*《&ruby(めいきゅうへき){迷宮壁};−ラビリンス・ウォール−/Labyrinth Wall》 [#q3cbb431]
 通常モンスター
 星5/地属性/岩石族/攻   0/守3000
 フィールドに壁を出現させ、出口のない迷宮をつくる。

 [[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]]で登場した[[地属性]]・[[岩石族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[《ウォール・シャドウ》]]を[[特殊召喚]]するために必要な[[モンスター]]でもある。~

 使うとすれば、[[《巨大ネズミ》]]からの[[特殊召喚]]が主だろう。~
 この場合、[[《つまずき》]]が[[フィールド]]に存在すれば、即座にこの[[カード]]を[[表側守備表示]]にして追撃を防ぐ事ができる。~

 [[通常モンスター]]とはいえ、[[守備力]]3000もあれば[[《青眼の白龍》]]の[[攻撃]]をも防ぎ、そう簡単には倒されない。~
 もっとも、[[《地砕き》]]・[[《ライトニング・ボルテックス》]]等[[モンスター除去]]への[[耐性]]は持たない。~
 しかし、逆に言えばそれら有用なカードを[[攻撃力]]も効果も無いこのカードに使用させる事ができる。~
 [[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されない[[《マシュマロン》]]や[[《魂を削る死霊》]]も居るが、これらは低[[ステータス]]ゆえ[[貫通]][[効果]]に弱い。~
 その意味では、この[[カード]]は「[[壁]]の中の[[壁]]」という見解も出来ないこともないが、[[《キャッスル・ゲート》]]の方が優秀である。~

 また、この[[カード]]は[[岩石族]]なので、[[墓地]]に落ちた後は[[《メガロック・ドラゴン》]]の餌にすることもできる。~
 [[《守護者スフィンクス》]]と思わせて[[裏側守備表示]]で[[通常召喚]]し、[[相手]]の[[攻撃]]を誘って[[反射ダメージ]]を狙うことも出来る。~
 その場合、[[《断層地帯》]]や[[《聖域の歌声》]]も有効に働くであろうことから、[[【岩石族】]]での採用もみこめないこともない。~
 [[地属性]]・[[通常モンスター]]という点で[[【アステカ】]]では何かと役立つ。~
 [[《エネミーコントローラー》]][[《重力解除》]]等で[[攻撃表示]]にされ、大[[ダメージ]]を受ける危険がある。~
 [[攻撃表示]]にされた場合は、[[罠カード]]等によって確実に[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]を防ぎたい。

-同じ[[レベル]]・[[属性]]・[[攻撃力]]・[[守備力]]を持つ[[モンスター]]に[[《千年の盾》]]が存在する。~

-[[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]]で初登場した時は、[[ノーマルレア>N-Rare]]だった。~
また、初期印刷では[[効果モンスター]]と表記された[[エラーカード]]も存在した。
//↑画像あったら出して欲しいのだけれど
//エラーカードに追記したほうがいいし

//-「迷宮壁」を英訳すると「ラビリンス・ウォール」になる。~
//つまりこの[[カード]]は「迷宮壁−迷宮壁−」というおかしな名前を持っている事になる。~
//[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]や[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]など遊戯王にはこの手のネーミングが多い。
//日本語にはこの手のものが割りと多くないですか。
//「海月−ジェリーフィッシュ」が先にでているので。

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者王国」編の「遊戯&城之内vs迷宮兄弟」で登場。~
この変則[[デュエル]]のために設けられた特殊[[フィールド]]で使用された最重要カード。~
しかし、原作でも[[モンスターカード]]であったにもかかわらず、何故か[[フィールド]][[カード]]のような役割をしていた。~
[[《シャドウ・グール》]]と[[融合]]して[[《ウォール・シャドウ》]]となるが、[[《ウォール・シャドウ》]]が倒されても迷宮の壁は残っていたり、[[守備力]]3000の壁ならば[[破壊]]できるはずの[[《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》]]によって[[攻撃]]されなかったりと、かなり特殊な[[モンスター]]であると思われる。~
他、[[サポートカード]][[《迷宮変化》]]により迷宮の壁を自在に変化させることができる。~
OCGの[[フレイバー・テキスト]]には「出口のない」と書かれているが、原作では出口は一応存在する。

-コナミのゲーム作品において―~
真DM2では、この[[カード]]は[[モンスターカード]]としての登場では無く、「迷宮壁」地形を生み出す[[魔法カード]]として登場した。~
迷宮壁地形は一部の[[モンスター]]しか進入できず、他の[[フィールド魔法]]で変化しない、所謂「壁」扱いの地形だった。~
また、[[詰めデュエル]]に置いては「ワールドチャンピオンシップ2007」を始め、この[[カード]]や[[《千年の盾》]]が壁として置かれている場合がある。

-神話・伝承において―~
ギリシャ神話に登場するクレタ島の大迷宮「ラビュリントス」が元ネタだろう。~
ミノス王はこの迷宮を建造し、[[ミノタウルス>《ミノタウルス》]]を閉じ込めた。~
迷宮と書くが、実際には一本道である。~
なお、この大迷宮の作成者は[[ダイダロス>《海竜−ダイダロス》]]である。

**関連カード [#s2e45abf]
-[[《ウォール・シャドウ》]]

-[[《迷宮変化》]]

-[[《シャドウ・グール》]]

-[[《千年の盾》]]
-[[《ネオアクア・マドール》]]

**収録パック等 [#p7ba03fa]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP035
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-041
-[[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]] PS-04 &size(10){[[N-Rare]]};