効果モンスター 星9/光属性/魔法使い族/攻2900/守2400 このカードが魔法使い族モンスターまたは 「魔導書」と名のついた魔法カードの効果によって特殊召喚に成功した時、 自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カード2枚を選択して手札に加える事ができる。 この効果を発動するターン、自分は他のモンスターを特殊召喚できない。 この効果でカードを手札に加えた時、 手札の「魔導書」と名のついた魔法カード4種類を相手に見せて発動できる。 このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
JUDGMENT OF THE LIGHTで登場する光属性・魔法使い族の最上級モンスター。
魔法使い族または魔導書の効果で特殊召喚に成功した時、墓地から魔導書2枚を手札に加える効果、その時に手札の魔導書4種類を公開して全体除去を行う効果を持つ。
《魔導教士 システィ》の効果でサーチすることはできるが、《魔導法士 ジュノン》と違い自力で特殊召喚することはできない。
また、効果を使用するためには、魔法使い族または魔導書の効果で特殊召喚する必要がある。
そのため、基本的にはデメリットを共有できる《魔導召喚士 テンペル》を利用することになるだろう。
もしくは、《魔導教士 システィ》や《魔導書の神判》の効果でエンドフェイズ時にあえて手札が7枚以上になるように調整し、このカードを捨てて次のターンに《ネクロの魔導書》で蘇生するのもよい。
《魔導書の神判》や《魔導書院ラメイソン》でも特殊召喚と発動はできるが、レベルが非常に高く現実的ではない。
魔導書はサーチが豊富であるため、序盤でもサルベージ効果を活用することは容易。
しかし、発動するターンは他に特殊召喚できないデメリットがあるため、そのままラッシュをかけることはできない。
魔導書を手札に加える手段は豊富なため、条件に合わせた構築、デメリットの存在などを踏まえてなお採用するかは判断が必要となる。
全体除去の発動条件は、サルベージ効果で2種類の魔導書を回収できるので手札に別の2種類の魔導書があれば満たせることになる。
しかし、特殊召喚を封じられ自分のカードも破壊されるため、そのターンの攻撃はこのカードのみ、もしくは除去後に通常召喚が限界となる。
よって決定力に欠け、またあらかじめもう1枚魔導書があれば《魔導法士 ジュノン》の自己特殊召喚と除去からのラッシュも行える。
総じて、《魔導書の神判》や《魔導法士 ジュノン》を主体とした短期展開の構築においてはあまり活躍が望めない。
《魔導召喚士 テンペル》等をあらかじめ採用した、上級魔法使い族によるビートダウンの構築であれば、選択肢として大きく機能するだろう。
積極的に使うには魔導書よりも魔法使い族から狙った方が現実的であり、どのような経路から使用するか、構築段階で確立しておきたい。