無謀(むぼう)欲張(よくば)り/Reckless Greed》

通常罠
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
その後、自分のドローフェイズを2回スキップする。

 Pharaonic Guardian −王家の守護者−で登場した通常罠
 通常ドロー2回を前倒しする。

 罠のため発動に時間がかかる上、2回のドロースキップというのは非常につらく、闇雲に入れて使えるカードではない。
 2枚のドロー+2回のドロースキップということで一見すると有効な取引に見えなくもないが、実際にはこのカードの消費があるため1枚損をしている。
 よって、デッキ圧縮ブラフに用いたい場合はディスアドバンテージのない《強欲な瓶》を使った方がよく、このカードの出番はない。

 しかし、そのターンのうちに勝負を決めることができそうなときや、その直後に大きくアドバンテージを稼げそうなときには利用価値がある。
 コンボデッキならば《強欲な壺》が使えるのに近いので気兼ねなく扱える。
 特にそのターンに勝負を決することの多い1ターンキルデッキならばドロースキップも関係ない。
 【フルバーン】への投入もそれなりに有効。

 ドロースキップは累積しないので、2枚以上同時に発動したり《死者への供物》と共に発動すれば被害を縮小できるが、それを狙う事こそが「無謀な欲張り」かもしれない。
 ただし、《不幸を告げる黒猫》サーチできるため、【墓守】でなら使えないこともない。
 一応、制限解除されたためこれも多少は狙いやすくなったが、そこまでしてこのカードを3枚使う意味があるかは微妙である。
 また、デッキが残り2枚の状態で発動した場合でも、その後のドローフェイズが2回スキップされるので、これによってデッキが残り0枚になっても2ターンまではデッキ切れによる敗北を免れる事ができる。
 その場合、実質このカードデメリットはむしろメリットとして働いていると言えなくもないが、そもそもデッキが0の状況と言うのは、【デッキ破壊】相手にした時でもなければほとんど起こらないので、積極的に狙える戦術ではない。加えてこのカードによるドロースキップが終わる前にデュエルを終わらせるか、デッキを回復させないと確実にデッキ切れで負けとなる。

関連カード

イラスト関連

収録パック等

FAQ

Q:1ターンの間にこのカード《死者への供物》発動した場合、何回ドローフェイズスキップしますか?
A:効果は累積しないのでこのカードの2ターンだけになります。

Q:このカード発動チェーンして《無効》発動できますか?
A:はい、発動できます。
  この場合ドローするカード《無効》効果墓地に捨て、ドローフェイズスキップされません。(10/08/01)