*《&ruby(めいおう){冥王};の&ruby(ほうこう){咆哮};/Bark of Dark Ruler》 [#i7ecc39b]
 通常罠
 自分フィールド上の悪魔族モンスターが戦闘を行う場合、
 そのダメージステップ時に発動する事ができる。
 自分のライフポイント(100単位)を払い、
 その数値をエンドフェイズまで相手モンスター1体の
 攻撃力・守備力からマイナスする。

 [[Struggle of Chaos −闇を制する者−]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[悪魔族]]の[[戦闘]]サポートであり、[[《収縮》]]に近い働きをする。~
 しかし[[発動]]が[[ダメージステップ]]に限られており、[[伏せ除去]]に弱く[[ライフコスト]]まで要求する。~
 数値としては[[直接攻撃]]を受けるのと大差なく、迎撃用としては[[《収縮》]]や[[《プライドの咆哮》]]の方が使いやすい。~

 だが、[[ライフ]]が払える限り、どんな強力な[[モンスター]]でも返り討ちにすることができる。~
 [[《巨大化》]][[《大逆転クイズ》]]等ライフが低い場合に[[効果]]を発揮するカードと組み合わせても良い。

 特に、単純な返り討ち狙いではこのカードの[[上位互換]]として[[《プライドの咆哮》]]が存在するのが痛い。~
 自分の[[攻撃力]]を上げるか相手の[[ステータス]]を下げるかの差異こそあるものの、「[[ステータス]]の勝る相手を[[ライフコスト]]を支払う事で[[戦闘破壊]]できるようにする」という同質の[[効果]]であり、あちらは[[種族]]を問わないうえに払った[[ライフ]]+300となっている。~
 [[相互互換]]の[[《プライドの咆哮》]]と比較した場合、自分の[[攻撃力]]を上げるか相手の[[ステータス]]を下げるかの差異こそあるものの、「[[ステータス]]の勝る相手を[[ライフコスト]]を支払う事で[[戦闘破壊]]できるようにする」という同質の[[効果]]であり、あちらは[[種族]]を問わないうえに払った[[ライフ]]+300となっている。~
 また、あちらは先出しすることで[[《オネスト》]]すらも退けることができるが、こちらでは後出しでも対抗できる代わりに良くて相打ちしか出来ない。~
 こちらを使用する場合は相手の[[攻撃力]]を0にまで下げることで大ダメージを与えられる点、[[攻撃力]]ダウンが[[エンドフェイズ]]まで継続する点を活かしたい。~
//違います。こちらは相手の攻撃力を0にできる>正直、「それが何か?」としか・・・。本質的な差異はないでしょう
//違いがあるとすれば、”最大で自軍モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与えることができる”か、”300ポイントのダメージを与える”かの違いかな・・・もちろん払うコスト量は違うけど。
//その違いがある時点で上位互換ではない

-[[ライフ]]さえ払えば[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を0にでき、この場合[[相手]]に[[直接攻撃]]と等しい[[ダメージ]]を与える事ができる。~
「[[自分]]は[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]分の[[ダメージ]]を受け、[[相手]]は[[自分]][[モンスター]]の[[攻撃力]]分の[[ダメージ]]を受ける」という一種の[[バーン]][[カード]]として見る事も出来るだろう。~
[[アタッカー]]が[[攻撃]]されたならば[[ダメージ]]効率は[[《破壊輪》]]並であり、[[ライフ・アドバンテージ]]がある状況ならば最大まで[[ライフ]]を支払った方がいい。~
引導火力としても十分な数値である。

-[[裏側守備表示]]の[[悪魔族]]が[[攻撃]]された際にも[[発動]]可能。

-[[モンスター]]の[[ステータス]]を下げる事を「''ダウン''」ではなく「''マイナス''」と表現しているのはこのカードのみ。

-100刻みで自在に払えるため、[[ライフポイント]]の数値調整はそれなりに融通が利くかと思いきや、[[発動条件]]がある点と払える[[ライフコスト]]に上限がある点がネックになるため結局のところ使いにくい。~
例えば、[[攻撃力]]1000/[[守備力]]1200の[[モンスター]]の[[攻撃]]に対し、ライフを2000も3000も払う事はできないのだ。~
[[攻撃力]]と[[守備力]]のうち、高いほうの数値(上記の例ならば1200)が上限となる。~
なお、‘50’を削ることはできない。~
例えば[[攻撃力]]1250/[[守備力]]1000の[[《クワガタ・アルファ》]]に対しては1200までしか払うことができない。~

**関連カード [#b5034914]
―[[効果]]関連
-[[《モンスターBOX》]]

-[[《収縮》]]

-[[《窮鼠の進撃》]]

-[[《サイコ・コマンダー》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]

―名前関連
-[[《威嚇する咆哮》]]
-[[《プライドの咆哮》]]
-[[《地縛神の咆哮》]]
-[[《野生の咆哮》]]

**収録パック等 [#d62c512f]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP132
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-009
-[[Struggle of Chaos −闇を制する者−]] SC-10

**FAQ [#j4c4286d]
Q:[[相手]]のステータスを超えた数値の[[ライフポイント]]を払うことはできますか?~
A:いいえ。[[攻撃力]]・[[守備力]]の内高い方のステータスを超えて払うことはできません。~

Q:テキストの「マイナスする」というのは「ダウン」扱いになりますか?~
A:はい。「ダウンする」と置き換えることができます。~

Q:[[《あまのじゃくの呪い》]]の[[効果]]が既に適用されていた場合、払った[[ライフポイント]]の数値分だけ[[攻撃力]]・[[守備力]]がアップしますか?~
A:はい、アップします。