*《&ruby(まっさつ){抹殺};の&ruby(しと){使徒};/Nobleman of Crossout》 [#r0690fe1]
 通常魔法
 フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して破壊し、ゲームから除外する。
 それがリバース効果モンスターだった場合、お互いのデッキを確認し、
 同名カードを全てゲームから除外する。

 [[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[フィールド]]上の[[裏側表示]][[モンスター]]1体を、[[対象>対象をとる(指定する)効果]]にとって[[発動]]する。

 特殊な[[耐性]]のあるもの以外、[[裏側守備表示]][[モンスター]]のほとんどを[[除外]]して[[1:1交換]]が可能である。~
 ごく少数の特殊な[[耐性]]のある[[カード]]以外、[[裏側守備表示]][[モンスター]]のほとんどを[[除外]]して[[1:1交換]]が可能である。~
 [[リバース効果モンスター]]を[[除外]]した場合は、[[お互い]]の[[デッキ]]から[[同名カード]]を[[除外]]する。~

 この時、必ず[[お互い]]の[[デッキ]]を[[確認]]できるのは大きい。~
 その一方で、既に[[セット]]された[[カード]]や[[手札]]は[[公開]]する必要が無く、これらは[[除外]]されない。~
 [[相手]]の[[デッキ]]を[[確認]]する際は、[[《ブラック・ホール》]]・[[《死者蘇生》]]等の[[必須カード]]の有無をチェックしておくと良いだろう。~

 一般に、[[単体除去]]ならば、[[《地割れ》]]・[[《地砕き》]]等の方が優先されるだろう。~
 しかし、[[《フューチャー・ヴィジョン》]]・[[《ブラック・ガーデン》]]等を軸にしたものや、[[【アルティメット王虎】]]の様な[[デッキ]]なら、[[相手]]に[[セット]]を強要しやすいので、メインから採用する余地は十分ある。~
 また、[[相手]][[モンスター]]を徹底的に[[除外]]する[[【レティキュラント】]]では、貴重な[[除去]][[魔法>魔法カード]]としてほぼ必須となるだろう。~

 [[守備表示]][[モンスター]]が[[対象]]の[[《シールドクラッシュ》]]と比べると、[[対象]]が狭いのと引き替えに、[[効果]]が[[除外]]である点で、こちらの方が強力である。~
 例えば、[[セット]]された[[カード]]が[[《クリッター》]]・[[《黄泉ガエル》]]・[[《ダンディライオン》]]等だったら、こちらの方が有効なのである。~
 例えば、[[セット]]された[[カード]]が[[《黄泉ガエル》]]・[[《ダンディライオン》]]等だったら、こちらの方が有効なのである。~
 逆に、[[《ネクロフェイス》]]・[[《異次元の偵察機》]]等だったら不利になってしまうが、遭遇頻度が段違いの為、さほど気に病む事ではない。~
 [[ディスアドバンテージ]]とはなるものの、[[《月の書》]]・[[《闇の護封剣》]]等との[[コンボ]]で、[[自己再生]][[モンスター]]さえも葬る事ができる。~

 この様に、強力な[[除去]][[カード]]だが、[[除外]]した[[相手]]が[[リバース効果モンスター]]だと、[[自分]]の[[デッキ]]の中身を[[相手]]に晒してしまう事になる。~
 このように強力な[[除去]][[カード]]だが、[[メタ]]相手の[[リバース効果モンスター]]全体の低迷もあり、近年の採用率は下降している。~
 [[除外]]した[[相手]]が[[リバース効果モンスター]]だと、[[自分]]の[[デッキ]]の中身を[[相手]]に晒してしまう事になる。~
 逆に、[[相手]]の[[デッキ]]も覗く事ができるが、使用の際には注意したい。~

-[[滅多に無い事>《闇の訪れ》]]だが、[[裏側攻撃表示]]の[[モンスター]]も[[除去]]できる。~

-最終的に[[除外]]される為、「[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]」時に[[誘発する効果>誘発効果]]は[[発動]]しない。~

-[[01/01/15>禁止・制限カード/2001年1月15日]]に[[準制限カード]]に指定され、[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]に[[制限カード]]に[[制限強化]]される。~
それ以降は、[[準制限カード]]と[[制限カード]]を往復した後、最終的に[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]にて、[[制限解除]]となった。~

-[[【変異カオス】]]全盛期の頃は、[[《クリッター》]]・[[リバース効果モンスター]]等、特に、[[《聖なる魔術師》]]への対策としてほとんどの[[プレイヤー]]がこの[[カード]]を[[デッキ]]に投入していた。~
現在では、[[《聖なる魔術師》]]が[[禁止カード]]になった事や、[[召喚]]・[[特殊召喚]]した[[ターン]]内に即座に[[アドバンテージ]]を稼げる[[モンスター]]の増加により、[[リバース効果]]そのものが軽視され、その対策であったこの[[カード]]も採用され難くなってきていた。~
だが、[[【墓守】]]での[[《墓守の偵察者》]]、[[【ライトロード】]]での[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]等、[[リバース効果モンスター]]に頼る[[デッキ]]は多い。~
[[《見習い魔術師》]]の[[効果]]で[[セット]]された[[カード]]も[[除外]]可能。~
//また、[[【魔法使い族】]]において[[《見習い魔術師》]]の[[効果]]で[[セット]]された[[カード]]は[[《執念深き老魔術師》]]である確率も高く、効果的に刺さる。~
//候補は他にもある
[[制限カード]]時代に比べ[[汎用性]]は下がったが、上記の[[カード]]を中心に、一部[[デッキ]]への[[メタ]]としての出番は存在する。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメDM「KCグランプリ編」の「海馬vsジーク」戦において、ジークの[[手札]]にあった事が確認されている。~
特に使用される事は無く、[[カウンター罠]]《ヴォーダンの裁き》によって[[デッキ]]に戻されている。~
彼の戦術においては、「[[除去]]=ゲームから[[除外]]」なので、そのコンセプトにおいて[[デッキ]]に投入されたのだろう。~
但し、あちらの世界では[[モンスター]]を[[裏側表示]]にする事自体が非常に稀なので、使う機会はそれ程無かった事だろう。~
或いは、単に[[イラスト]]が彼の使用[[カード]]群にマッチしていたからだけなのかもしれないが。~

--アニメ5D'sの「遊星vs氷室」戦において、氷室の[[手札]]に確認できる。~
また、「遊星vs鷹栖」戦においても、鷹栖が[[ドロー]]しているのが確認できる。~
やはり、いずれも使用する機会はなかった。~

--アニメZEXALでは、WDC開催前夜において、等々力が所持しているのが確認できる。~

**関連カード [#w29ce0f1]
-[[《暗黒界の雷》]]
-[[《シールドクラッシュ》]]

-[[《撲滅の使徒》]]

-[[《爆弾かめ虫》]]

**収録パック等 [#v882ec33]
//2000
-[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]] CA-35 &size(10){[[Rare]]};
//2001
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編−]] YU-45
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-47
//2002
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-28
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-123 &size(10){[[Rare]]};
//2003
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-027
//2004
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP088 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ドラゴンの力−]] SD1-JP012
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP016
//2005
-[[ストラクチャーデッキ−灼熱の大地−]] SD3-JP017
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP019
//2006
-[[ストラクチャーデッキ−烈風の覇者−]] SD8-JP020
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP020
//2007
-[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]] SD12-JP021
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP020
//2009
-[[DUEL TERMINAL −混沌の覇者!!−]] DT05-JP042
//2011
-[[GOLD SERIES 2011]] GS03-JP011 &size(10){([[Gold]])};
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP080 &size(10){[[Super]]};
//2012
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP052 &size(10){[[Gold]]};

**FAQ [#m8c48f72]
Q:[[《砂漠の光》]]・[[《停戦協定》]]等で、[[対象]]が[[表側表示]]になった場合、どうなりますか。~
A:[[対象]]が[[表側表示]]になった場合、《抹殺の使徒》は[[不発]]になります。

Q:[[除外]]した[[リバース効果モンスター]]が[[デッキ]]に存在しない事が明確な状況でも、[[デッキ]][[確認]]をしますか?~
A:[[デッキ]][[確認]]は、この[[カードの効果]]処理である為、必ず行います。(08/10/30)

Q:《抹殺の使徒》によって、[[お互い]]の[[デッキ]]を[[確認]]しなければならない場合、[[確認]]する側が放棄する事はできますか?~
A:「[[お互い]]の[[デッキ]]を確認し」は[[効果]]処理である為、[[相手]]の[[デッキ]]を[[確認]]しない事はできません。(08/03/22)

Q:片方、または[[お互い]]の[[デッキ]]が0枚の時に[[発動]]する事ができますか?~
A:はい、[[発動]]する事ができます。(09/02/08)

Q:「[[破壊]]して[[除外]]」と「[[デッキ]]内確認」は、同時扱いですか?~
A:[[破壊]]して[[除外]]した後に、[[デッキ]]内を確認する処理を行います。(12/03/02)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。