《遊戯》 †
キャラクターカード
あなたのフィールドのみ闇になる。
(悪魔、魔法使い族の攻撃力と守備力はそれぞれ200ポイントアップ。
天使族の攻撃力と守備力は200ポイントダウン。)
あなたは「ブラック・マジシャン」を生け贄1体で召喚することができる。
あなたは自分のターンのスタンバイ・フェイズ毎に300ポイントのライフを失う。
ザ・ヴァリュアブル・ブック3 付属カードで登場したキャラクターカード。
悪魔族と魔法使い族を強化しつつ、その代表格である《ブラック・マジシャン》の生け贄を軽減する。
このカードを活用するならば、やはり【ブラック・マジシャン】に使いたい。
デュエルが長引けばライフコストも大きくなっていくので、ライフ回復カードの採用も考えられる。
しかし《ブラック・マジシャン》には召喚に関するサポートカードも多い。
そうした中で、生け贄を軽減するというのは、やや地味な効果である。
- 文庫版の作者あとがきによれば、アテム(後述)の名の由来はエジプト神話の神、アテンである。
アテン神は元々太陽神の一人に過ぎなかったが、ツタンカーメンの父・アメンホテプ4世の治世に行われた宗教改革により「唯一神」とされ、エジプト全土でその信仰を強要される。
しかしこの改革は古くから信仰されてきたアメン神を支持する神官団や民衆の抵抗によりあえなく失敗に終わった。
- 原作・アニメにおいて―
いわずと知れた主人公「武藤遊戯」。
「千年パズル」を完成させた事がきっかけとなり、一つの身体に二つの人格を宿すようになる。
このカードに描かれている方の人格は、千年パズルに宿る第二の人格であり、その正体は古代エジプトの王「アテム」。
作中では遊戯からは「もう一人のボク」、アニメオリジナルキャラからは「名も無きファラオ」と呼ばれ、公式資料やゲームでは「闇遊戯」、小説・東映版OPでは「遊戯王」と紹介されている。
また劇場版『光のピラミッド』のみ、アヌビスに「闇の王」、「闇のファラオ」と呼ばれていた。
初期は悪人をゲームで懲らしめ、「罰ゲーム!」の決め台詞と共に「グリード」「マインドクラッシュ」「マインド・オン・エア」といった罰を与えていた。
いくら悪党相手のゲームとはいえ、相手を炎上させたり感電させたり毒殺未遂したりと、相棒(アテムは遊戯をこう呼ぶ)や仲間のためならクラスメイトの魂が壺に封印されようがお構いなしである。
- デュエルにおいては、圧倒的なドローの強さを誇る。
エクゾディアを揃えたのに始まり、随所随所でその時に最適なカード、中には他のデュエルで使えるのか疑問のものまでをドローする。
アニメの「戦いの儀」ではその状況で自分が欲する最適なカードを引き当てる能力を得て「戦いの神」と呼ばれていた。
「決闘者の王国」と「決闘都市」の2大大会を制して初代「決闘王」に輝き、作中世界では多大な知名度をもつ決闘者となる。
アニメオリジナル「ドーマ編」では伝説の竜の1体「ティマイオス」に選ばれたが、これはアテム単体ではなく、2人の遊戯の事を指している。
- その圧倒的な強さから、デュエルで敗北したことがほとんどない。
原作・アニメを含めて実力で敗北したと言えるのは、「決闘者の王国編」の「vsペガサス」(1戦目)、「ドーマ編」の「vsラフェール」(1戦目)、「戦いの儀」での「vs遊戯」戦のみである。
また、海馬との最初のデュエルや「王国編」の「vs腹話術師」戦など、闇のゲーム特有のルールや外部からの干渉がなければ負けていたデュエルも存在する。
(ただし、前者は不正行為で追いつめられており後者はダメージ計算ミスで勝利している。)
- ただ使っているカード自体は、低ステータスの通常モンスターやディスアドバンテージに見合うだけの効果を持たないカードなど、現在のカードプールから見ればスペックの低いものが少なくない。
作中で高い実力を誇っているのは間違いないが、複数作品のデュエリストが一堂に会するTAG FORCE SPECIALなどのゲーム作品では、他の原作キャラクターと同様、後発のデュエリストと比較してデッキの貧弱さが際立つケースも多い。
- 劇場版「超融合!〜時空を越えた絆〜」にも登場。
未来から駆けつけた十代・遊星とともに参戦し、映画ならではの豪華演出に一役買っている。
- コナミのゲーム作品において―
アニメDM終了以降のボイス付きのゲームでは、版権の影響からか(アニメで担当声優を務めた風間俊介が所属するジャニーズ事務所は、肖像権などに非常に厳しい)、別の声優が担当している。
DUEL TERMINALでは誰が担当しているのかは公開されていないが、TAG FORCE SPECIALでは鯨井康介が担当している。
関連カード †
―《遊戯》の姿が見られるカード
―関連パック
収録パック等 †