*《&ruby(パンディモニウム){万魔殿};−&ruby(あくま){悪魔};の&ruby(そうくつ){巣窟};−/Pandemonium》 [#t9e216fa]
 フィールド魔法
 「デーモン」という名のついたモンスターはスタンバイフェイズにライフを払わなくてよい。
 戦闘以外で「デーモン」という名のついたモンスターカードが破壊されて墓地へ送られた時、
 そのカードのレベル未満の「デーモン」という名のついたモンスターカードを
 デッキから1枚選択して手札に加える事ができる。

 [[闇魔界の脅威]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 弱点の多い「[[デーモン]]」たちをサポートしてくれる。~
 [[【デーモン】]]における[[メリット]]は以下の通り。

+「[[デーモン]]」に多い[[ライフ]]系維持[[コスト]]を[[無効]]化してくれる。
+[[戦闘]]以外で[[破壊]]された場合、後続の[[モンスター]]を[[手札]]に[[サーチ]]してくれる。

 [[《ジェノサイドキングデーモン》]]を[[破壊]][[効果]]から守る[[蘇生]][[コンボ]]が特に強力。~
 《万魔殿−悪魔の巣窟−》の[[効果]]に[[チェーン]]して[[《デスルークデーモン》]]の[[効果]]で[[蘇生]]。~
 その後新たに[[《デスルークデーモン》]]を[[手札]]に[[加える]]事で絶えず戦線を維持できる。~

 [[自壊]][[効果]]を持ち、簡単に[[効果]]を[[発動]]できる[[《ミストデーモン》]]・[[《サイバーデーモン》]]を使う手もある。~
 特に、数少ない[[レベル]]5の[[デーモン]]である[[《ミストデーモン》]]は戦線を維持するために大きな役割を果たす。~
 [[《迅雷の魔王−スカル・デーモン》]]等が[[破壊]]された後に[[妥協召喚]]でき、後にも[[下級]][[アタッカー]]を残せるのである。~
 だが、[[デーモン]]の[[ライフコスト]]と相まって[[ライフポイント]]が減りやすいので注意。~
 また[[《デーモンの雄叫び》]]の[[自壊]]を[[トリガー]]にする事で[[ディスアドバンテージ]]を相殺できる。~
 [[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]ならば[[下級モンスター]]を[[サーチ]]しつつ[[戦闘]]補助が行えるため相性が良い。~
 [[戦闘]]能力の高い[[シンクロ>シンクロモンスター]][[デーモン]]を利用するのも有効。~

 [[《ジェネラルデーモン》]]は、このカードを強力にサポートする[[モンスター]]である。~
 このカードを[[デッキ]]から[[サーチ]]でき、この[[カードの発動]]下では[[アタッカー]]にできる。~
 是非[[《ジェネラルデーモン》]]を3枚投入したい。~

 このように[[デーモン]]間で強い[[シナジー]]を生む[[カード]]ではあるが、弱点も多い。~
 まず、[[効果]][[破壊]]にしか対応していないため、単純に[[戦闘破壊]]されると[[発動]]できない。~
 そして、[[フィールド魔法]]のため、あらかじめ[[発動]]が必要であり、[[相手]]に対処されやすい。~
 当然複数[[除去]]にこの[[カード]]自体を[[破壊]]される恐れもある。~
 さらに[[サーチ]]できるのは[[効果]][[破壊]]された[[レベル]]未満の[[カード]]であるため、同[[レベル]]を[[サーチ]]できない。~
// つまり、[[レベル]]4の[[デーモン]]が[[効果]][[破壊]]されても、用途の限られた[[レベル]]3以下の[[デーモン]]しか[[サーチ]]できないのである。~

-[[サーチ]][[効果]]は、[[チェーン]]に乗る[[効果]]。~
[[任意効果]]であるため、後に別の処理が入る場合は[[タイミングを逃す]]。~
なお、ひとつの処理で複数枚の[[デーモン]]が[[墓地]]に送られても、[[サーチ]][[効果]]は1回だけしか使えない。~
例えば、[[《激流葬》]]等で2体の[[デーモン]]が[[破壊]]されても、[[サーチ]]できるのは1体だけである。~
また、[[装備カード]]状態の[[デーモン]]が[[破壊]]されたのでは条件を満たせない。

-上記のように複数種類の[[レベル]]の[[デーモン]]が同時に[[破壊]]された場合、[[破壊]]された[[デーモン]]の中から好きなものを選んで[[サーチ]][[効果]]を使える。(08/09/03)~
[[破壊]]された中でもっとも[[レベル]]の高い[[デーモン]]を選択することになるだろう。

-[[《Archfiend Empress》]]がカードの[[効果]]で[[破壊]]された場合、[[デッキ]]からレベル8未満の[[デーモン]]を[[サーチ]]しつつ[[墓地]]からレベル6以上の[[闇属性]]・[[悪魔族]]を[[特殊召喚]]できる。
-[[《ヘル・エンプレス・デーモン》]]がカードの[[効果]]で[[破壊]]された場合、[[デッキ]]からレベル8未満の[[デーモン]]を[[サーチ]]しつつ[[墓地]]からレベル6以上の[[闇属性]]・[[悪魔族]]を[[特殊召喚]]できる。

-[[破壊]]され[[墓地に送られる>墓地に送られた]]必要があるため[[《奈落の落とし穴》]]等に無力な一方、[[破壊]]される場所を問わないため[[《神の警告》]]や[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]等に対応できる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vsタイタン」戦においてタイタンが使用。~
これの[[効果]]と[[《ジェノサイドキングデーモン》]]+[[《デスルークデーモン》]]の[[コンボ]]により、[[《ジェノサイドキングデーモン》]]を常に戦線に[[召喚]]していた。~
また、タイタンはこの[[カード]]のことを、「地獄の一丁目」と言っていた。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE4>ゲーム付属カード#f08ef23e]]ではチームサティスファクション時代の鬼柳が使用する。~
アニメ本編の[[《ジェネラルデーモン》]]との関連から投入されたと思われる。~
専用ボイスも用意されており、スタッフの拘りが垣間見える。~

--[[TAG FORCE EVOLUTION>ゲーム付属カード#rf296601]]では全体的に処理が重い。~
この[[カード]]を使ってくる対戦相手との[[デュエル]]は苦労するだろう。~
同様の立場の[[カード]]に[[《ハーピィの狩場》]]がある。~

-神話・伝承において―~
「パンデモニウム−伏魔殿」とは、黙示録における地獄(ゲヘナ)の最奥に位置する悪魔達の居城。~
全体が金塊でできており、万単位の悪魔達をミクロサイズに収縮させて収納できるといわれている。~
なお、「万魔殿」の読みは"バンマデン"であり、"マンマデン"ではない。~
また、「パンディモニウム(Pa・半濁音)」であり、「バンディモニウム(Ba・濁音)」ではない。

**関連カード [#h70617d8]
-[[デーモン]]

-[[《ジェネラルデーモン》]]
-[[《地獄の番熊》]]

-[[《プリズンクインデーモン》]]

-[[《デビルマゼラ》]]

-[[《アマゾネスの里》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《ジェノサイドキングデーモン》]]
-[[《インフェルノクインデーモン》]]
-[[《ダークビショップデーモン》]]

―《万魔殿−悪魔の巣窟》が見られる[[カード]]
-[[《生贄の祭壇》]]

**[[デーモン]]一覧 [#r2af8131]
-[[レベル]]10
--[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン/バスター》]]

-[[レベル]]9
--[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]

-[[レベル]]8
--[[《プリズンクインデーモン》]]
--[[《ヘル・エンプレス・デーモン》]]

--[[《メンタルスフィア・デーモン》]]
--[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]

-[[レベル]]7
--[[《スクラップ・デスデーモン》]]
--[[《デーモン・カオス・キング》]]

-[[レベル]]6
--[[《タルワール・デーモン》]]
--[[《デーモンの召喚》]]

--[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]
--[[《迅雷の魔王−スカル・デーモン》]]
--[[《トゥーン・デーモン》]]

--[[《アンデット・スカル・デーモン》]]

-[[レベル]]5
--[[《ミストデーモン》]]
--[[《レッサー・デーモン》]]

--[[《デス・デーモン・ドラゴン》]]

-[[レベル]]4
--[[《デーモン・ソルジャー》]]

--[[《インターセプト・デーモン》]]
--[[《インフェルニティ・デーモン》]]
--[[《インフェルノクインデーモン》]]
--[[《サイバーデーモン》]]
--[[《ジェネラルデーモン》]]
--[[《ジェノサイドキングデーモン》]]
--[[《シャドウナイトデーモン》]]
--[[《マッド・デーモン》]]
--[[《ランサー・デーモン》]]

-[[レベル]]3
--[[《ダークビショップデーモン》]]
--[[《デーモン・テイマー》]]
--[[《デスルークデーモン》]]

-[[レベル]]2
--[[《悪魔の鏡》]]
--[[《デーモン・ビーバー》]]

--[[《ヘルポーンデーモン》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#b13a1003]
-[[【デーモン】]]

**収録パック等 [#mb3a214a]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP256 &size(10){[[Rare]]};
-[[闇魔界の脅威]] 305-041

**FAQ [#lc0a6a95]
Q:[[相手]][[プレイヤー]]は、この[[カードの効果]]を使えますか?~
A:はい、使えます。(07/01/20)

Q:このカードが存在する時に、[[デーモン]]の[[ライフコスト]]を払うことはできますか?~
A:はい、払うことができます。(08/07/21)

Q:[[自分]][[フィールド]]上に[[レベル]]6と[[レベル]]4の[[デーモン]]がそれぞれ1体ずついるとします。~
  このカードが存在する状態で[[《ライトニング・ボルテックス》]]等で同時に[[破壊]]され[[墓地]]へ送られた時、[[レベル]]5と[[レベル]]3の[[デーモン]]をそれぞれ[[手札]]に加える[[効果]]は発動できますか?~
A:いいえ、この場合、[[破壊]]された[[デーモン]]の中から1枚を[[自分]]が選択して、その[[レベル]]未満の[[デーモン]]を[[デッキ]]から1枚だけを[[手札]]に[[加える]]ことができます。(09/09/07)~

Q:[[ダメージステップ]]中に[[カードの効果]]で[[デーモン]]が[[破壊]]された場合、[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:[[発動]]できます。(10/07/16)

Q:[[裏側表示]]の[[デーモン]]が[[カードの効果]]で[[墓地]]へ送られた時、[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(10/12/29)

Q:この[[カード]]が存在する時に[[スタンバイフェイズ]]中に[[《メンタルスフィア・デーモン》]]の[[サイキック族]]1体を[[対象]]にした[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にする[[効果]]を[[発動]][[コスト]]を払わずに[[発動]]できますか?~
A:はい、[[スタンバイフェイズ]]中なら[[コスト]]を払わずに[[発動]]する事もできます。(10/05/25)