効果モンスター 星3/地属性/魔法使い族/攻1600/守 800 自分が「魔導書」と名のついた魔法カードを発動した 自分のターンのエンドフェイズ時、 フィールド上のこのカードをゲームから除外して発動できる。 デッキから光属性または闇属性の魔法使い族・レベル5以上のモンスター1体と、 「魔導書」と名のついた魔法カード1枚を手札に加える。 「魔導教士 システィ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
ABYSS RISINGで登場した地属性・魔法使い族の下級モンスター。
魔導書を発動した自分ターンのエンドフェイズに除外することで、2枚のカードをサーチすることができる。
魔導書と名のついた魔法カードに加え、対応する魔法使い族の種類も豊富であり、サーチによって得られる恩恵は非常に大きい。
しかし、条件を満たしたエンドフェイズという遅さのためにサーチしたカードはそのターン内には使えない。
加えて、自分エンドフェイズにこのモンスターを除外してしまうため、場を1体分減らして相手にターンを譲ることになる。
よって、他に戦線が整っているか、何らかの魔法・罠カードや《冥府の使者ゴーズ》などの対応策が既に用意できている状態でなければ危険が伴う。
無論、サーチしたカード自体もまた警戒され対策を取られる可能性がある。
魔導にはデメリットこそあるものの、同条件においてメインフェイズに魔法使い族をデッキから直接特殊召喚できる《魔導召喚士 テンペル》が存在する。
特殊召喚に制限のあるモンスターをサーチできる利点はあるが、そうした重いモンスターの準備として場を空けてしまうのはリスクが大きい。
魔導書をサーチする効果においても、同様に条件もなく召喚だけでサーチが可能な《魔導書士 バテル》が優先されるだろう。
このカードを活用するタイミングは、上記のようなデメリットやリスクを理解して秤にかけ、よく考えてから決めるべきだろう。
このカードを採用する場合、一気に2枚をサーチできること、単体のステータスがこれらより高めなことなどを活かしたい。
ドローとサーチの差異はあるが、自身がフィールドから離れて手札を2枚増やしターンを終了するという《カードカー・D》との類似点がある。
特殊召喚もバトルフェイズも封じられず比較的自由に動ける。
メインフェイズ2でも発動可能なため、召喚権が余ったらカード・アドバンテージに変えられるのは大きな利点である。
ただし、サーチ先がデッキ内にある事が必須条件となる。
【魔導書】なら魔導書は問題ないとしても、条件を満たす魔法使い族がデッキに無いと効果を発動する事ができない。
それが上級モンスターであるため、おのずとデッキ内の枚数も少なくなる。
最悪サーチ先が無くなってしまった場合は、《魔導弓士 ラムール》と共にエクシーズ素材にしてしまうのも手である。
サーチする魔法使い族として、まず《魔導法士 ジュノン》との相性が良い。
同時に魔導書をサーチできる効果のおかげで特殊召喚しやすくなる。
また、フィールドを空ける事を利用して《太陽の神官》を活用する方法もある。
手札に《ガガガマジシャン》や《魔導戦士 フォルス》等レベル5になれるモンスターが居れば、《魔導皇聖 トリス》のエクシーズ召喚を狙える。
《サイクロン》等により安全性が確保できるなら、《ヒュグロの魔導書》で攻撃するための十分な攻撃力を持っている。
特殊召喚を封じられてしまう《ヴェルズ・オピオン》の攻撃力を上回る事ができ、その魔導書で発動条件を満たす事ができる。
―《魔導教士 システィ》の姿が見られるカード
―光属性
―闇属性
Q:魔導書と名のついた魔法カードを発動した後にこのカードを召喚などを行った場合でも、このカードの効果は発動できますか?
A:はい、発動できます。(12/07/23)