*《魔導ギガサイバー/The Fiend Megacyber》 [#p386b64d]
 効果モンスター
 星6/闇属性/戦士族/攻2200/守1200
 自分のフィールド上モンスターが相手のフィールド上モンスターより2体以上少ない場合、
 このカードは手札から特殊召喚できる。

 通称「ギガ様」と呼ばれている、闇属性・戦士族の半上級モンスターにして、半上級モンスターの開祖。~
 プレイングに左右される渋い効果から玄人に好まれ、一部に熱狂的な愛好者がいるカードである。~
 このカードが登場した時、このカードはその「上級モンスターにもかかわらず特定の状況下で下級モンスターとなる」効果から「半上級モンスター」と呼ばれ、以降『通常召喚も可能だが、他のカードの手を借りずに手札から生け贄・デメリットなしで召喚が可能な上級モンスター』は全て「半上級モンスター」と称されるようになった。~

 この半上級モンスターの役割は、起死回生の一刀や、対《スケープ・ゴート》等、重要な局面でのものが多い。~
 多少プレイングによる所は大きいが、1ターンに2体のモンスターを展開できるため、大きくリバーサルを狙うことができる「反撃」を得意とするモンスターである。~
 仮に、相手が2体のモンスターを展開していたとしても、このカードともう1枚を召喚するだけで対等となる。~
 それ所か、このカードの攻撃で、その内の1体でも破壊することができれば、状況は明らかに有利に傾く。~
 例え《サイバー・ドラゴン》と《死霊騎士デスカリバー・ナイト》であっても、どちらかを選択して殴り倒せる攻撃力もポイント。~
 更に、《月読命》にギリギリ処理されない守備力も評価ポイントである。~

 主な特徴は効果による召喚だが、闇属性の攻撃力2200であるため《魔のデッキ破壊ウイルス》の媒体にできる。~
 また、《ドラゴン・ウォリアー》や《闇魔界の竜騎士 ダークソード》等に《突然変異》できることも覚えておこう。~
 特殊召喚手段以外に効果は無いので、変異した方が有効に動くことも多い。~

 中々評価されづらいカードではあるが、《サイバー・ドラゴン》が猛威を振るう現環境ではかなりマッチした能力であると言える。~
 それ以外でも、モンスターを2体以上展開されやすい現環境では、特殊召喚の機会はかなり多い。~
 頻繁に見る《サイバー・ドラゴン》の「奇襲」に対して「反撃」できる点は、十分な強みと言えるだろう。~

 なお、現在は【D−HERO】の打撃力アップのために投入されることが多い。~
 ステータスの低さから高速で墓地に落ちていくため、モンスターの数に差がつきやすいD−HEROとのシナジーは抜群である。~
 (相方が弱いからというのも嫌なシナジーだが)~
 属性と種族を同じとするため《戦士の生還》などのサポートカードの恩恵も受けられる。~
 更に、《D−HERO ダッシュガイ》の効果の有効活用も狙える。~

 また、同様に下級モンスターが弱い【戦士族】でも活躍できる。~
 【サイカリバー】に的確な対策ができる効果と能力を持つ、数少ない有効な上級モンスターであるからだ。~

-同属性・同種族の半上級モンスターには《疾風の暗黒騎士ガイア》が存在する。~
手札が1枚にならねば召喚できないため展開が遅く、守勢時の防衛に長ける「伏兵」としての性格が強い。~
どちらも『後の先の返し』という、劣勢時に強いモンスターであることは間違いない。~

-《おジャマトリオ》と併用すれば2体まで特殊召喚可能。~
なお、相手よりモンスターが2体以上少なければいいので、自分のフィールドにモンスターが居ても特殊召喚可能。~
自分のフィールドにモンスターがいる場合は特殊召喚できない《サイバー・ドラゴン》と混同しないように。~

-日本語の名前「ギガ(Giga)」は「10億倍」を意味していると思われる。~
しかし、英語の名前は「Mega(メガ)」、すなわち「100万倍」…あれ、スケール小さくなってる?

-原作・アニメにおいて―~
バトルシティ編にてエスパー絽場が《サイバー・レイダー》を生け贄に召喚。~
しかし《ランドスターの剣士》+《天使のサイコロ》+《悪魔のサイコロ》のコンボにより返り討ちにされてしまった。

**関連カード [#xaf6ebb4]
-[[《サイバー・ドラゴン》]]
-[[《THE トリッキー》]]
-[[《疾風の暗黒騎士ガイア》]]

**収録パック等 [#eadabb71]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP203
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-038
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-50

**FAQ [#oa67b427]
Q.

A.