遊戯王カードWiki - 《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》のバックアップ(No.41)

《紋章獣(もんしょうじゅう)ベルナーズ・ファルコン/Heraldic Beast Berners Falcon》 †

効果モンスター
星４/風属性/鳥獣族/攻1000/守1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分フィールド上の全てのレベル５以上のモンスターのレベルを４にする。

　上級モンスターのレベルを４に下げるため、ランク４を利用するのでもなければ他のカードを使い、高ランクのエクシーズモンスターを使う方がいい。
　紋章獣は元々全てレベル４なので、紋章獣以外とのシナジーを求めなければならない。

　《紋章獣レオ》の存在から、手札コストを払って特殊召喚するモンスターならばこの点を活かしやすい。
　手札の《紋章獣レオ》を墓地へ送り《クイック・シンクロン》や《虚栄の大猿》を特殊召喚し、このカードを召喚してレベルをあわせる事でシンクロ召喚・エクシーズ召喚に繋げられる。
　しかし《紋章獣アンフィスバエナ》の存在により、わざわざ別のレベルのモンスターを採用する利点はあまりない。
　シンクロ召喚要素を入れるとしてもエクストラデッキの都合上、枠を空けるのはなかなか厳しい。

　【紋章獣】は直接的に相性の良い罠カードが少なく展開一辺倒のところがあるので、高レベルの手札誘発に防御をまかせる場合は採用が検討できるか。
　幸いながら紋章獣の性質上ピン挿しでも機能させやすい。
　手札誘発そのものも、やはり紋章獣と相性が良いという訳でもないが、《冥府の使者ゴーズ》などはメタカードとしての機能も大きいので環境によりけりといった所。
　そのためだけに採用する意義は薄いが、《護封剣の剣士》から耐性をもったランク４も展開できる。
　ついでではあるが、《死者蘇生》などで高レベルの自己再生型モンスターを奪って保持する事もできるので覚えておきたい。

　他にも《オレイカルコス・シュノロス》や《忘却の海底神殿》などの低レベルに恩恵のあるカードを大型モンスターでも効果を受けられるようになる。
　とはいえ、低レベル用のサポートカードのためだけに使えば消費も多くなるため、エクシーズ召喚前提の使い方をしたい。

「ベルナー(Berner)」とは主にスイスのベルン市民のことを指すが、ベルン市の紋章には熊しか描かれておらず、ファルコン（隼）との関連性は見られない。
またBernersを固有名詞として考えると、アラスカにあるバーナーズ湾を意味する。
この場合ファルコンではないが、かつて近縁と考えられていたタカ目に属し、アメリカ合衆国の国章に描かれている白頭鷲をモデルにしている可能性がある。