*《&ruby(やせいかいほう){野性解放};/Wild Nature's Release》 [#top]
 通常魔法
 フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体を選択して発動できる。
 選択した獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力は、
 そのモンスターの守備力分アップする。
 選択した獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力は、そのモンスターの守備力分アップする。
 この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
//最新テキストはWJ46号より

 [[混沌を制す者]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[獣族]]・[[獣戦士族]]専用の[[単体強化]]する[[効果]]と、[[対象]]を[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]させる[[効果]]を持つ。~
 [[獣族]]・[[獣戦士族]]を[[単体強化]]し、[[対象]]を[[エンドフェイズ]]に[[自壊]]させる[[効果]]を持つ。~

 特定の[[モンスター]]を[[強化]]した場合の爆発力は凄まじく、[[【ビースト】]]等では[[エンドカード]]になりうる[[効果]]を持つ。~
 [[《イグザリオン・ユニバース》]]を一気に[[攻撃力]]3700に[[強化]]でき、[[任意発動]]できる[[貫通]]の[[起動効果]]とも相性が良いが、安定した活用はやや難しい。~
 確実に勝負を決められる場面以外では[[自壊]]の[[デメリット]]が使いづらい要因になり、[[シンクロ素材]]や[[エクシーズ素材]]、[[ウイルス]]や[[《神秘の中華なべ》]]の[[コスト]]に活用するなどの工夫が必要。~
 [[対象]]が[[獣族]]であれば[[《キャトルミューティレーション》]]や[[《森の番人グリーン・バブーン》]]と[[コンボ]]ができ、[[相手]]の[[獣族]]・[[獣戦士族]]を[[除去]]する手段としても活用できるが、相性の良い[[デッキ]]であっても採用するかはよく考えたい。~
 性質は[[《リミッター解除》]]と似ているが、上昇値が[[守備力]]分なので[[攻撃力]]・[[守備力]]両方が高くないと効力が望めず、[[モンスター]]1体にしか[[効果]]がないので爆発力では大きく劣る。~
 加えて[[通常魔法]]なので[[バトルフェイズ]]に[[発動]]できず、[[発動]]後に[[攻撃]]を防がれたり[[除去]]されたりして無駄撃ちになりやすい。~
 [[守備力]]を持たない[[リンクモンスター]]に利用できないのも難点。~

 [[《幻獣の角》]]や[[《ビーストライザー》]]のように[[ダメージステップ]]中には活用できないが、[[魔法カード]]ゆえの即効性は評価できる。~
 [[《ツインヘデッド・ビースト》]]・[[《熱血獣王ベアーマン》]]・[[《地霊神グランソイル》]]・[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]・[[《マスター・オブ・OZ》]]等を[[強化]]した場合は大[[ダメージ]]を狙え、勝利できれば[[自壊]]を帳消しにできる。~
 [[《結束 UNITY》]]・[[《D2シールド》]]・[[《団結の力》]]・[[《魔導師の力》]]等と重ねがけした場合も非常に高い[[攻撃力]]を得られるが、対処された時の[[ディスアドバンテージ]]が大きくやや応用の効きづらい戦術である。~
 [[自壊]]は[[エンドフェイズ]]に発生するので、その前に各種素材に使ったり、[[《キャトルミューティレーション》]]で入れ替えたりすれば帳消しにできる。~
 [[自壊]]を[[トリガー]]に[[《森の番人グリーン・バブーン》]]の[[特殊召喚]]へ繋げてリカバリーする事も可能。~
 とはいえ、[[攻撃力]]・[[守備力]]共に優れた[[モンスター]]に対し使用し、そのまま[[フィニッシャー]]にしてしまう事が望ましい。~
 該当する[[獣族]]・[[獣戦士族]]には、[[《戦華の孟−曹徳》]]・[[《熱血獣王ベアーマン》]]・[[《地霊神グランソイル》]]・[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]・[[《マスター・オブ・OZ》]]等がある。~
 対処された時のリスクが上がるものの、[[《結束 UNITY》]]・[[《D2シールド》]]・[[《団結の力》]]・[[《魔導師の力》]]等と重ねがけした場合も非常に高い[[攻撃力]]を得られる。~
 [[強化]]後に[[《No.64 古狸三太夫》]]の[[効果]]を使えば[[強化]]した[[モンスター]]の[[攻撃力]]を[[コピー]]した[[影武者狸トークン]]を出せる。~

-一部の[[宝玉獣]]や[[剣闘獣]]と共有できるが、それらは高いもので[[守備力]]1000前後で[[効果]]は薄い。~
 かつては[[【獣族】]]や[[【ビースト】]]を象徴する[[カード]]の1枚だったが、現在では[[種族]]を問わず[[自壊]]もしない[[《一騎加勢》]]や[[《コンセントレイト》]]の方が使いやすい。~
 優位性や独自性が無い訳ではないのだが、[[デメリット]]と[[汎用性]]の差を埋めるには厳しいのが現状である。~
 [[【ビースト】]]が[[リンクモンスター]]をエースとする[[トライブリゲード]]で固まりつつあるため、類似[[カード]]共々向かい風が続いている。~

-元々の[[ステータス]]の状態で、この[[カード]]で出せる最高[[攻撃力]]は[[《極星邪狼フェンリル》]]の8000(4000+4000)。~
次点で[[《マスター・オブ・OZ》]]の7900(4200+3700)となる。~


-間違えやすいが「野生」ではなく「野性」である。~
自然の中のままの粗野な性質という意味である。~
また「解放」も読んで字のごとく「『解』き『放』つ」という意味の言葉であり、「『開』け『放』つ」といった意味の「開放」ではない。~
何かと誤字・誤認を生みやすい言葉であるが、意味が全く変わってしまうのでしっかり認識したい。
何かと誤字・誤認を生みやすい言葉であるが、意味が全く変わってしまうので気をつけよう。~
読みは同じなので[[宣言]]の際は問題ないが、検索の際は[[カード名]]の漢字を間違えないように注意したい。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vsSAL」戦において、SALが使用。~
[[《アクロバットモンキー》]]を[[《DNA改造手術》]]で[[獣族]]にし、このカードを使用した。~
[[カード]]の消費を考えると、割りに合わない[[コンボ]]である。~
[[《DNA改造手術》]]で[[獣族]]にした[[《アクロバットモンキー》]]を[[対象]]に[[発動]]して[[攻撃力]]を大幅にアップしたが、特に[[自壊]]へのケアはなされず[[破壊]]されてしまった。~
[[カード]]の消費を考えると、割に合わない[[コンボ]]である。~
この時、元々[[機械族]]だった[[《アクロバットモンキー》]]は体の機械の部分を破壊し、本物の猿のような外見になるという演出があった。~
「隼人vsクロノス」戦では、隼人が使用。~
[[強化]]された[[《ビッグ・コアラ》]]で、[[《古代の機械巨人》]]を倒した。~
この直後には[[《キャトルミューティレーション》]]との[[コンボ]]で再[[攻撃]]し、[[破壊]]も免れている。~
これは、OCGでも有効に働く[[コンボ]]である。~
[[《ビッグ・コアラ》]]を[[強化]]し、[[《古代の機械巨人》]]の[[戦闘破壊]]へつなげた。~
さらに[[《キャトルミューティレーション》]]で[[《ビッグ・コアラ》]]を一度[[手札]]に[[戻す]]事で、[[自壊]][[デメリット]]を回避しつつ追撃を行う理想的な[[コンボ]]も披露している。~
「十代vsエド」(1戦目)では、エドの[[手札]]にも確認できる。~
また、謎の影によって不具合が起きて回収された[[カード]]の内の1枚。~
この時のエドは[[EXPERT EDITION Volume.2]]に収録された[[カード]]で適当に40枚の[[デッキ]]を組んだため、完全に[[腐って>腐る]]いた。~
また、謎の影によって不具合が起きて回収された[[カード]]の内の1枚としても出ている。~

--「十代vsSAL」戦でこの[[カード]]が登場した際はサブタイトルにも使われていたのだが、後に動画配信された際のタイトルや説明文などでは「''野生解放''!SALデュエル」と上記の誤植がされている。~
放映時、作中内で表示されたサブタイトルは正しく「野性解放」になっている。~

--アニメVRAINSの「島直樹/ロンリーブレイヴvsハノイの騎士」戦では、ロンリーブレイヴが所持していることが確認できる。~
ハノイの騎士の[[《手札断殺》]]によって[[ドロー]]したが、[[最上級モンスター]]ばかりの[[手札事故]]を起こしていたため、何の役にも立たなかった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《リミッター解除》]]
-[[《狂植物の氾濫》]]
-[[《最強の盾》]]
-[[《コンセントレイト》]]

―[[エンドフェイズ]]時に[[自壊]]の伴う[[種族]]専用[[強化]]
-[[《リミッター解除》]]([[機械族]])
-[[《狂植物の氾濫》]]([[植物族]])

―[[獣族]]・[[獣戦士族]]専用[[強化]]
//-[[《野性解放》]]
-《野性解放》

-[[《幻獣の角》]]
-[[《ビーストライザー》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《怒れる類人猿》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【ビースト】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[混沌を制す者]] 306-033 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP033 &size(10){[[Rare]]};
-[[ストラクチャーデッキ−炎王の急襲−]] SD24-JP026

**FAQ [#faq]
Q:[[エンドフェイズ]]にこの[[カードの効果]]で[[モンスター]]が[[破壊]]される際、[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:いいえ、作られません。(11/06/26)

Q:《野性解放》を1つの[[モンスター]]に複数回[[適用]]すると、どうなりますか?~
A:[[攻撃力]]アップなので、その回数分増加します。~
  [[《イグザリオン・ユニバース》]]の場合、1800+1900×2で5600の[[攻撃力]]になります。

Q:[[守備力]]0の[[獣族]]・[[獣戦士族]][[モンスター]]を選択して[[発動]]できますか?~
Q:[[守備力]]0の[[獣族]]・[[獣戦士族]][[モンスター]]を選択して[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(12/09/03)

Q:[[効果解決時]]に他の[[カードの効果]]で[[対象]]に選択した[[モンスター]]の[[守備力]]が0になり[[攻撃力]]がアップしなかった場合でも、[[エンドフェイズ]]時に選択した[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
Q:[[効果処理時]]に他の[[カードの効果]]で[[対象]]に選択した[[モンスター]]の[[守備力]]が0になり[[攻撃力]]がアップしなかった場合でも、[[エンドフェイズ]]時に選択した[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]されます。(12/09/03)

Q:この[[カードの効果]]を受けた[[モンスター]]が、[[《巨星のミラ》]]などの[[効果]]によって[[エンドフェイズ]]に[[破壊]]されなかった場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:《野性解放》の[[効果]]が[[適用]]された[[モンスター]]が、[[カードの効果]]で[[破壊]]されず[[フィールド]]上に残った場合でも、次の[[ターン]]以降の[[モンスター]]の[[攻撃力]]は[[元々の攻撃力]]に戻ります。(13/03/23)


//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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