスター]][[相手]]の[[戦闘]]ならばこなせる[[攻撃力]]は、いざという場面で差が出てくることもある。~
 ただし、[[《シャインエンジェル》]]等の[[リクルーター]]に[[相打ち]]される[[攻撃力]]には注意したい。~
 [[属性]]・[[種族]]にも恵まれており、[[《闇の誘惑》]]や[[《リミッター解除》]]でサポートできる。~
 効果を使い終わったら[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]や[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]で[[相手]]の場を荒らすのも有効。~
 また[[《ブラック・ボンバー》]]で[[蘇生]]し、[[シンクロ召喚]]もできる。~
 [[《発条機甲ゼンマイスター》]]等で何度も[[効果]]を発動させればかなりの[[アドバンテージ]]を得られる。

 [[自分]]の場に[[《魔貨物車両 ボコイチ》]]が存在する場合、さらにその数だけ[[ドロー]]できる効果も持っている。~
 最大で4枚[[ドロー]]できるが、条件を満たすのは難しい。~
 狙うなら、[[《機械複製術》]]や[[《同姓同名同盟》]]等で[[《魔貨物車両 ボコイチ》]]を並べる専用デッキが必要だろう。~

-[[《カオス・インフィニティ》]]と[[エクシーズ召喚]]の登場により、同じ[[ドロー]]系[[リバース効果モンスター]]の中でも抜きん出た存在となった。~
この[[カード]]を[[セット]]し、即座に[[《カオス・インフィニティ》]]で[[リバース]]・[[機皇兵]]を[[特殊召喚]]、この[[カード]]の[[リバース効果]]で[[ドロー]]した後、2体の[[モンスター]]で[[ランク]]4の[[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]できる。~
[[エクシーズ召喚]]先のうち[[《発条機甲ゼンマイスター》]]と[[《ギアギガント X》]]は[[《一族の結束》]]を阻害せず、前者は[[フィールド]]上の[[同名カード]]と相性がよく、後者は後続の[[同名カード]]を[[サーチ]]・[[サルベージ]]できる。

//-忘れがちだが、あくまで[[リバース効果]]。~
//[[裏側守備表示]]のこのカードを[[《強制転移》]]で[[相手]]に[[送りつけ]]ても[[ドロー]]するのは[[相手]]である。

-海外では[[ドロー]][[カード]]が日本よりも高く評価される傾向にあり、その中でも悪くない[[ステータス]]と緩い[[発動条件]]を持つこの[[カード]]は凄まじい高評価を受けている。~
かつてはほぼ全てのデッキに[[必須カード]]として3枚投入されており、あたかも全盛期の[[《E・HERO エアーマン》]]の様な採用率を誇っていたのである。~
[[デュエル]]の中心が[[テーマデッキ]]に移行した現在では以前ほどの採用率ではなくなっているものの、それでも[[KONAMI]]英語版公式サイトにこの[[カード]]と[[《ブラック・ボンバー》]]3枚積みの[[【カラクリ】]]レシピが掲載されるなど、その影響力は未だに衰えていない。~
因みに日本国内でこの[[カード]]が[[環境]][[トップデッキ>主流デッキ]]に入ったのは、[[【未来オーバー】]]でキーカードを引きやすくするために採用された時くらいである。

--海外で[[ドロー]]が評価される理由の背景としては、日本と海外のカードプールの差異があり、[[《おろかな埋葬》]]などの一部の強力な[[カード]]が[[海外では未発売だった>海外未発売カード]]ために、[[サーチ]]手段が少なかったことにある。~
実際、日本チャンピオンが世界大会(英語版が存在するカードしか使用できない)に出場する際、国内大会では全く使っていなかったこの[[カード]]を3枚積みした例も存在する。~

-元ネタは日本で最も多く製造された蒸気機関車、D51型か。~
石炭と水を積む炭水車を持つ「テンダー機関車」で、本来貨物用であるが実際にはその使い勝手の良さから旅客用にも多用された。~
現在では「デゴイチ」の愛称で知られるが、実は元々の愛称は「デコイチ」であり、「デゴイチ」は後世に訛ったものである。~
わざわざあまり知られていない古い愛称を使用するあたり、デザイナーのこだわりが感じられる。

-[[《魔貨物車両 ボコイチ》]]の「ボコ」とこのカードの「デコ」を合わせると「デコボコ(凸凹)」になる。~
ちょっとした洒落なのかもしれない。

-原作・アニメにおいて―~
[[STARTER DECK(2006)]]スペシャル版のルール紹介DVD「デュエルマスターズガイド」デモデュエル「十代VS翔」で翔が使用。~
このカードの[[リバース効果]]で[[《融合》]]を[[ドロー]]し、[[《スチームジャイロイド》]]の[[融合召喚]]への布石となった。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]では[[《魔貨物車両 ボコイチ》]]が収録されていないため、[[ドロー]]できる枚数は常に1枚である。~

**関連カード [#c27ae6a4]
-[[《魔貨物車両 ボコイチ》]]

-[[《暗黒のミミック LV1》]]
-[[《スケルエンジェル》]]

**収録パック等 [#mc22bd4b]
-[[RISE OF DESTINY]] RDS-JP032 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP092 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#e69e08dc]
Q:[[自分]]の[[魔法&罠カードゾーン]]に[[表側表示]]で存在する[[装備カード]]の[[《魔貨物車両 ボコイチ》]]の数も含めて[[ドロー]]することができますか?~
A:はい、できます。(10/07/16)