*《&ruby(めいすいり){名推理};/Reasoning》[#z83d33e6]
 通常魔法(制限カード)
 相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。
 通常召喚が可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。
 出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。
 違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、残りのカードを墓地へ送る。

 [[新たなる支配者]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[カードをめくる]]事でめくった[[モンスター]]を[[デッキ]]から[[特殊召喚]]する。~
 [[相手]]に出た[[モンスター]]の[[レベル]]を当てられれば[[特殊召喚]]は失敗となる。~

 類似カードの[[《モンスターゲート》]]と比べ、[[コスト]]はないが、確実には[[特殊召喚]]できないので、一長一短の関係にある。~
 [[特殊召喚]]の成功率を上げるために、この[[カード]]を採用する場合は、[[デッキ]]構築の際に[[モンスター]]の[[レベル]]をばらつかせる必要がある。~

 この[[カード]]が持つ[[効果]]を最大限に生かすのであれば、優秀な[[効果]]を持つ高[[レベル]][[モンスター]]を狙いたい。~
 高[[レベル]][[モンスター]]でなくとも、この[[カード]]の[[特殊召喚]][[効果]]で[[モンスター]]を展開し、総[[攻撃]]をかけて大きな[[ダメージ]]を与えることにも使用できる。~

 「[[通常召喚]]できない[[特殊召喚モンスター]]」をめくった場合は、無視して処理を続行し、[[通常召喚]]できる[[モンスター]]が出るまで続ける。~
 また、[[通常召喚]]はできるが[[特殊召喚]]できない[[モンスター]]([[《古代の機械巨人》]]等)をめくった場合は、その[[カード]]を含む、めくった[[カード]]を全て[[墓地]]に送り処理を終了する。~
 このような[[召喚制限]]のある[[モンスター]]の処理については、十分注意したい。~

 この[[カードの効果]]で[[上級モンスター]]・[[最上級モンスター]]を大量に展開する[[デッキ]]が[[【推理ゲート】]]である。~
 この[[カードの効果]]で[[通常召喚]]できない[[モンスター]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、それらの[[墓地アドバンテージ]]を活用する[[【カオスゲート】]]という[[デッキ]]にも使用される。~
 [[魔法・罠カード]]の比重を大きくした[[デッキ]]では、[[墓地]]に大量の[[魔法・罠カード]]を溜め込むことができ、それらの[[墓地アドバンテージ]]を活用して[[1ターンキル]]する[[【マジカルエクスプロージョン1キル】]]や[[《神炎皇ウリア》]]の[[攻撃力]]アップ等にも使用できる。~

 [[デッキトップ]]を調節することで強力な[[モンスター]]を出しやすくなる。~
 [[墓地]]から[[《鳳凰神の羽根》]]等で調節すると[[相手]]にばれてしまうので、[[《ゾンビキャリア》]]や[[《魔導書整理》]]等で[[相手]]に見られないように調節するのが良い。~
 ただ、この場合も[[相手]]は警戒して高い[[レベル]]を[[宣言]]する。~
 この方法で強力な[[モンスター]]を出すのは、[[プレイヤー]]の腕の見せ所だろう。

 [[相手]]にこの[[カード]]を使用された場合は[[相手]]のプレイングと[[デッキ]]タイプによって見極めて宣言することが望まれる。~
 よく分からない場合、[[《創世神》]]等の強力な[[効果モンスター]]を擁する[[レベル]]8を[[宣言]]すると良いだろう。~
//ただし、この考えを逆手に取って[[モンスター]]の[[レベル]]をバラバラにして[[デッキ]]構築をする[[プレイヤー]]も多いので、[[相手]]のプレイングと[[デッキ]]タイプによって見極め、柔軟に対応することが望まれる。~
//逆手にとってない。どのレベルを宣言しようと、バラバラなら当たり難い事に変わりはない。逆手に取るってのは「あえて8を入れない」とかそういう事。
 また、ほとんどの[[デッキ]]に入り[[制限カード]]も多い[[レベル]]3や4を[[宣言]]するのも手。~
 
-この[[カード]]の真の脅威は、[[デッキ]]に投入する[[通常召喚]]可能な[[モンスター]]を数種類程度にしてしまえば、相手に当てられない限り狙った[[モンスター]]を非常に高確率で[[特殊召喚]]可能な[[カード]]に化ける点である。~
具体的には[[【デビル・フランケン】]]における[[《デビル・フランケン》]]、[[【サイエンカタパ】]]における[[《魔導サイエンティスト》]]と言った[[1ターンキル]]のキーカードを[[特殊召喚]]するために使われていた。~

-《名推理》を[[発動]]するのは[[自分]]だが、実際に「名推理」をするのは[[相手]]である。~

-[[宣言]]できる[[レベル]]は1〜12まで。~
ちなみに11と12は[[特殊召喚モンスター]]しか存在しない。

-ちなみに[[《混沌の黒魔術師》]]が現役のころはこのカードを[[使用]]された[[プレイヤー]]は高確率で[[レベル]]8を[[宣言]]していた。~
しかし、[[【ドグマブレード】]]などでは、[[《混沌の黒魔術師》]]が[[墓地]]に送られても[[特殊召喚]]に成功しても得をするのは[[相手]]のため、この[[カードの効果]]で[[《混沌の黒魔術師》]]が見えただけで[[相手]]がかなり警戒するということも珍しくなかった。~

-[[【サイエンカタパ】]]の様に、[[1ターンキル]]の1パーツとしても存在していたが、鍵となる[[モンスター]]が[[禁止カード]]となる事で、長い間規制を免れてきた。~
しかしその後に、[[【カオスゲート】]]のギミックを利用した強力な[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を主軸とする[[デッキ]]が近年増加し、さらにこのカードを[[キーカード]]とした先攻[[1ターンキル]][[【ドグマブレード】]]が誕生するに至った。~
それらの[[デッキ]]を抑制するためか、[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[《モンスターゲート》]]と共に[[制限カード]]となる。~
本来の利用法である[[【推理ゲート】]]の使い手にはあまりに厳しい改訂となる。~
//しかしながら[[【ドグマブレード】]]は、基本的に[[《早すぎた埋葬》]]や[[《次元融合》]]の働きで成り立っている感があるので、この[[カード]]や[[《モンスターゲート》]]を規制するのは厳しすぎる判定である。~
//↑他の墓地肥やしデッキの規制も兼ねているのでは?

-コナミのゲーム作品において―~
GBAソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズエキスパート2006>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_ex2006/index.html]]」では[[デッキ]]に[[通常召喚]]できない[[モンスター]]が存在する場合、[[デッキ]]がなくなるまでめくり続けた後、全てのカードを[[墓地へ送る]]というバグがあった。~
[[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2007:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2007/]]のゲーム上の[[禁止・制限カード]]リストでは[[禁止カード]]に指定されている。~
[[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2008>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]のゲーム上の[[禁止・制限カード]]リストでは[[禁止カード]]に指定されており、バグも解消されている。~
[[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2010>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2010/]]では、「カードを置く位置」を「手動で選択」に設定しこのカードを発動すると、相手が[[レベル]]の宣言を外した場合モンスターを[[特殊召喚]]する位置を選択できず、ゲーム進行が不能になるバグがある。~
遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONシーズン7では、[[《モンスターゲート》]]と共に[[制限カード]]に指定されている。~

**関連カード [#ue806e64]
-[[《モンスターゲート》]]
-[[《魔の試着部屋》]]

-[[《魔導雑貨商人》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#r70245f3]
-[[【推理ゲート】]]
-[[【サイエンカタパ】]]
-[[【カオスゲート】]]
-[[【エアブレード】]]
-[[【ドグマブレード】]]
-[[【マジカルエクスプロージョン1キル】]]

**収録パック等 [#q1c7c5df]
-[[EXPERT EDITION Volume.1]] EE1-JP029
-[[新たなる支配者]] 301-029
-[[ストラクチャーデッキ−ドラゴニック・レギオン−]] SD22-JP030

**FAQ [#qb195c34]
Q:[[通常召喚]]が可能な[[モンスターカード]]が一枚も出ずに[[デッキ]]がなくなった場合はどうなりますか?~
A:[[効果]]は[[不発]]になります。めくったカードは全て[[デッキ]]に戻し、[[シャッフル]]します。

Q:[[《虚無の統括者》]]など、[[通常召喚]]は可能だが[[特殊召喚]]が出来ない[[モンスター]]が出た場合はどうなりますか?~
A:めくった[[カード]]と一緒に[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[効果]]処理が終了します。(07/09/18)

Q:[[《次元の裂け目》]][[発動]]中に、この[[カードの効果]]による[[特殊召喚]]はできますか?~
A:[[墓地へ送る]]のは[[効果]]であるため、問題なく[[特殊召喚]]できます。

Q:《名推理》の[[効果]]で[[墓地]]に送られるカードはどこから[[墓地へ送られた]]事になるのですか?~
A:[[デッキ]]からです。

Q:[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]や[[《虚無魔人》]]が存在する時にこの[[カード]]を[[発動]]することは出来ますか?~
A:いいえ、できません。(09/01/07)

Q:[[通常召喚]]が可能な[[モンスターカード]]が[[デッキ]]に存在しない状態で《名推理》を[[発動]]することは出来ますか?~
A:いいえ、できません。(09/01/31)

Q:この[[カード]]で[[攻撃力]]1500以上の[[モンスター]]が[[特殊召喚]]された時、[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]することは出来ますか?~
  ([[特殊召喚]]後に[[墓地]]送り処理がある扱いですか?)~
A:はい、できます。(10/07/30)