効果モンスター 星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 お互いにこのカード以外のフィールドのモンスターを魔法カードの効果の対象にできない。 (2):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。 自分の手札・デッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んでこのカードに装備する。 この効果で装備された装備魔法カードはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
レイジング・テンペストで登場した光属性・魔法使い族の下級モンスター。
魔法カードの対象を自身に限定させる永続効果、手札の魔法カードをコストに手札・デッキ・墓地の装備魔法を装備する起動効果を持つ。
(1)の効果により、相手の魔法カードによる単体除去などから他のモンスターを守ることができる。
また、このカード以外のフィールドのモンスターを対象にできなくなるため、《死のマジック・ボックス》のような複数のモンスターを対象とする魔法カードはそもそも使用することができなくなる。
自分に限らずフィールドの他のモンスターを対象にできなくなるため、装備魔法による強化戦術や速攻魔法によるコンバットトリックを封じる形でも相手の行動を制限することが可能。
特に【聖騎士】などはこのカードに居座られると非常に厄介。
あるいは《RUM−ラプターズ・フォース》のような一部の特殊な例を除きRUMもフィールドのモンスターを対象にとるため、それらに頼った戦術も妨害することができる。
また、ペンデュラムモンスターもペンデュラムゾーンに存在する間は魔法カードとして扱う。
そのため強化や弱体化の効果を持つEMの一部や、メタルフォーゼ・《相克の魔術師》などの対象をとるペンデュラム効果にとってもメタとして機能し得る。
一方で自分も、このカード以外の「フィールドのモンスターを対象にする効果」をもつ魔法カードによっては強化や除去などを行えなくなる。
対象をとらない魔法カードを軸とするか、除去・強化等はモンスター効果や罠カードに任せるなど、事前に戦略を整えておく必要がある。
(2)の効果は魔法カード1枚というやや重い手札コストこそ要求するものの、あらゆる場所から装備魔法を装備することができる。
装備できるのは条件に合ったカードだけではあるが、手札の魔法カードを《団結の力》・《月鏡の盾》などの装備魔法に変換して戦闘補助が可能。
ちなみにコストとして捨てたカードも装備できるので、《アームド・チェンジャー》などが手札にあるならばコストを踏み倒して装備できる。
自身が光属性なので、《オネスト》を使い回しできる《アームド・チェンジャー》はこの点でも高相性である。
あくまでモンスター効果の一環であり装備魔法を発動しているわけではないため、魔法カードの発動を制限される状況下でも装備魔法による強化が可能。
《ホルスの黒炎竜 LV8》相手であっても上述の《月鏡の盾》を採用していれば、このカードと手札で腐っている魔法カード1枚で突破できる。
この効果で装備したカードはエンドフェイズに手札に戻るため、返しの他相手ターンではその装備魔法の恩恵を受けられない。
だが逆に、次のターン以降に他の本命モンスターに装備するための疑似サーチとしても良い。
しかし、単に装備魔法のサーチであれば《アームズ・ホール》の方が良い。
そうした運用も視野に入れるのであれば、相手ターンを生き残って(1)の効果が邪魔になった場合のため、エクシーズ素材にするなどの能動的処理手段も必要になる。
その他、このカードは魔法使い族なので《ワンショット・ワンド》・《ワンダー・ワンド》に対応する。
打点を強化し戦闘をこなしつつ、エンドフェイズに装備が外れるより前に手札交換に使ってしまうというのも良いだろう。
―類似効果