*《&ruby(やせいかいほう){野性解放};/Wild Nature's Release》 [#j931f95e]
 通常魔法
 フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体を選択して発動できる。
 選択した獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力は、
 そのモンスターの守備力分アップする。
 この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
//最新テキストはWJ46号より

 [[混沌を制す者]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[獣族]]・[[獣戦士族]]専用の[[単体強化]]であり、[[対象]]の[[攻撃力]]を[[守備力]]分上昇する[[効果]]、[[対象]]を[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]させる[[効果]]を持つ。~

 高[[ステータス]]の[[モンスター]]を[[強化]]すれば、[[《リミッター解除》]]に匹敵する爆発力を生み出せる。~
 ただし[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]のような低[[守備力]]の[[モンスター]]とは相性が悪いので、なるべく[[《イグザリオン・ユニバース》]]のような[[ステータス]]が高い[[モンスター]]を[[強化]]したい。~
 これに使えば[[攻撃力]]3300(1800+1900−400)で[[貫通]][[効果]]持ち、[[攻撃]]が通れば[[《古代の機械巨人》]]以上の[[ダメージ]]を期待できる。~
 [[攻撃力]]2000で上昇値もそこそこの[[《コアキメイル・ウルナイト》]]、この[[カード]]で[[強化]]した[[種族]]に[[貫通]]を付与できる[[《激昂のミノタウルス》]]、[[通常モンスター]]の[[《暗黒の狂犬》]]・[[《剣闘獣アンダル》]]なども相性が良い。~
 [[下級モンスター]]以外だと、[[《マスター・オブ・OZ》]]・[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]・[[《ツインヘデッド・ビースト》]]が上昇値の高さに加え自身の[[効果]]の相乗効果で[[1ターンキル]]を狙える可能性があり、勝利できれば[[自壊]]も帳消しにできる。~
 これ以上の[[強化]]はやや供給過多だが、[[《結束 UNITY》]]・[[《D2シールド》]]・[[《団結の力》]]・[[《魔導師の力》]]とも相乗効果が得られる。~

 また[[強化]]したのが[[獣族]]であれば、[[《キャトルミューティレーション》]]との[[コンボ]]で[[自壊]]を回避可能。~
 [[破壊]]を[[トリガー]]に[[効果]]を[[発動]]する[[《森の番人グリーン・バブーン》]]・[[宝玉獣]]を使う手もある。~
 [[対象]]となる[[宝玉獣]]は[[《宝玉獣 アメジスト・キャット》]]・[[《宝玉獣 トパーズ・タイガー》]]・[[《宝玉獣 アンバー・マンモス》]]・[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の4体と意外と豊富。~
 一部の[[剣闘獣]]も[[自壊]]を回避できるが、それらはあまり[[守備力]]が高くないので[[効果]]は薄い。~
 各[[霊術>霊使い]]・[[《神秘の中華なべ》]]の[[コスト]]や、稀だが[[相手]]の[[獣族]]・[[獣戦士族]]を[[除去]]する手段としても活用できる。~

 このように、[[【ビースト】]]では[[エンドカード]]になりうる[[カード]]だが、安定性を求めるのであれば[[《幻獣の角》]]や[[《ビーストライザー》]]もある。~
 特に[[《幻獣の角》]]は[[フリーチェーン]]の[[通常罠]]で、爆発力は低いが[[装備カード]]となって[[効果]]が持続し[[デメリット]]無し、かつ[[ドロー]][[効果]]も備え[[ダメージステップ]]中にも[[発動]]できる。~
 [[《ビーストライザー》]]も[[永続罠]]なので[[効果]]を繰り返し利用でき、爆発力があり同じく[[ダメージステップ]]時に[[発動]]できる。~
 こちらを採用するのであれば、[[魔法カード]]ゆえの即効性を活かし、確実に勝負を決められる場面で使いたい。~

-間違えやすいが「野生」ではなく「野性」である。~
自然の中のままの粗野な性質という意味である。~
また「解放」も読んで字のごとく「『解』き『放』つ」という意味の言葉であり、「『開』け『放』つ」といった意味の「開放」ではない。~
何かと誤字・誤認を生みやすい言葉であるが、意味が全く変わってしまうのでしっかり認識したい。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vsSAL」戦において、SALが使用。~
[[《アクロバットモンキー》]]を[[《DNA改造手術》]]で[[獣族]]にし、このカードを使用した。~
[[カード]]の消費を考えると、割りに合わない[[コンボ]]である。~
「隼人vsクロノス」では、隼人が使用。~
[[強化]]された[[《ビッグ・コアラ》]]で、[[《古代の機械巨人》]]を倒した。~
この直後には[[《キャトルミューティレーション》]]との[[コンボ]]で再[[攻撃]]し、[[破壊]]も免れている。~
これは、OCGでも有効に働く[[コンボ]]である。~
「十代vsエド」(1戦目)では、エドの[[手札]]にも確認できる。~
また、謎の影によって不具合が起きて回収された[[カード]]の内の1枚。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#q0aa04ba]
-[[《リミッター解除》]]

―[[獣族]]・[[獣戦士族]]専用[[強化]]
//-[[《野性解放》]]

-[[《幻獣の角》]]
-[[《ビーストライザー》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《怒れる類人猿》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#qa2584d8]
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP033 &size(10){[[Rare]]};
-[[混沌を制す者]] 306-033 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−炎王の強襲−]] SD24-JP0XX

**FAQ [#r0527e27]
Q:[[エンドフェイズ]]にこの[[カードの効果]]で[[モンスター]]が[[破壊]]される際、[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:いいえ、作られません。(11/06/26)

Q:《野性解放》を1つの[[モンスター]]に複数回[[適用]]すると、どうなりますか?~
A:[[攻撃力]]アップなので、その回数分増加します。~
  [[《イグザリオン・ユニバース》]]の場合、1800+1900×2で5600の[[攻撃力]]になります。

Q:[[守備力]]0の[[獣族]]・[[獣戦士族]][[モンスター]]を選択して[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(12/09/03)

Q:[[効果解決時]]に他の[[カードの効果]]で[[対象]]に選択した[[モンスター]]の[[守備力]]が0になり[[攻撃力]]がアップしなかった場合でも、[[エンドフェイズ]]時に選択した[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]されます。(12/09/03)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。