*《&ruby(まどうきし){魔導騎士};ギルティア/Giltia the D. Knight》 [#s98aebd2]
 融合モンスター
 星5/光属性/戦士族/攻1850/守1500
 「冥界の番人」+「王座の守護者」

 [[Vol.6]]で登場した[[光属性]]・[[戦士族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[融合素材]]は[[《冥界の番人》]]と[[《王座の守護者》]]。~

 [[《簡易融合》]]で[[特殊召喚]]できる[[光属性]]・[[レベル]]5[[モンスター]]。~
 同じく[[レベル]]5・[[光属性]]の[[融合モンスター]]には[[《音楽家の帝王》]]と[[《おジャマ・ナイト》]]が存在する。~
 前者は[[《アーカナイト・マジシャン》]]などの[[シンクロ素材]]にでき、後者は[[《奈落の落とし穴》]]にかからない[[ステータス]]を持つ。~
 これら3種は[[種族]]や[[攻撃力]]が違い、それぞれで差別化ができるが、この[[カード]]はこの中で最大[[攻撃力]]のため[[種族]]に拘らないならこれを入れるといいだろう。~

 [[《セイクリッド・プレアデス》]]の[[エクシーズ素材]]となれるので、主に[[【セイクリッド】]]で活用することになる。~
 [[《簡易融合》]]で[[特殊召喚]]できる[[戦士族]]では最大の[[攻撃力]]を持つため、[[《ターレット・ウォリアー》]]の[[コスト]]にしたり、[[デッキ]]構成によっては[[《No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー》]]を狙ったりもできる。~
 [[下級]][[アタッカー]]程度の[[攻撃力]]はあるため、[[《ダイガスタ・エメラル》]]で[[蘇生]]しても良いだろう。~
 これら3種では最大の[[攻撃力]]を持つが、制約上[[特殊召喚]]した[[ターン]]は[[攻撃]]できないため優先理由にはならない。~
 そもそも[[《No.12 機甲忍者クリムゾン・シャドー》]]・[[《始祖の守護者ティラス》]]・[[《セイクリッド・プレアデス》]]と対応する[[ランク]]5[[エクシーズモンスター]]の性能を考えるならば、[[《奈落の落とし穴》]]にかかってしまう点はかなりのマイナスである。~
 高[[レベル]]の[[シンクロ召喚]]に用いる場合も同様。~
 [[《簡易融合》]]は[[蘇生制限]]こそ満たすが、[[《おジャマ・ナイト》]]のように特別使いやすい[[蘇生]][[カード]]に対応しているわけでもない。~
 [[《ダイガスタ・エメラル》]]には対応するが、[[下級]][[アタッカー]]にも[[戦闘破壊]]を許す微妙なラインであり、[[《ダイガスタ・エメラル》]]自体、[[融合モンスター]]と[[ランク]]5[[エクシーズモンスター]]等で[[エクストラデッキ]]を圧迫するため採用しにくくなる。~

 [[戦士族]]である点を活かせれば差別化は容易だが、肝心の[[戦士族]][[サポートカード]]に相性の良いものが少ない。~
 [[《ターレット・ウォリアー》]]では明らかに効率が悪く、[[《不退の荒武者》]]の[[シンクロ素材]]としても特別適しているわけでもない。~
 [[《セイクリッド・プレアデス》]]とは[[種族]]が共通するも、もう一方の[[レベル]]5[[光属性]][[戦士族]]は展開手段も優れず、やはり相性の良いものが少ない。~
 この点から[[エクシーズ召喚]]を狙うと、[[《群雄割拠》]]や[[《不死武士》]]、[[《一族の結束》]]とも噛み合わない。~
 [[《ライトレイ ギア・フリード》]]の[[特殊召喚]]条件と[[墓地コスト]]を同時に稼げる点や、[[《ギガンテック・ファイター》]]などの大型[[シンクロモンスター]]を利用する形の[[【戦士族】]]で採用する事になるだろう。~
 また、[[フィールド]]に存在する時に[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]や[[《連鎖除外》]]の影響を受けないので、これらのほうが[[《奈落の落とし穴》]]より多いとふんだ場合は[[《おジャマ・ナイト》]]より優先させる価値がある。~

-[[《炎の剣士》]]と同じくOCG化の際になぜか[[融合モンスター]]化した[[カード]]。~
能力値も似たり寄ったりで実用性は低く、[[融合素材]]も関連性が全くない上になんだかよく分からないチョイスである。~
能力値も似たり寄ったりで実用性は低く、[[融合素材]]もあちら以上に関連性の薄い組み合わせであった。~
原作の再現が困難になったことで登場当時は大きな非難を受けた。~
7年後の[[CYBERDARK IMPACT]]で[[《簡易融合》]]が登場しようやく出しやすくはなったが、相変わらず存在価値は微妙。~
[[《神剣−フェニックスブレード》]]の[[除外]][[コスト]]になり、その後[[《次元融合》]]等で[[特殊召喚]]することも可能であるため、稀ではあるが[[生け贄]]要員として[[ブレード系>【エアブレード】]]の[[デッキ]]に採用されることがあった程度である。~
この[[カード]]の存在が見直されたのは[[《セイクリッド・プレアデス》]]が登場した2011年になってからであり、登場から実に12年もの歳月を経ている。~
後に[[CYBERDARK IMPACT]]で[[《簡易融合》]]が登場した事で、他の[[融合モンスター]]同様活躍の機会を得る。~
もっとも、上記のように優先可能な条件がそれなりに限定されており、実際に評価を得るまでには長い年月を要している。~

-[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]登場以前は、[[ブレード系>【エアブレード】]]の[[デッキ]]で[[《モンスターゲート》]]や[[《光帝クライス》]]の[[リリース]]要員として稀に採用される事もあった。~
[[《神剣−フェニックスブレード》]]の[[除外]][[コスト]]になり、その後[[《次元融合》]]等で[[特殊召喚]]することも可能であるためである。~
展開手段である[[《簡易融合》]]の性質上、[[《モンスターゲート》]]や[[《名推理》]]を止める事がなく、[[《サイバー・ヴァリー》]]の[[ドロー]]も狙えたので、この中でも[[【ドグマブレード】]]とは比較的相性が良かった。~
もっとも、[[コスト]]止まりで単体で機能しないため、[[カード]]プールの増加と[[デッキ]]内容の研究が進むにつれ、これらの[[デッキ]]でも採用率は下がっていった。

-城之内が使用したからか、[[魔法剣士>《魔法剣士ネオ》]]・[[魔導戦士>《魔導戦士 ブレイカー》]]・[[超魔導剣士>《超魔導剣士−ブラック・パラディン》]]は[[魔法使い族]]なのに魔導騎士は[[戦士族]]。~
少なくとも、[[《魔法剣士ネオ》]]よりは[[魔法使い族]]に見えるのだが。~
しかし、[[後に登場した魔導騎士>《魔導騎士 ディフェンダー》]]や[[魔導戦士>《魔導戦士 フォルス》]]、[[魔導剣士>《魔導剣士 シャリオ》]]はみな[[魔法使い族]]であり、[[戦士族]]の魔法戦士系統の[[モンスター]]は現在もこの[[モンスター]]のみである。~

-原作・アニメにおいて―~
「王国編」における「城之内vsキース」戦で城之内が使用。~
[[《振り子刃の拷問機械》]]を[[破壊]]しようとするものの、魔法[[攻撃]]を[[無効]]にするキースの[[モンスター]]には[[攻撃]]が通用せず、[[《TM−1ランチャースパイダー》]]に瞬殺されている。~
アニメオリジナルの「遊戯vs城之内」では先鋒として[[召喚]]され、[[《エルフの剣士》]]を倒したが[[《暗黒騎士ガイア》]]に葬られる。~
続く「バトルシティ編」の「城之内vs絽場」では、エキスパートルールを理解していない城之内が[[生け贄]]を出さずに[[召喚]]しようとしたため、[[破壊]]されている。~
後の「城之内vs梶木」では間違って[[デッキ]]に入ったままの[[《寄生虫パラサイド》]]が場に存在するにもかかわらず、何故か[[生け贄召喚]]に成功した。~
しかし直後に[[《激流葬》]]で吹き飛ばされてしまう。~
なお、この時アニメではこの[[カード]]ではなく[[《ガルーザス》]]が使用されている。~

--[[戦士族]]好きの城之内らしい[[カード]]だが、その姿や能力値とは裏腹にやられ役。~
能力的には、王国編で確認できる城之内の持っていた[[戦士族]][[モンスター]]の中では2番目に[[攻撃力]]が高い。~
[[攻撃]]名は「ソウル・スピア」。

--アニメでは海馬も所持している。~
[[《青眼の白龍》]]の交換条件として海馬が双六に提示したジュラルミンケース一杯の[[カード]]の一枚。~
「乃亜編」回想シーンでも、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明する際に使用。
「乃亜編」の回想シーンにおいて、海馬がモクバに株の仕組みを計100枚の[[カード]]で説明する際に使用している。~

--遊戯王Rの「城之内vs北森玲子」戦でも登場。~
[[《リトル・ウィンガード》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]され、《パペット・ルーク》を撃破。~
更に[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]と[[融合]]して《鋼鉄の魔導騎士−ギルティギア・フリード》となり、勝利に貢献した。~
[[トーナメントパック2008 Vol.1]]での唐突な再録は[[《簡易融合》]]の他にも、この辺りが要因だろうか。

--[[上級モンスター]]としては[[ステータス]]が低いが、エキスパートルール移行後も愛用されているのは[[戦士族]]では貴重な「魔法攻撃」が使える[[モンスター]]だからか。~
原作では「[[《マシュマロン》]]は魔法攻撃でしか破壊できない」など、物理攻撃と魔法攻撃には大きな差異が存在している。~

--アニメGXの「十代vsミスターT」(2戦目)で登場した[[装備魔法]]《フュージョン・ショット》の[[イラスト]]に登場している。~

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは[[通常召喚]]可能な[[通常モンスター]]として登場し、オリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「魂を貫くと言われる槍を持ち魔法攻撃を仕掛けてくる」と書かれている。~
また、「魔法攻撃ソウル・スピアは敵を一瞬で倒すと言われている」という[[テキスト]]も存在する。~
また真DM2では、[[モンスター]]の戦闘アニメーションで[[攻撃]]を受けると、「うわー」と連呼する[[モンスター]]。~
他にも[[《ジャジメント・ザ・ハンド》]][[《マグネッツ1号》]]なども同じように連呼する。~
フォルスバウンドキングダムでも登場し、[[レベル]]55で[[闇族>種族]]のみに[[ダメージ]]を与える「ホーリー・パニッシュメント」という超必殺技を覚える。~
しかし、CPUのこの[[モンスター]]の使い方に問題があり、CPUが[[闇族>種族]]を使用していて、[[プレイヤー]]が[[闇族>種族]]を使用していなくても「ホーリー・パニッシュメント」を使用してくる。~

**関連カード [#gbe77248]
-[[《冥界の番人》]]
-[[《王座の守護者》]]

-[[《魔導騎士 ディフェンダー》]]

**収録パック等 [#rc90dfea]
-[[Vol.6]]
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-34
-[[トーナメントパック2008 Vol.1]] TP05-JP008