抹殺(まっさつ)使徒(しと)/Nobleman of Crossout》

通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊し、ゲームから除外する。
それがリバース効果モンスターだった場合、お互いのデッキを確認し、
同名カードを全てゲームから除外する。

 Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した通常魔法
 フィールド上の裏側表示モンスター1体を、対象にとって発動する。

 特殊な耐性のあるもの以外、裏側守備表示モンスターのほとんどを除外して1:1交換が可能である。
 リバース効果モンスター除外した場合は、お互いデッキから同名カード除外する。

 この時、必ずお互いデッキ確認できるのは大きい。
 その一方で、既にセットされたカード手札公開する必要が無く、これらは除外されない。
 相手デッキ確認する際は、《ブラック・ホール》《死者蘇生》等の必須カードの有無をチェックしておくと良いだろう。

 一般に、単体除去ならば、《地割れ》《地砕き》等の方が優先されるだろう。
 しかし、《フューチャー・ヴィジョン》《ブラック・ガーデン》等を軸にしたものや、【アルティメット王虎】の様なデッキなら、相手セットを強要しやすいので、メインから採用する余地は十分ある。
 また、相手モンスターを徹底的に除外する【レティキュラント】では、貴重な除去魔法としてほぼ必須となるだろう。

 守備表示モンスター対象《シールドクラッシュ》と比べると、対象が狭いのと引き替えに、効果除外である点で、こちらの方が強力である。
 例えば、セットされたカード《クリッター》《黄泉ガエル》《ダンディライオン》等だったら、こちらの方が有効なのである。
 逆に、《ネクロフェイス》《異次元の偵察機》等だったら不利になってしまうが、遭遇頻度が段違いの為、さほど気に病む事ではない。
 ディスアドバンテージとはなるものの、《月の書》《闇の護封剣》等とのコンボで、自己再生モンスターさえも葬る事ができる。

 この様に、強力な除去カードだが、除外した相手リバース効果モンスターだと、自分デッキの中身を相手に晒してしまう事になる。
 逆に、相手デッキも覗く事ができるが、使用の際には注意したい。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:《砂漠の光》《停戦協定》等で、対象表側表示になった場合、どうなりますか。
A:対象表側表示になった場合、《抹殺の使徒》は不発になります。

Q:除外したリバース効果モンスターデッキに存在しない事が明確な状況でも、デッキ確認をしますか?
A:デッキ確認は、このカードの効果処理である為、必ず行います。(08/10/30)

Q:《抹殺の使徒》によって、お互いデッキ確認しなければならない場合、確認する側が放棄する事はできますか?
A:「お互いデッキを確認し」は効果処理である為、相手デッキ確認しない事はできません。(08/03/22)

Q:片方、またはお互いデッキが0枚の時に発動する事ができますか?
A:はい、発動する事ができます。(09/02/08)

Q:「破壊して除外」と「デッキ内確認」は、同時扱いですか?
A:破壊して除外した後に、デッキ内を確認する処理を行います。(12/03/02)