魔導雑貨商人(まどうざっかしょうにん)/Magical Merchant》

効果モンスター
星1/光属性/昆虫族/攻 200/守 700
リバース:自分のデッキを上からめくり、
一番最初に出た魔法か罠カード1枚を自分の手札に加える。
それ以外のカードは墓地へ送る。 

 黒魔導の覇者で登場した光属性昆虫族下級モンスター
 墓地を肥やしつつ、魔法・罠カード手札加えるリバース効果を持つ。

 【昆虫族】では《ゴキポン》《ダニポン》によってサーチでき、リバース効果によって《デビルドーザー》召喚コスト《ライヤー・ワイヤー》発動コストとなる昆虫族モンスター墓地へ送ることが可能。
 《カオス・ネクロマンサー》を使う際は攻撃力強化するために必須となり、以前では【未来オーバー】にも投入される等の活躍を見せている。
 キーカードである《ミラクル・フュージョン》の回収・発動条件の緩和とデッキ圧縮のために、【E・HERO】に投入されることもある。
 その他にも《龍の鏡》《思い出のブランコ》《終わりの始まり》発動補助、《ライカン・スロープ》《ワイトキング》攻撃力強化等、モンスター墓地へ送ることが重要なデッキでは幅広く利用できる。

 全体除外カードを併用すれば、除外ゾーンをたらふく肥やす事ができる。
 除外ゾーンを利用するカードもまた強力な物が多いため、こちらの用途でもまた活躍できる。

 「魔法・罠カードを取りこぼさない」ということは「魔法・罠カード墓地へ送れない」「墓地へ送れるカードの枚数が不安定」ということであり墓地肥やしにおいては確実性はない。

 同じリバース効果モンスターであり、必ず指定の枚数を墓地へ送れフィールドを荒らす事もできる《ライトロード・ハンター ライコウ》の登場により、墓地肥やしの面では影が薄くなった事は否めない。
 墓地へ送る枚数に絞って比較しても、デッキ構成をよほどモンスターに偏らせない限り3枚を超える墓地アドバンテージの獲得は難しい。
 例えば40枚中モンスターが20枚なら、単純に考えて確率16分の1でしか4枚以上にはならない。
 (40枚中モンスター36枚でようやく65%)
 墓地肥やしにこのカードを使用する場合は、差別化のため、魔法・罠カードを極力少なくしたデッキでの採用が望ましい。

 このカードは、手札魔法・罠カードを残しつつモンスターカード墓地へ送ることを重視するデッキや、【フルモンスター】に限りなく近いデッキに少数仕込んだ特定のコンボパーツを手札に呼び込みたいデッキでは重宝する。

関連カード

―商人モンスター

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:魔法・罠カードが一枚も出なかった場合はめくったカードはどうなりますか?
A:効果不発になります。めくったカードは全てデッキに戻し、シャッフルします。(09/07/15)

Q:墓地送りカード手札に加える処理は同時扱いですか?
  墓地へ送られるカードはすべて同時に送られる扱いですか?
A:どちらも同時扱いです。(09/01/03)

Q:《ライオウ》フィールド上に存在する時に発動した場合、どのような処理になりますか?
A:めくったカード手札に加えられるカードも、全て墓地へ送られます。(09/03/02)