*《&ruby(まどう){魔導};ギガサイバー/The Fiend Megacyber》 [#p386b64d]
 効果モンスター
 星6/闇属性/戦士族/攻2200/守1200
 自分のフィールド上モンスターが相手のフィールド上モンスターより2体以上少ない場合、
 このカードは手札から特殊召喚できる。

 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]で登場した[[闇属性]]・[[戦士族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[半上級モンスター]]の開祖である。~
 後述のように、旧テキストだと[[特殊召喚]]と書いていないので注意が必要なカードの一つである。~

 このカードが登場した時期、このカードはその「[[上級モンスター]]にもかかわらず特定の状況下で[[下級モンスター]]となる」[[効果]]から「[[半上級モンスター]]」と呼ばれた。~
 以降、「[[通常召喚]]も可能だが、他のカードの手を借りずに[[手札]]から[[生け贄]]なしの[[召喚]]が可能な[[上級モンスター]]」は全て「[[半上級モンスター]]」と称されるようになった。

 この[[半上級モンスター]]の役割は、起死回生の一刀や、対[[《スケープ・ゴート》]]等、重要な局面でのものが多い。~
 プレイングによるところは大きいが、1[[ターン]]に2体の[[モンスター]]を展開できるのは強力。~
 [[相手]]の展開時に大きくリバーサルを狙うことができる「反撃」を得意とする[[モンスター]]である。~
 仮に、[[相手]]が2体の[[モンスター]]を展開していたとしても、このカードともう1枚を[[召喚]]するだけで対等となる。~
 それどころか、このカードの[[攻撃]]で、その内の1体でも[[破壊]]することができれば、状況は明らかに有利に傾く。~
 例え[[《サイバー・ドラゴン》]]と[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]であっても、どちらかを[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]できる[[攻撃力]]もポイント。

 主な特徴は[[効果]]による[[召喚]]だが、[[闇属性]]の[[攻撃力]]2200であるため[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体にできる。~
 [[《ダークゾーン》]]さえ[[発動]]していれば[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体にもなる。~
 [[特殊召喚]]手段以外に[[効果]]はないので、こちらの使い方の方が有効に動くことも多い。~

 なかなか評価されにくいカードではあるが、[[《サイバー・ドラゴン》]]が猛威を振るう現[[環境]]にかなりマッチした能力であるといえる。~
 それ以外でも、[[モンスター]]を2体以上展開されやすい現[[環境]]では、[[特殊召喚]]の機会はかなり多い。~
 頻繁に見る[[《サイバー・ドラゴン》]]の「奇襲」に対して「反撃」できる点は、十分な強みといえるだろう。~
 [[《サイバー・ドラゴン》]][[召喚]]+[[下級モンスター]][[通常召喚]]でのフィールド制圧に一枚で対応できる。~

 [[【D−HERO】]]の打撃力アップのために投入されることが多い。~
 ステータスの低さから高速で[[墓地]]に落ちるため、[[モンスター]]の数に差がつきやすい[[D−HERO]]との[[シナジー]]は抜群である。~
 「片方がやられやすいから」というのも嫌な[[シナジー]]だが、[[属性]]と[[種族]]が同じであるため[[《戦士の生還》]]などの[[サポートカード]]の恩恵も受けられる。~
 [[《D−HERO ダッシュガイ》]]の[[召喚]]補助[[効果]]を活用する機会も増えるだろう。~

 [[下級モンスター]]が主体の[[【戦士族】]]では貴重な[[上級モンスター]]として活躍できる。~
 [[《戦士の生還》]]、[[《連合軍》]]の[[効果]]を受けることができ、自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]できない時は[[《不死武士》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]すれば、ロスも少なく済む。~
 また、[[特殊召喚]]後に[[《切り込み隊長》]]を[[召喚]]することで、1[[ターン]]に[[モンスター]]を3体展開できる。~
 さらに[[《コマンド・ナイト》]]を[[特殊召喚]]し[[《連合軍》]]を使用すると、この[[カード]]の[[攻撃力]]は3200、総[[攻撃力]]は7600と破格の数値を誇る。~
 比較的簡単に狙える[[コンボ]]なので覚えておくとよいだろう。~

 [[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]の登場により、容易に奪われてしまう[[《サイバー・ドラゴン》]]が使いづらくなってしまった。~
 そのため今後[[【サイカリバー】]]から[[《サイバー・ドラゴン》]]を抜いて、このカードを採用する【ギガカリバー】なるものが現れるかもしれない。~
 そのため今後[[【サイカリバー】]]から[[《サイバー・ドラゴン》]]を抜いて、このカードを採用する【ギガサイカリバー】なるものが現れるかもしれない。~

-プレイングに左右される渋い[[効果]]から玄人に好まれ、一部に「ギガ様」とこのカードを呼ぶ程の熱狂的な愛好者がいるカードである。~

-同[[属性]]・同[[種族]]の[[半上級モンスター]]には[[《疾風の暗黒騎士ガイア》]]が存在する。~
[[手札]]が1枚にならなければ[[召喚]]できないため展開が遅く、守勢時の防衛に長ける「伏兵」としての性格が強い。~
どちらも「後の先の返し」という、劣勢時に強い[[モンスター]]であることは間違いない。~

-[[《おジャマトリオ》]]と併用すれば2体まで[[特殊召喚]]が可能。~
なお、[[相手]]より[[モンスター]]が2体以上少なければいいので、[[自分]]の[[フィールド]]に[[モンスター]]が存在しても[[特殊召喚]]が可能。~
[[自分]]の[[フィールド]]に[[モンスター]]が存在する場合は[[特殊召喚]]できない[[《サイバー・ドラゴン》]]と混同しないようにしたい。~

-日本語の名前「ギガ(Giga)」は「10億倍」を意味していると思われる。~
しかし、英語の名前は「Mega(メガ)」、すなわち「100万倍」。~
1000倍もスケールダウンしてしまっている。

-旧テキストは、以下の通り。
 自分のフィールド上モンスターが相手より2体以上少ない場合、
 このカードは生け贄なしで召喚できる。
「[[特殊召喚]]」可能な[[効果]]なのだが、これでは「[[通常召喚]]扱い」か「[[特殊召喚]]」か紛らわしかったためか、復刻時にテキストが修正されている。

-原作・アニメにおいて―~
バトルシティ編において、エスパー絽場が[[《サイバー・レイダー》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]。~
ちなみにこの時は[[効果]]の無い[[通常モンスター]]だったようである。~
しかし[[《ランドスターの剣士》]]+[[《天使のサイコロ》]]+[[《悪魔のサイコロ》]]の[[コンボ]]により返り討ちにされてしまった。~
その後、アニメオリジナル「ドーマ編」での「城之内vs舞(1戦目)」において城之内が使用。~
この時は自身の[[特殊召喚]][[効果]]で[[フィールド]]に[[召喚]]された。

--ファラオの記憶編において、神官アクナディンによって「ガディウス」という名の[[モンスター]]が[[召喚]]されているが、細部が《魔導ギガサイバー》に酷似している。

-コナミのゲーム作品において―~
DM3でその全貌が明らかになりその時の[[種族]]が[[戦士族]]だった為、OCG化の際にも[[戦士族]]となった。~
もちろんエスパー絽場の[[デッキ]]に入っている。~
しかし少し遅れて登場した[[《サイバー・レイダー》]]と[[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]はいずれも[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]にあわせて[[機械族]]となってしまった(DM3〜4では前者は[[戦士族]]、後者は[[魔法使い族]]であった)ため、早めに登場したことが祟りエスパー絽場のカードでは一人はみだしてしまう結果となった。~
しかし後に登場する[[《戦士の生還》]]や[[《サイバー・ドラゴン》]]、[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]等のことを考えると、彼が[[戦士族]]となったのはよかったことなのかもしれない。

**関連カード [#xaf6ebb4]
-[[半上級モンスター]]
//両フィールド上に依存~
//-[[《魔導ギガサイバー》]]
-[[《サイバー・ドラゴン》]]
-[[《グラヴィティ・ベヒモス》]]
-[[《神禽王アレクトール》]]
-[[《ビッグ・ピース・ゴーレム》]]

**収録パック等 [#eadabb71]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP203 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-038 &size(10){[[Rare]]};
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-50 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};

//**FAQ [#oa67b427]
//Q:~
//A: