*《&ruby(まどうせんし){魔導戦士}; ブレイカー/Breaker the Magical Warrior》 [#ka93fb8c]
 効果モンスター
 星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守1000
 このカードが召喚に成功した時、
 このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
 このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
 このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
 また、自分のメインフェイズ時に
 このカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事で、
 フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

 [[黒魔導の覇者]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[召喚に成功した]]時に[[魔力カウンター]]を乗せる[[誘発効果]]、[[魔力カウンター]]で[[自己強化]]する[[永続効果]]、[[魔力カウンター]]を[[コスト]]に[[魔法・罠除去]]を行う[[起動効果]]を持つ。~

 [[《サイクロン》]]を[[内蔵]]した[[アタッカー]]であり、[[魔法・罠カード]]対策として、多くの[[デッキ]]で活躍ができる。~
 [[表側表示]]・[[裏側表示]]、[[自分]]・[[相手]]を問わず[[魔法・罠除去]]が行えるので、極めて[[汎用性]]が高い。~
 [[通常召喚]]権こそ使うが、[[魔力カウンター]]のみを消費する[[除去]]であるため[[アドバンテージ]]を稼げる。~
 [[魔力カウンター]]を使わず、[[攻撃力]]1900の[[アタッカー]]として活用することもでき、場に居座れば[[相手]]は[[魔法・罠カード]]を[[セット]]しづらくなる。~

 [[魔力カウンター]]は[[召喚]]後すぐに使用するのが基本的だが、状況次第では[[攻撃]]した後から[[魔法・罠除去]][[効果]]を[[発動]]する事も選択肢に挙がる。~
 明らかに[[攻撃]]に干渉しない[[永続カード]]しか存在しなければ、[[攻撃]]後の[[メインフェイズ]]2で[[効果]]を使えば良い。~
 あえて[[相手]][[フィールド]]を空にしないことで、[[《冥府の使者ゴーズ》]]に[[特殊召喚]]の機会を与えずに済む。~
 ただし[[魔力カウンター]]を乗せたまま[[相手]]に[[コントロール奪取]]されないように注意したい。~

 [[魔力カウンター]]の数から本来であれば一度しか使えないが、[[【魔力カウンター】]]ならば複数回発揮できるのが強みになる。~
 [[《見習い魔術師》]]の[[効果]]でも補充できるため、いざという時には[[通常召喚]]して[[魔力カウンター]]を乗せるのも良い。~
 [[《漆黒のパワーストーン》]]や[[《魔力掌握》]]なら[[カード]]の消耗が少なくお得。~
 [[蘇生]]などで[[《マジックテンペスター》]]と並べた場合、[[手札]]1枚を擬似[[《サイクロン》]]化させられるのも面白い。~

 [[除去]][[効果]]使用後は[[攻撃力]]が戻ってしまうので、[[エクシーズ素材]]や[[シンクロ素材]]等にしよう。~
 他にも、[[《A・ジェネクス・バードマン》]]で[[手札]]に戻して再び[[召喚]]することで、自身の[[誘発効果]]により[[魔力カウンター]]を乗せる戦術も存在する。~
 また、[[《ワンダー・ワンド》]]と共に[[手札交換]]の[[コスト]]としてしまうのも効果的。~
 [[召喚]]権を使用するため、いずれも展開がやや遅くなるが比較的状況を選ばずに[[カード・アドバンテージ]]を稼いでくれる。~

-似た役割を持つ[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]と単体で比較した場合、[[墓地]]肥やしを行えない代わりに、[[伏せ除去]]と[[アタッカー]]を両立できる。~
安全と[[攻撃力]]を1枚で確保できる性質により[[《ヒュグロの魔導書》]]との相性は抜群である。~

-[[《魔法族の里》]]の[[メタカード]]。~
[[デッキ]]問わず採用できる[[魔法使い族]]であり、[[《魔法族の里》]]の[[除去]]も行えるためである。~
[[【魔法族の里】]]においては、いかにこの[[カード]]や[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]を防げるかが課題となる。

-[[汎用性]]の高さから[[03/01/01>禁止・制限カード/2003年1月1日]]に[[制限カード]]となる。~
大会等での投入率も凄まじく、2006年[[選考会]]においては[[デッキ]]投入率一位という記録を樹立したことで、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]に[[禁止カード]]に指定される。~
そこからは[[禁止>禁止カード]]→[[制限>制限カード]]→[[禁止>禁止カード]]→[[制限カード]]と、往復する状況が続いていたが、[[テーマデッキ]]の台頭および[[【スタンダード】]]の衰退、強力な[[永続カード]]が増加するなどの大きな[[環境]]の変化を受け、[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]に[[制限解除]]された。~

--[[禁止カード]]を経験した[[カード]]が無制限になるのは、[[《お注射天使リリー》]]に続いて2例目。~

--かつてはその[[属性]]・[[ステータス]]の優秀さも相まって[[【スタンダード】]]では[[必須カード]]扱いされ、[[【魔法使い族】]]や[[【カオス】]]等の[[シナジー]]を形成する[[デッキ]]以外でも多用されていた。~
[[制限解除]]されて以降も、[[《スターライト・ロード》]]による複数枚除去への対策、[[《神の警告》]]等の[[召喚]]反応[[罠カード]]の流行により、採用率が上昇していた時期もあった。~
しかし、[[《大嵐》]]の緩和、[[《サイクロン》]]の制限解除、[[《ナイト・ショット》]]の登場をうけ、再び採用率は落ちてきている。~
現在では、[[《ヒュグロの魔導書》]]や[[《ワンダー・ワンド》]]など相性の良い[[魔法使い族]][[サポートカード]]がいくつか登場しており、それを活かして[[【魔法使い族】]]関連の[[デッキ]]に投入されることが増えている。~
[[【メタビート】]]においては[[《王宮のお触れ》]]対策として使用されることもある。~

-登場当初はその人気から入手が難しかったが、[[GOLD SERIES 2010]]や[[ストラクチャーデッキ]]に2度再録されているため、現在は容易に入手できる。~

-[[《黒き森のウィッチ》]]が[[禁止カード]]でなかった頃は、この[[カード]]の[[サーチ]]も簡単に行えた。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメDMオリジナルエピソード「ドーマ編」の「遊戯vsインセクター羽蛾」戦において遊戯が使用。~
[[モンスター効果]]により[[《虫除けバリアー》]]を[[破壊]]し、[[直接攻撃]]に成功する。~
その後、羽蛾の[[罠カード]]《むしばみ》によって[[攻撃力]]を下げられるが、逆にそれが[[速攻魔法]]《&ruby(バーサーカー・ソウル){狂戦士の魂};》の発動条件を満たし、[[連続攻撃]]を行って[[フィニッシャー]]となった。~
ちなみにこの時[[《DNA改造手術》]]が[[発動]]していたが、この[[カード]]は[[《竜騎士ガイア》]]や[[《クリボー》]]のように姿が変わったりはしなかった。~
また、「遊戯vsアテム」戦前夜において[[デッキ]]作りのためテーブルに置いた[[カード]]のうちの1枚。~
[[破壊]][[効果]]名は「マナ・ブレイク」。~
--「[[手札]]をすべて捨てたあと[[モンスターカード]]以外の[[カード]]が出るまで[[デッキ]]から[[カード]]を[[ドロー]]し[[墓地]]に捨て、引いた[[カード]]の数だけ[[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]は[[追加攻撃>連続攻撃]]できる」というのが《狂戦士の魂》の[[効果]]だが、[[激昂していた>《ゴキボール》]]闇遊戯は2回目の[[攻撃]]で勝利したにもかかわらず、更に追加で7回もの[[攻撃]]を仕掛ける[[オーバーキル]]を行った。~
各動画サイトでMAD動画の[[ネタ]]にもなったシーンで、「遊戯王はよく知らないけどブレイカーの名前は分かる」と語る人も少なくない。「[[ドロー]]![[モンスター]][[カード]]!!」のセリフも有名である。~
//---このときの遊戯の怒りは凄まじく、効果で引いたカードのうち[[《クィーンズ・ナイト》]][[《幻獣王ガゼル》]][[《ビッグ・シールド・ガードナー》]]辺りまではまだ冷静だったが、~
//ここでスイッチが入ってしまったのか、以後5枚目の[[《磁石の戦士α》]]、10枚目(杏子に止められたため攻撃はしていない)の[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]以外はカードを確認すらしていない。
//↑テンポのいい演出をするために確認の描写を省いてるだけでしょ
--「[[手札]]をすべて捨てたあと[[モンスターカード]]以外の[[カード]]が出るまで[[デッキ]]から[[カード]]を[[ドロー]]し[[墓地]]に捨て、引いた[[カード]]の数だけ[[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]は[[追加攻撃>連続攻撃]]できる」というのが《狂戦士の魂》の[[効果]]である。~
だが、[[激昂していた>《ゴキボール》]]闇遊戯は2回目の[[攻撃]]で勝利したにもかかわらず、更に追加で7回もの[[攻撃]]を仕掛ける[[オーバーキル]]を行った。~
各動画サイトでMAD動画の[[ネタ]]にもなったシーンで、「遊戯王はよく知らないけどブレイカーの名前は分かる」と語る人も少なくない。~
「[[ドロー]]![[モンスター]][[カード]]!!」のセリフも有名である。~

--アニメGXでは丸藤翔の回想である「翔vsゴリ助」戦にて登場。~
[[デュエル]]で使用されたのではなく、慢心から敗北しそうになった翔を止めるべく、亮が[[デュエル]]中断の条件としてゴリ助に手渡している。~
また、「エドvsアモン」戦でアモンの使用した[[永続罠]]《封印防御壁》の[[イラスト]]に登場している。

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE 3>ゲーム付属カード#jb54b06c]]では、上記のアニメの場面を意識しての事か、[[禁止カード]]を[[デッキ]]に入れた際の三沢の[[デッキ]]に《&ruby(バーサーカー・ソウル){狂戦士の魂};》と共に入っている。~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]では[[《切り込み隊長》]]とタッグを組み、対戦[[相手]]として登場する他、チュートリアルでは[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]のタッグパートナーになっている。~

**関連カード [#v4d8de79]
-[[魔力カウンター]]

-[[《雲魔物−アシッド・クラウド》]]
-[[《ハンニバル・ネクロマンサー》]]
-[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]
-[[《エーリアン・テレパス》]]
-[[《巨大戦艦 テトラン》]]
-[[《エクスプローシブ・マジシャン》]]

-[[《ダーク・ヴァルキリア》]]

-[[《サイクロン》]]

-[[《魔導騎士 ディフェンダー》]]
-[[《魔導戦士 フォルス》]]

―《魔導戦士 ブレイカー》の姿が見られる[[カード]]
-[[《呪術抹消》]]
-[[《プライドの咆哮》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#g32e65e1]
-[[【魔法使い族】]]
-[[【魔力カウンター】]]
-[[【魔法族の里】]]

-[[【スタンダード】]]
-[[【メタビート】]]
-[[【カオス】]]

**収録パック等 [#j31375bb]
-[[黒魔導の覇者]] 303-017 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP126 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP009
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP014
-[[GOLD SERIES 2010]] GS02-JP006 &size(10){([[Gold]])};
-[[デュエリストボックス2012]] DB12-JP016
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP026 &size(10){[[Gold]]};

**FAQ [#c2b48c32]
Q:この[[カード]]が[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]に成功した時、[[魔力カウンター]]を乗せる[[誘発効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ、[[発動]]しません。~
  「[[召喚]]」とは、「[[表側攻撃表示]]または[[表側守備表示]]での[[通常召喚]]」を指します。

Q:[[ターンプレイヤー]]が《魔導戦士 ブレイカー》を[[召喚]]し、[[誘発効果]][[発動]]、[[効果]]処理で[[魔力カウンター]]が乗りました。~
  この処理終了のタイミングで[[相手]]が《魔導戦士 ブレイカー》を[[破壊]]するために[[《オーバースペック》]]を[[発動]]しようとしています。~
  その前に《魔導戦士 ブレイカー》の[[起動効果]]を[[優先権]]で[[発動]]できますか?~
A:《魔導戦士 ブレイカー》の[[魔力カウンター]]を乗せる[[効果]]処理が終了したタイミングで、《魔導戦士 ブレイカー》の[[起動効果]]を[[発動]]する事はできません。~
  この[[起動効果]]の[[発動]]はお互いの[[優先権]]の放棄後にできます。~
  他方で[[《オーバースペック》]]は[[魔力カウンター]]を乗せる[[効果]]処理が終了したタイミングで[[発動]]できるので、《魔導戦士 ブレイカー》の[[起動効果]]を[[発動]]する前に[[発動]]することが出来ます。(08/11/08)

Q:この[[モンスター]]に[[魔力カウンター]]を乗せる[[誘発効果]]は、この[[モンスター]]自身を[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:いいえ、[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]です。(09/07/09)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。