*《&ruby(まどうほうおう){魔導法皇}; ハイロン/Hierophant of Prophecy》 [#d157c8cc]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク7/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
 魔法使い族レベル7モンスター×2
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
 自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カードの数まで、
 相手フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊する。

 [[RETURN OF THE DUELIST]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[自分]]の[[墓地]]の[[魔導書]]と名のついた[[魔法カード]]の数まで[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~

 [[魔法使い族]]の[[レベル]]7を要求する[[重い]][[モンスター]]。~
 使用するならば、[[《ガガガマジシャン》]]や[[《霧の王》]]、[[《魔導法士 ジュノン》]]、[[特殊召喚]]手段が多い[[《ブラック・マジシャン》]]などを使うことになるだろう。~
 [[《神聖魔導王 エンディミオン》]]ならば[[特殊召喚]][[効果]]に加え、[[モンスター]]を[[除去]]しつつ[[魔導書]]を[[墓地]]に溜めることができる。~
 その他、[[《ディメンション・マジック》]]などの[[特殊召喚]]手段を活用できる構築を意識したい。~
 とはいえ[[効果]]の関係上、[[魔法使い族]]ならばなんでも活用できるわけではないことを注意したい。~

 [[効果]]は[[エクシーズ素材]]1つのみで行える複数枚の[[魔法・罠カード]][[除去]]であり、他の[[コスト]]がないため期待値は高い。~
 しかし、この[[効果]]は[[墓地]]依存であり、[[魔導書]]があまりないと[[相手]]にもあまり大きな痛手は与えられない。~
 [[魔導書]]自体は[[魔法使い族]][[デッキ]]で[[汎用性]]が高いものが多いが、[[効果]]を活かすためには基本的に[[【魔導書】]]で使った方が活かしやすい。~

 しかし、[[魔法・罠カード]]を[[除去]]したい場面は主に[[エクシーズ召喚]]前であり、出しても[[効果]]を使う前に[[除去]]されてしまう可能性が非常に高い。~
 [[伏せカード]]の多い場面でこそ真価を発揮するものの、そういった場面では[[効果]]自体通らない可能性が高く、タイミングの見極めが難しい。~
 使うのであれば確実に[[エクシーズ召喚]]が通る時を狙いたいが、そうなると[[効果]]を有効に活かしにくくなってしまう。~
 [[《トーラの魔導書》]]や[[《トラップ・スタン》]]などで妨害を封じつつ、それらを一掃してしまうのが最も理想的な流れと言える。~

 ただ[[【魔導書】]]においては、主に[[《魔導法士 ジュノン》]]を素材にする事になるが、あちらはこの[[カード]]よりも強力な[[除去]]持ちである。~
 あちらは[[墓地]]の[[魔導書]]を[[除外]]するのでこちらとの相性は悪く、あちらの[[除去]]に加え、[[除去]]能力が劣るこちらで更に複数の[[魔法・罠カード]]を除去するような状況はかなり限られてしまう。~
 また、[[種族]]は違うが[[《幻獣機ドラゴサック》]]の方が[[耐性]]や[[対象]]を選ばない分、便利だと言える。~
 さらに同じ[[ランク]]7には同じ[[魔法使い族]]で[[縛り]]なしの[[《No.11 ビッグ・アイ》]]がおり、同じく[[魔導書]]サポートも受けられる。~
 あちらは[[耐性]]持ちや高[[攻撃力]]の[[モンスター]]に対し優秀な[[効果]]を持っており、[[《魔導法士 ジュノン》]]とお互いの[[効果]]が噛みあっている。~
 [[【炎星】]]などの永続[[魔法・罠カード]]を多用する[[デッキ]]には有効な場合もあるが、そのような状況が非常に限られてるため、[[【魔導書】]]でもこの[[カード]]の採用率が低いのが現状である。~

-[[テキスト]]には「選んで」と記述されているが、[[対象を取らない効果>対象をとる(指定する)効果]]である。~
第8期シリーズからはこうした表現を使うようになってきている。~

-[[レベル]]([[ランク]])以外の[[ステータス]]が[[《混沌の黒魔術師》]]や[[《マジシャン・オブ・ブラックカオス》]]と一致している。~

-[[カード名]]の由来は、タロットカードの大アルカナの一つ「The Hierophant(教皇)」だろう。~
カード番号は5、正位置では「協調、慈悲、思いやり、自信」、逆位置では「束縛、躊躇、虚栄、お節介」などを意味するカードである。~
--法王・司祭長などとも呼ばれ、タロットカードでは左手に杖を持った姿で描かれる。~
このカードもまた左手に杓杖を携えており、正面を向いて右手を掲げている姿はウェイト版タロットのデザインと共通する。~
[[女教皇>《魔導法士 ジュノン》]]と異なり教皇は書物を持たないが、これは書物による法文の確認を必要としない、即ち教皇自身が法であるということを示すとされている。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sにおいてZ-ONEが《時械神ハイロン》という[[モンスター]]を使用したが、特に関連性はない。~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#h7d5993b]
-[[魔導書]]

-[[《黒の魔法神官》]]

-[[《ヘルフレイムエンペラー》]]

-[[《聖騎士王アルトリウス》]]

―《魔導法皇 ハイロン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《魔導書の神判》]]

―[[エクシーズ素材]]にできる[[レベル]]7の[[魔法使い族]][[モンスター]]
-[[《ブラック・マジシャン》]]

-[[《魅惑の女王 LV7》]]
-[[《霧の王》]]
-[[《神聖魔導王 エンディミオン》]]
-[[《氷結界の交霊師》]]
-[[《風魔神−ヒューガ》]]
-[[《黒魔導の執行官》]]
-[[《魔導法士 ジュノン》]]

-[[《救世の美神ノースウェムコ》]]
-[[《伝説の爆炎使い》]]

-[[《スカルビショップ》]]
-[[《髑髏の司祭ヤスシ》]](デュエル使用不可)

-[[《アーカナイト・マジシャン》]]

―自身の[[効果]]で[[レベル]]の変更が可能な[[魔法使い族]][[モンスター]]
-[[《ガガガマジシャン》]]
-[[《ガガガガール》]]([[効果]]使用時、[[《ガガガマジシャン》]]の[[レベル]]が7の場合)
-[[《フルエルフ》]]([[手札]]に[[レベル]]5の[[モンスター]]がある場合)
-[[《魔導戦士 フォルス》]](自身に[[効果]]を3回使用)
-[[《魔導老士 エアミット》]]([[魔導書]]を2回[[発動]])
-[[フォーチュンレディ]]([[レベル]]7の場合)

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#a619cb09]
-[[【】]]

**収録パック等 [#ae209258]
-[[RETURN OF THE DUELIST]] REDU-JP045 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};

**FAQ [#xe242f85]
Q:[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する[[効果]]は[[対象]]を取りますか?~
A:いいえ、[[対象]]を取りません。(12/04/14)

Q:[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する[[効果]]は[[対象]]を発動し、[[効果解決時]]に1枚も[[破壊]]しない選択はできますか?~
A:いいえ、できません。(12/04/14)

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