*《&ruby(もんぜんばら){門前払};い/Begone, Knave!》 [#e00c5110]
 永続罠
 フィールド上のモンスターがプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、
 そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

 [[暗黒の侵略者]]で登場した、[[プレイヤー]]に[[戦闘ダメージを与えた]][[モンスター]]を[[持ち主]]の[[手札]]に[[戻す]][[永続罠]]。~
 この[[カードの効果]]は[[フィールド]]上の[[モンスター]]が[[プレイヤー]]に[[戦闘ダメージを与えた]]場合に[[強制発動]]する。

 [[《光神機−桜火》]]の[[自壊]][[効果]]回避、[[リバース効果モンスター]]の再利用など使い道はいろいろとある。

-主な使い方は以下の通り。~
--能動的に[[自分]]の[[モンスター]]を[[手札]]に[[戻す]]ことで再利用する。~
---[[スピリット]]を主力とするならば元々[[手札]]に戻るので気にならない。~
[[《光神機−桜火》]][[《ゴブリン突撃部隊》]][[《爆炎集合体 ガイヤ・ソウル》]]で[[戦闘ダメージ]]を与え[[手札]]に戻して再利用する。~
その他[[召喚]]することで[[メリット]]が得られる[[《切り込み隊長》]]や[[《魔導戦士 ブレイカー》]]などを[[手札]]に[[戻す]]手段として使うのも良い。~
[[《ハーピィの狩場》]]との組み合わせで[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]することもできる。~
--[[相手]]の[[モンスター]]を[[手札に戻す>バウンス]]ことでさらなる[[ダメージ]]を与える。~
---[[《マシュマロン》]]などの[[戦闘破壊]]できない[[壁]][[モンスター]]は厄介であるが、例えば[[羊トークン]]などで[[攻撃]]し[[自分]]が[[反射ダメージ]]を受けることで[[相手]]の[[手札に戻してしまう>バウンス]]ことが出来る。~
[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]など存在すると厄介な[[モンスター]]も、[[自爆特攻]]することで[[フィールド]]から[[手札に戻してしまう>バウンス]]ことも出来る。
--[[攻撃]]抑制。~
---やはり[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]などのように[[召喚]]に手間がかかり、制圧力の大きい[[モンスター]]も、[[戦闘ダメージ]]を与えてしまうと[[手札]]に戻ってしまう。~
[[剣闘獣]]などでは[[戦闘ダメージ]]を与えてしまうと[[バトルフェイズ]]終了時まで[[フィールド]]に残っていることが出来ず、そのサイクルを止めてしまうことにもなりかねない。~
このように[[相手]][[モンスター]]を一方的に妨害することもできる場合もある。

 弱点としては、これは[[相手]]側から見ても同じ作戦が出来ると言うこと。~
 [[壁]]による[[攻撃]]抑制を[[自分]]もやりにくくなっており、[[フィールド]]もがら空きになりやすいことから大[[ダメージ]]覚悟しなければならないときもある。~
 [[《E・HERO エアーマン》]]などの再利用の機会を与える結果もあり得る。~
 この罠を採用していると言うことは[[相手]]よりも[[デッキ]]に採用されている[[モンスター]]の相性は良いはずなので、これを生かして戦う必要があるだろう。

 [[自分]]の[[モンスターカードゾーン]]をがら空きにすることが多くなるが、これは[[《サイバー・ドラゴン》]]を封じることができることを意味する。~
 [[《縮退回路》]]との[[コンボ]]で[[《デスカウンター》]]以上の[[除去]]能力を発揮する。

//-''[[このカード及び他のカードの発動順の詳細はダメージステップを参照。>ダメージステップ#f84f19a7]]''
//[[戦闘ダメージ]]を与えた直後に[[効果の発動]]する。
-[[効果]]について。
--[[カードの発動]]は[[フリーチェーン]]、[[ダメージステップ]]以外にいつでも発動できる。
--[[効果の発動]]の処理をするタイミングは、[[ダメージステップ]]「[[戦闘ダメージ]]を与えた直後」である。~
つまり「[[戦闘ダメージ]]を与えたことで誘発する[[効果]]」とタイミングは同じなので、これらとともに[[チェーン]]を組んで処理と言うことになる。
---例として《門前払い》が[[発動]]中[[《天空騎士パーシアス》]]で[[攻撃]]した場合、いずれも[[強制効果]]であるため、両方が[[自分]]の側にある場合は好きな順番で[[チェーン]]を組める一方、《門前払い》が[[相手]][[フィールド]]上であれば、[[優先権]]によって[[《天空騎士パーシアス》]]の[[効果]]が先に[[チェーン]]を組まれる。~
もちろん[[フィールド]]から[[《天空騎士パーシアス》]]がいなくなっても[[誘発効果]]は[[無効]]にはならない。
---ややこしい例として、「[[戦闘]]を行った」ことによる[[誘発効果]]があった場合、《門前払い》の[[効果]]によって[[手札]]に戻ってから[[誘発効果]]が[[発動]]する。~
[[《異次元の女戦士》]]で[[攻撃]]し、[[相手]]を[[破壊]]して[[戦闘ダメージ]]を与えた場合、[[《異次元の女戦士》]]が[[手札]]に戻った後[[誘発効果]]が[[発動]]、[[除外]]するかどうか選択できるわけだが、「[[手札]]に戻ったカードと[[戦闘]][[相手]]を[[除外]]する」か「[[手札]]に戻っているため[[効果]]使用できない」かは[[調整中]]である。~
[[《異次元の女戦士》]]を[[攻撃]]し、[[破壊]]して[[戦闘ダメージ]]を与えた場合、[[攻撃]]した[[モンスター]]は[[手札]]に戻っており、[[《異次元の女戦士》]]の[[効果]]が[[発動]]し[[除外]]を選択しても[[除外]]されるのは[[《異次元の女戦士》]]のみとなる。~
[[《異次元の戦士》]]も同様に処理を行うこととなる。

-[[自爆特攻]]した場合、[[相手]]の[[モンスター]]は[[戦闘ダメージ]]を与えたことになり[[手札]]に戻る。~
そのため、[[リクルーター]]を多用する[[デッキ]]では恐るべき[[バウンス]][[カード]]となりうる。~
しかも、[[リクルーター]]がその性質上苦手とする[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]][[《ハイドロゲドン》]][[《閃光の追放者》]]等の[[モンスター]]も、[[効果]]を発揮される前にことごとく[[フィールド]]上から消してしまう。~
《門前払い》の[[発動]]タイミングが[[戦闘ダメージ]]を与えたときなので処理をするのが[[リクルーター]]などが[[墓地]]に送られて[[発動]]するより前なのである。~
[[攻撃]]を受ける[[リクルーター]]は[[攻撃表示]]である事が前提だが、「[[メタ]]の[[メタ]]」として優秀なカードである事は確かだろう。

-英語名にだけ「エクスクラメーションマーク(!)」がある、珍しい[[カード]]。~
他には[[《ブランチ/Branch!》>《ブランチ》]][[《中央突破/Breakthrough!》>《中央突破》]][[《決戦の火蓋/Cry Havoc!》>《決戦の火蓋》]][[《フォース・リリース/Unleash Your Power!》>《フォース・リリース》]][[《ダイスインパクト/Dice Try!》>《ダイスインパクト》]]も該当する。

--なお、英語名の「begone(be gone)!」は「立ち去れ!」を意味する(動詞の)命令形であり、一方の「knave」は「悪党」や「[[ならず者>《ならず者傭兵部隊》]]」を意味し、直訳するならば「悪党よ、立ち去れ!」となる。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《黒蠍−逃げ足のチック》]]
-[[《デスカウンター》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#k6339451]
-[[【門前払い光神機】]]

**収録パック等 [#e9ecec2e]
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP108
-[[暗黒の侵略者]] 307-052

**FAQ [#df023ef6]
Q:[[《ディメンション・ウォール》]]等によって[[戦闘ダメージ]][[対象]]を移し替えた場合でも《門前払い》の[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:はい。[[適用]]されます。(08/11/09)

Q:この[[カードの発動]]中に[[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]が[[相手]]に[[攻撃]]され[[戦闘ダメージ]]を与えた場合、その後の[[効果]]処理はどうなりますか?~
A:[[調整中]](07/07/26)