*《&ruby(キングミスト){霧の王};/Fog King》 [#n729f1a8]
 効果モンスター
 星7/水属性/魔法使い族/攻   0/守   0
 このカードを召喚する場合、生け贄1体
 または生け贄なしで召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
 モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 いかなる場合による生け贄も行う事ができなくなる。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック10 付属カード>書籍付属カード#f2292945]]で登場した[[水属性]]・[[魔法使い族]]の[[最上級モンスター]]。~
 無条件で[[生け贄]]の数を操作できる[[召喚ルール効果]]、[[生け贄]]によって[[攻撃力]]が決定する[[永続効果]]、あらゆる[[生け贄]]を封じる[[永続効果]]を持つ。~
 生ける[[《生贄封じの仮面》]]とでも言うべき[[モンスター]]である。~

 [[半上級モンスター]]なので、[[最上級モンスター]]でありながら、[[上級モンスター]]や[[下級モンスター]]としても運用できる。~
 しかし、[[攻撃力]]は[[生け贄召喚]]時に[[生け贄]]に捧げた[[モンスター]]に依存するため、戦闘能力は非常に不安定である。~

 [[元々の攻撃力]]は0なので[[《合成魔獣 ガーゼット》]]と比べて[[《クリッター》]]に対応している点で勝っている。~
 しかし、それ以外は変わらず、[[ディスアドバンテージ]]に反して爆発的な[[攻撃力]]は期待できない。~

 [[生け贄]]1体でも[[召喚]]可能なため、[[生け贄]]を選びさえすれば並の[[上級モンスター]]として運用することができる。~
 [[特殊召喚モンスター]]や[[上級モンスター]]を[[生け贄]]に[[生け贄召喚]]できれば、戦闘能力は十分であろう。~

 また、[[生け贄]]なしで[[召喚]]したり、[[特殊召喚]]することも可能であるが、その場合の[[攻撃力]]は0である。~
 [[《グリズリーマザー》]]で[[リクルート]]した場合は、[[攻撃力]]が0であることに加えて[[攻撃表示]]なので危険極まりない。~

 [[生け贄]]を封じる[[永続効果]]以外に利点はないが、[[効果]]による[[モンスター]][[破壊]]に加え[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]からも守ることが必要。~
 [[ロック]]カードや[[モンスター]][[破壊]]の[[罠カード]]を投入した[[コントロール]][[デッキ]]寄りの[[デッキ]]でなら運用が可能である。~
 [[《ミスト・ボディ》]]や[[《明鏡止水の心》]]を装備させて強引に[[フィールド]]に残らせるという方法もある。~

 [[永続罠]]の[[《生贄封じの仮面》]]と比べると即座に[[効果]]を発揮できるので便利である。~
 [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]や[[《王宮のお触れ》]]によって妨害されることも無い。~
 また、[[召喚に成功した]]時に[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]や[[《ゴッドバードアタック》]]で[[破壊]]される心配もない。~

 [[《グリズリーマザー》]][[《サルベージ》]]に対応している点も踏まえ、[[【水属性】]]への投入も考えられる。~
 その場合[[《伝説の都 アトランティス》]]軸は[[デメリット]]が目立つので[[《ウォーターワールド》]]軸にするとよい。~

 [[シンクロ召喚]]は防げないが、逆に言えば共存可能で、[[レベル]]の高さや[[《簡易融合》]]との[[シナジー]]を見込んで[[【シンクロ召喚】]]へ投入することも考えられる。~

-[[【帝コントロール】]]への[[対策>メタ]]カードでありながら[[【帝コントロール】]]自身と相性が良い。~
[[ミラーマッチ]]戦では「[[帝]]」を[[生け贄]]にこのカードを先に出した方が圧倒的優位に立てるので、[[環境]]次第では[[サイド>サイドデッキ]]に投入するのも良い。~
-[[召喚条件]]のない[[モンスター]]の中では最大[[攻撃力]]を持っている[[《獣神機王バルバロスUr》]]を[[生け贄]]要員とするのも良い。~
ただし、[[《獣神機王バルバロスUr》]]が最も活躍できる[[【スキルドレイン】]]では[[召喚]]する意味がないので両者の持ち味を生かせる[[デッキ]]を作るとよい。~

-字は金文字なのに、絵の部分がフォイル加工されていない[[エラーカード]]が存在する。~

-原作・アニメにおいて―~
GXの「アモンvsヨハン([[ユベル>《ユベル》]])」戦でアモンが使用。~
GXの「ヨハン([[ユベル>《ユベル》]])vsアモン」戦でアモンが使用。~
このカードも、[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]や[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]の様に、OCG版とは全く異なる[[効果]]で登場している。~
アニメでは以下の[[効果]]だった。
 効果モンスター
 星7/水属性/魔法使い族/攻   0/守   0
 フィールド魔法「霧の王城」が存在する場合、
 このカードは生け贄なしで召喚する事ができる。
//フィールド魔法「霧の王城」等の表記は公式HPの「今日の最強カード」より
 このカードが攻撃表示の場合、このカード以外の
 効果モンスターの効果は無効となる。
 このカードが攻撃する時、このカードの攻撃力を1にする事で
 戦闘する相手モンスターの攻撃力を1にする事ができる。
[[《スキルドレイン》]]と同様に、[[無効]]化[[効果]]は『[[墓地]]の[[モンスター]]』にまでは干渉出来ない。~
そのため、[[戦闘破壊]]された時に[[墓地]]で[[効果]]を[[発動]]する[[《グレイブ・スクワーマー》]]により[[コンボ]]を崩されてしまっている。~
なお、故意かどうかは不明だが、この[[効果]]でも[[《ミスト・ボディ》]]との相性は抜群である。~
攻撃名は「ミスト・ストラングル」。~
[[攻撃]]名は「ミスト・ストラングル」。~

--[[攻撃力]]を1にする[[効果]]の存在は、「[[攻撃力]]0同士は[[戦闘]]しても[[破壊]]されない」というOCGルールを意識したものである。~
通常は1同士で[[相打ち]]となるが、アモンは《霧の王城》の[[効果]]で[[モンスターカードゾーン]]の封鎖を代償に《霧の王》の[[戦闘破壊]]を防いだ。

--英語名を見ても分かる通り、霧=[[フォッグ>フォッグカウンター]]である。~
つまり「[[雲魔物]]の王」と捉える事も可能であり、[[【雲魔物】]]を使用していたアモンに相応しい[[モンスター]]だと言える。~
ただ、残念ながらこのカード自体に[[雲魔物]]との[[シナジー]]はあまり無い。~
一応[[生け贄]]確保は容易だが、[[雲魔物]]は全体的に[[攻撃力]]が低いので、上昇値はあまり期待できない。~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#xc3fcdca]
-[[半上級モンスター]]

-[[《合成魔獣 ガーゼット》]]
-[[《ラーの翼神竜》]]

-[[《生贄封じの仮面》]]

-[[《キング・スモーク》]]

-[[《The tyrant NEPTUNE》]]

**収録パック等 [#t2c5d998]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック10 付属カード>書籍付属カード#f2292945]] VB10-JP001 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#gf9de5d8]
Q:[[生け贄]]1体や[[生け贄]]なしの場合、[[セット]]は可能ですか?~
A:いいえ、[[召喚]]なので[[セット]]は不可能です。(07/08/24)

Q:[[生け贄]]を2体捧げて[[セット]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:0になります。(07/08/24)

Q:[[《メガロック・ドラゴン》]]1体を[[生け贄]]に使用した場合、このカードの[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[《メガロック・ドラゴン》]]のカード記載の[[攻撃力]]は?(0扱い)なので、[[攻撃力]]は0になります。(07/08/27)

Q:[[生け贄]]なしで[[召喚]]した[[表側表示]]の[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]1体を[[生け贄]]に使用した場合、このカードの[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]のカード記載の[[攻撃力]]は2800なので、[[攻撃力]]は2800になります。(07/08/27)

Q:[[表側表示]]のこのカードを[[生け贄召喚]]のためや[[発動]][[コスト]]などで[[生け贄に捧げる]]事は可能ですか?~
A:いいえ、このカード自体も生け贄にすることはできません。(07/09/15)

Q:モンスター[[トークン]]を[[生け贄]]に捧げてこのカードを[[生け贄召喚]]を行った場合は[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:そのモンスタートークンを[[特殊召喚]]するカードに記載されている[[攻撃力]]を元々の攻撃力として扱いますのでその攻撃力分の数値になります。
例えば、邪神トークン1体を[[生け贄]]に捧げれば[[攻撃力]]は1000になり、クローン[[トークン]]などの場合はそのモンスタートークンが[[特殊召喚]]された時の数値を元々の[[攻撃力]]・[[守備力]]の数値として扱いますので、その[[攻撃力]]分の数値がこのカードの攻撃力になります。(07/09/05)