通常魔法 フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体を選択して発動できる。 選択した獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力は、 そのモンスターの守備力分アップする。 この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
混沌を制す者で登場した通常魔法。
獣族・獣戦士族を単体強化し、対象をエンドフェイズに自壊させる効果を持つ。
性質は《リミッター解除》と似ているが、上昇値が守備力分で固定されており、モンスター1体にしか効果がないので爆発力では大きく劣る。
また通常魔法なのでバトルフェイズに発動できず、発動後に攻撃を防がれたり除去されたりして無駄撃ちになりやすい。
また、同じ通常魔法の単体強化カードとして、攻撃力1500アップの《一騎加勢》がある。
あちらは種族を問わず使える上に自壊もしないので、使い勝手で大きく勝っている。
このカードを使うからには、守備力が1500を大幅に上回るモンスターに使用しなければ割に合わない。
また、《コンセントレイト》も自壊がない上、このカードと全く同じ上昇値で種族を問わず、便利な速攻魔法である。
あちらは大量展開からの1ショットキルには向かないため、こちらは獣族・獣戦士族を大量展開するデッキで活かしたい。
自壊はエンドフェイズに発生するので、その前にシンクロ素材やエクシーズ素材、《キャトルミューティレーション》等で消費すれば帳消しにできるが、このカード自身の消費を考えると効率が良いといえるかは微妙。
守備力の高いモンスターに対し使用し、そのままフィニッシャーにしてしまう事が望ましい。
攻守ともに優れた獣族・獣戦士族には、《熱血獣王ベアーマン》・《地霊神グランソイル》・《スフィンクス・アンドロジュネス》・《マスター・オブ・OZ》等がある。
《結束 UNITY》・《D2シールド》・《団結の力》・《魔導師の力》等と重ねがけした場合も非常に高い攻撃力を得られるが、対処された時のディスアドバンテージが大きくやや応用の効きづらい戦術である。
決め切れないならば、予め《森の番人グリーン・バブーン》辺りを墓地へ落としておく事も必用である。
強化後に《No.64 古狸三太夫》の効果を使えば強化したモンスターの攻撃力をコピーした影武者狸トークンを出せる。
《No.64 古狸三太夫》を対象に使用した場合でも、影武者狸トークンを出せば《No.64 古狸三太夫》は自壊することがない。
―イラスト関連
Q:エンドフェイズにこのカードの効果でモンスターが破壊される際、チェーンブロックが作られますか?
A:いいえ、作られません。(11/06/26)
Q:《野性解放》を1つのモンスターに複数回適用すると、どうなりますか?
A:攻撃力アップなので、その回数分増加します。
《イグザリオン・ユニバース》の場合、1800+1900×2で5600の攻撃力になります。
Q:守備力0の獣族・獣戦士族モンスターを選択して発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(12/09/03)
Q:効果処理時に他のカードの効果で対象に選択したモンスターの守備力が0になり攻撃力がアップしなかった場合でも、エンドフェイズ時に選択したモンスターは破壊されますか?
A:はい、破壊されます。(12/09/03)
Q:このカードの効果を受けたモンスターが、《巨星のミラ》などの効果によってエンドフェイズに破壊されなかった場合、攻撃力はどうなりますか?
A:《野性解放》の効果が適用されたモンスターが、カードの効果で破壊されずフィールド上に残った場合でも、次のターン以降のモンスターの攻撃力は元々の攻撃力に戻ります。(13/03/23)