効果モンスター(制限カード、2019年1月1日から準制限カード) 星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを裏側守備表示にする。 (2):このカードが墓地に存在する場合、 自分の手札・フィールド・墓地からこのカード以外のカード7枚を除外して発動できる。 このカードを墓地から特殊召喚する。 この効果は相手ターンでも発動できる。
ザ・ダーク・イリュージョンで登場した光属性・魔法使い族の下級モンスター。
召喚・特殊召喚に成功した場合に相手モンスターを裏側守備表示にする誘発効果、自己再生する誘発即時効果を持つ。
(1)の効果は範囲の狭くなった《月読命》であるが、攻撃力がより高く戦闘破壊できるモンスターの幅が広がり、特殊召喚にも対応している点で優れる。
自身の(2)の効果や、《強化蘇生》・《リビングデッドの呼び声》等の汎用蘇生カードで特殊召喚する事で、相手限定の擬似《月の書》として扱える。
素材が並んだときを狙えばシンクロ召喚・エクシーズ召喚の妨害ができるため、相手の思惑を外しやすい。
一方で自分モンスターには使えず、コストの都合上で毎ターン効果を使うには他の蘇生カード等によるサポートは必須となる。
(2)は手札・フィールド・墓地から7枚のカードを除外することで、フリーチェーンで自己再生できる効果。
アドバンテージの観点から考えれば、なるべく墓地のカードを除外したいところである。
そのため、ライトロードのような高速で大量の墓地肥やしができるカードとの併用はほぼ必須となるだろう。
一方で、墓地さえ肥えていれば取り回しは良く、墓地に落ちた後の活用方法が少ない魔法・罠カードもコストにできる上、効果の使用に1ターンに1度の制限もない。
フリーチェーンで(1)の効果を使う事による各種妨害、バトルフェイズに蘇生して2回分の攻撃を防ぐ、使い減りしないランク4のエクシーズ素材、《裁きの龍》の効果使用後の直接攻撃要員など、極めて多彩な使い方が可能。
なおフィールドからカードを除外する選択肢は皆無というわけでもなく、詰めの局面ならば攻撃を終えたモンスターを除外して蘇生し、直接攻撃ダメージを増やしても良い。
比較的採用率の高い《闇の護封剣》・《底なし落とし穴》・《砂塵のバリア −ダスト・フォース−》を受けた際の打開策にも繋がる。
また《エフェクト・ヴェーラー》等の自分フィールドのカードを対象とする効果を対象不在で不発にしてしまう、《月の書》のような使い方もできる。
《狂戦士の魂》はうまくいけばこのカードを墓地に送りつつコストも捻出できるため、【ほぼモン】などで確実にダメージを与えられる保障があれば追撃の手として使うことができる。
除外をギミックとして活用しても良い。
除外される事で効果を発動する《異次元の偵察機》・《不知火の隠者》・《影霊衣の戦士 エグザ》等を除外すれば、自己再生のたびにアドバンテージを稼げる。
特に【ライトロード】では《エクリプス・ワイバーン》を除外して《裁きの龍》や《戒めの龍》に繋げるほか、トワイライトロード軸ならメインギミックとしても扱える。
このカードをリリースして《シー・ランサー》をアドバンス召喚すれば、自己再生の除外コストとしたモンスターを装備カード化しつつ、除外コストも再び捻出することができる。
除外と相性の良い《混沌空間》に大量のカオスカウンターを乗せて帰還を狙っても良い。
《魂吸収》と併用すれば3500ものライフ・アドバンテージを得られるため、抜群の相性を誇る。
また、トークンも除外することができ、墓地が肥えていない状態でも自己再生が容易になる。
使い終えたトークン生成カード自体もコストになるので、例えば《超カバーカーニバル》ならば最大で6枚分のコストになる。
コントロール奪取カードと組み合わせるのも有効。
あわよくば効果の逆利用もしつつ、コントロール奪取したモンスターも除外して処理できる。
変わった所では、多方面からフリーチェーンでコストを要求することを利用し、《裁きの天秤》・《サイレント・バーニング》のドローの水増し要員及び、発動の補助とする使い方もある。
他にも相手依存にはなるが自分の《魔力の泉》にチェーンして《魔力の泉》自身をコストとすればドローの恩恵だけを受けると言った芸当も可能。
―効果関連
Q:この効果のコストに、フィールドから離れた場合に除外される効果を持つ《混沌の黒魔術師》を含める事はできますか?
A:《混沌の黒魔術師》を含める事ができます。(16/10/17)