効果モンスター 星4/光属性/獣族/攻1100/守1600 墓地のこのカードをゲームから除外し、 自分の墓地のサイキック族エクシーズモンスター1体を選択して発動できる。 選択したモンスターを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。 「紋章獣ユニコーン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
COSMO BLAZERで登場した光属性・獣族の下級モンスター。
墓地に存在する自身を除外することで墓地からサイキック族のエクシーズモンスター1体を蘇生させる効果を持つ。
サイキック族サポートのようにも見えるが、このカード自身の種族・属性もサイキック族エクシーズモンスターにもサイキック族とのシナジーはほとんどない。
また蘇生したエクシーズモンスターの効果も無効になってしまうためアタッカーを補充したり、《エクシーズ・ギフト》やRUMの発動条件を補助する目的でしか使用できない。
効果そのものは蘇生対象との間のみで完結しているが、実際にはこのカードやサイキック族エクシーズモンスターが墓地へ送られる段階で手間がかかる。
《アステル・ドローン》や《トリオンの蟲惑魔》といった即座にアドバンテージを得られるものと違い、還元されるタイミングが遅く、狭い。
通常のエクシーズ召喚主体のデッキの場合、《リビングデッドの呼び声》でこれらやエクシーズモンスターを選択して蘇生できるようにしたほうが無難である。
蘇生できるモンスターの大半はこのカードとレベルが合わないため、採用できるデッキは非常に限定される。
長い間、【紋章獣】であっても使い辛いカードであったが、《No.18 紋章祖プレイン・コート》の登場によりこの問題は大きく改善される。
あちらの効果でデッキの紋章獣を墓地に送れるので、手間をかけずに使うことが可能になった。
さらにこの効果は墓地で発動するので、効果無効のデメリットの影響を受けずに使える為、繰り返しこのカードを墓地に送ることで擬似的な自己再生効果へと変えることができる。
圧倒的な攻撃力を持つ《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》も蘇生対象の有力候補であり、《No.18 紋章祖プレイン・コート》からRUMでのランクアップも狙える。
ただし、紋章獣唯一の光属性のため、他の紋章獣と属性サポートカードが共有できないのが難点。
「特殊召喚能力を持つモンスター」に《フォトン・スラッシャー》を利用することで光属性縛りのエクシーズ召喚が行いやすくなる。
このカードを2枚以上採用しておけば、《高等紋章術》からでも狙うことができる。
ただ、このカードを扱う場合、上記のとおりRUM専用エクシーズモンスターの併用が必須に近いため、エクストラデッキの圧迫が懸念される。
あくまで活用できる構築の中での副次的なメリットなので、実際に採用するかは環境に依るところが大きいだろう。