*《&ruby(ゆうごく){幽獄};の&ruby(とけいとう){時計塔};/Clock Tower Prison》 [#e55c8368]
 フィールド魔法
 相手ターンのスタンバイフェイズ時に、このカードに時計カウンターを1個乗せる。
 時計カウンターの合計が4個以上になった場合、
 このカードのコントローラーは戦闘ダメージを受けない。
 時計カウンターが4個以上乗ったこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
 手札またはデッキから「D−HERO ドレッドガイ」1体を特殊召喚する。

 [[ENEMY OF JUSTICE]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 [[相手]][[スタンバイフェイズ]]毎に溜まる[[時計カウンター]]を4つ溜めることで、[[戦闘ダメージ]][[無効]]化と、[[破壊]]された際[[《D−HERO ドレッドガイ》]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を得る。~

 条件を満たすことで[[プレイヤー]]への[[戦闘ダメージ]]を完全にシャットアウトでき、[[破壊]]されれば[[《D−HERO ドレッドガイ》]]を[[特殊召喚]]して[[誘発効果]]が[[発動]]するため[[除去]]も牽制できる。~
 しかし、そのためには[[時計カウンター]]4個、つまり[[お互い]]の[[ターン]]を計8[[ターン]]耐えなければならず、それまでは何の[[効果]]も持たない。~
 次の[[相手]][[ターン]]ですぐ1個溜まるとは言え、単体で4個の[[時計カウンター]]を乗せきるのは即効性にも確実性にも乏しすぎる。~
 [[《D−HERO ドレッドガイ》]]自体は単体で役割を持てる[[モンスター]]なので、[[《D−HERO ドレッドガイ》]]を採用するからといって必ずしもこの[[カード]]を投入する必要は無い。~

 この[[カード]]を投入する場合は、[[時計カウンター]]を乗せる[[《エターナル・ドレッド》]]か[[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]の併用がほぼ必須となる。~
 ただし、[[《エターナル・ドレッド》]]にしろ[[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]にしろ、この[[カード]]が存在することが前提に近い[[効果]]である。~
 特に、[[《エターナル・ドレッド》]]は単体では全く役に立たない。~
 [[カード・アドバンテージ]]の面で見ても、基本的にはどちらの[[カード]]も単体ではマイナスになる。~
 この[[カード]]は[[《テラ・フォーミング》]]で容易く[[サーチ]]できるので[[事故]]の可能性は軽減できるが、[[アドバンテージ]]についてはどうしようもない。~
 [[時計カウンター]]が溜まりきった際の[[ロック]]形成及び[[特殊召喚]][[効果]]で、[[アドバンテージ]]を[[回復]]していくほかないだろう。~

 狙ったタイミングで攻めに回れるように、[[時計カウンター]]が溜まったこの[[カード]]を自主的に[[破壊]]できる[[カード]]も用意しておきたい。~
 [[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]の[[効果]]を利用したり、[[《大嵐》]]などに巻き込んだりしまうのが良い。~
 [[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]の[[効果]]を利用したり、[[《ダブル・サイクロン》]]などに巻き込んだりしまうのが良い。~
 [[《デブリ・ドラゴン》]]を採用しておけば、[[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]なら[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]、[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]なら[[《恐牙狼 ダイヤウルフ》]]に繋いで[[破壊]]できる。~

 [[カウンター]]が4つ以上の状態では一切の[[戦闘ダメージ]]を受けなくなるが、[[戦闘ダメージ]]以外には無力なので過信は禁物である。~
 また、[[フィールド魔法]]はその性質上、[[除去]]や[[バウンス]]も難しくない。~
 しかし、[[《スピリットバリア》]]等と違い[[モンスター]]が存在しなくとも[[ダメージ]]を0に出来る。~
 [[戦闘ダメージ]]を防ぐ目的で、[[【ウィジャ盤】]]等の[[特殊勝利]][[デッキ]]で使うこともできる。~
 ただし、[[特殊召喚]]は[[強制効果]]なので、この場合[[《D−HERO ドレッドガイ》]]が存在しなければ[[破壊]]された時に[[デッキ]]を公開しなくてはいけない。~

-初の完全な「片方の[[プレイヤー]]にのみ[[効果]]を与える」[[フィールド魔法]]。~
「[[破壊]]された時に特定の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する」[[フィールド魔法]]としても初である。~
また、その[[特殊召喚]]が[[強制効果]]なのは現在この[[カード]]だけである。~
--[[強制効果]]は[[タイミングを逃さない>タイミングを逃す]]という[[メリット]]でもあるが、この[[カード]]だけ投入していた場合には、[[相手]]に[[デッキ]]内を[[確認]]させてしまう[[デメリット]]にもなる。~

-[[マスタールール2]]までは[[フィールド魔法]]の上書きが[[破壊]]扱いであったため、[[自分]]の[[《ダーク・シティ》]]などで上書きして[[特殊召喚]][[効果]]を[[発動]]させることができた。~
しかし、[[マスタールール3]]に移行して上書きが[[破壊]]扱いではなくなったため、この[[カード]]を効率よく[[破壊]]する手段が課題となっている。~

-[[《マジック・キャンセラー》]]などで一時的にでも[[効果]]が[[無効]]になると、その瞬間にそれまで乗っていた[[時計カウンター]]は全て取り除かれてしまう。~

-現在のところ[[時計カウンター]]が5個以上乗る意味はない。~
今後[[カウンター]]を「任意・指定の数だけ」取り除く[[カード]]が登場した場合に意味を成すことになるだろう。~

-元ネタはおそらく大時計で有名な英国国会議事堂「ビック・ベン」だろう。~
だが、[[《D−HERO ドレッドガイ》]]の元ネタと思われる鉄仮面が閉じ込められていたのはフランスである。~

-[[ENEMY OF JUSTICE]]のCMでは、[[《E・HERO シャイニング・フェニックスガイ》]]が頂上に立っていた。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて、「十代vsエド」(2戦目)でエドが使用。~
[[発動]]後に[[召喚]]された[[《D−HERO デビルガイ》]]は時計塔の天辺に現れダークヒーローらしさを演出した。~
その後、[[ターン]]経過によって[[効果]]を発揮し、[[《E・HERO ネクロイド・シャーマン》]]からの[[戦闘ダメージ]]を防ぎ敗北を免れた。~
さらに[[《フュージョン・ゲート》]]による張替えによって[[破壊]]され[[効果]]を[[発動]]した。~
「エドvsDD」戦では[[《砂塵の大竜巻》]]で[[破壊]]されたが、[[《エターナル・ドレッド》]]により[[効果]][[発動]]に成功した。~
「エドvsアモン」戦では[[発動]]直後に「[[《エターナル・ドレッド》]]×2+[[《サイクロン》]]」の[[コンボ]]で高速かつ能動的に[[破壊]]されている。~
「万丈目vsエド」戦では[[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]と[[《エターナル・ドレッド》]]を合わせて1[[ターン]]で[[時計カウンター]]を貯めきった。~
--アニメ内では[[発動]]時に時計塔の針が12時を指して[[発動]]する。~
[[時計カウンター]]が乗ると時計塔の針が3時間進む演出がなされた。~
再び12時を指すことで時空の歪みが[[戦闘ダメージ]]を打ち消すそうだ。~
ちなみに、アニメでは[[時計カウンター]]が5個以上乗ったことが1度しかなく、その際時計の針は12時以降進んでいない。~

-コナミのゲーム作品においてー~
[[SPIRIT SUMMONER>ゲーム付属カード#f9208bd6]]では、「《幽獄の時計塔》の指す時間は何時?」という問題が出題される。~

--遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは、上記のようにこの[[カード]]を組み込んだ[[【終焉のカウントダウン】]]が台頭した。~
そのため、この[[カード]]は一時期[[準制限カード]]に指定されていた。~

**関連カード [#id9daba8]
-[[時計カウンター]]

-[[《D−HERO ドレッドガイ》]]

-[[《D−HERO ドレッドサーヴァント》]]

-[[《エターナル・ドレッド》]]

-[[《天空の聖域》]]

-[[《歯車街》]]

**このカードを使うデッキ [#c6e8160c]
-[[【D−HERO】]]
-[[【ドローゴー】]]
//-[[【終焉のカウントダウン】]]

**収録パック等 [#n906b491]
-[[ENEMY OF JUSTICE]] EOJ-JP048 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[デュエリストパック−エド編−]] DP05-JP016 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP228 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#o7200653]
Q:この[[カードの効果]]で、[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]が[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されることを防ぐ事はできますか?~
A:いいえ、できません。0にできるのは[[プレイヤー]]が受ける[[戦闘ダメージ]]だけです。

//Q:[[フィールド魔法]]の上書きで[[破壊]]された場合、[[特殊召喚]][[効果]]は[[発動]]しますか?~
//A:[[発動]]します。~
// [[強制効果]]であるため[[タイミングを逃す]]こともありません。(09/01/08)

Q:[[時計カウンター]]を乗せる[[効果]]は[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:はい、作られます。(11/02/23)

Q:[[特殊召喚]]する[[効果]]は[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:はい、作られます。(13/07/17)

Q:[[お互い]]の[[プレイヤー]]がこの[[カード]]を[[発動]]していて、[[時計カウンター]]がそれぞれ2個乗っています。[[戦闘ダメージ]]を受けない[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:はい、されます。[[お互い]]の[[時計カウンター]]の合計が4つ以上であれば、片方が4つ未満であっても[[適用]]されます。(14/03/21)