*《要塞クジラ/Fortress Whale》 [#s44c286e]
*《&ruby(ようさい){要塞};クジラ/Fortress Whale》 [#top]
 儀式モンスター
 星7/水属性/魚族/攻2350/守2150
 「要塞クジラの誓い」により降臨。
 場か手札から、星の数が合計7個以上になるよう
 カードを生け贄に捧げなければならない。
 場か手札から、星の数が合計7個以上になるようカードを生け贄に捧げなければならない。
 ※[[テキスト]]中の「[[生け贄]]」は「[[リリース]]」を指す。~

 [[DARK CEREMONY EDITION>PREMIUM PACK#p960d5cb]]で登場した中途半端に低い能力の[[儀式モンスター]]。~
 [[レベル]]7にもかかわらず、[[攻撃力]]2350と言う微妙な低さの数値は非常に扱いづらい。~
 莫大なコストを払っても、はるかに展開が容易な[[《龍骨鬼》]]や[[《アームド・ドラゴン LV5》]]に[[殴り負けて>戦闘破壊]]しまう。~
 [[DARK CEREMONY EDITION>PREMIUM PACK#DCE]]で登場した[[水属性]]・[[魚族]]の[[儀式モンスター]]。~
 [[《要塞クジラの誓い》]]により[[降臨]]。~

 [[儀式召喚]]にかかる[[ディスアドバンテージ]]の割に[[攻撃力]]は[[レベル]]6の標準値以下である。~
 ただし、[[効果モンスター以外のモンスター]]で、[[水属性]]の[[儀式モンスター]]という特徴を持つのは現状この[[カード]]と[[《クラブ・タートル》]]の2種類のみである。~
 [[《ダイガスタ・エメラル》]]と[[《ヴィジョン・リチュア》]]の両方に対応しているのは[[影霊衣]]や[[リチュア]]にはない利点となる。~

 また、[[水属性]]には、[[攻撃力]]2400を超える[[《ジェノサイドキングサーモン》]]、[[《半魚獣・フィッシャービースト》]]、[[《ギガ・ガガギゴ》]]という優秀な[[モンスター]]も存在している。~
 これらの[[モンスター]]は[[生け贄]]が1体ですむという利点を持ち、このカードより優れている。~
 加えて[[《ヴィジョン・リチュア》]]は[[《深海のディーヴァ》]]から[[リクルート]]でき、そのまま[[《虹光の宣告者》]]を[[シンクロ召喚]]したりできる。~
 その[[《虹光の宣告者》]]も[[《ダイガスタ・エメラル》]]の[[エクシーズ素材]]にできる等、細かいところで[[シナジー]]が光る。~
 この[[カード]]を使うならそれらのサポートを両方取り入れた[[デッキ]]を組むことになるだろう。~

 さらに[[《伝説の都 アトランティス》]][[発動]]下でも[[儀式モンスター]]の[[生け贄]]の星の数は減らないとの裁定が下っており、メリットがなかったのである。~
 [[《高等儀式術》]]が登場してからはこの[[デメリット]]はあまり気にならなくなった。~
 ただ惜しいかな、星7の[[水属性]][[通常モンスター]]が存在しないので現在この[[モンスター]]を使う[[メリット]]は薄い。~
 また、この[[カード]]は[[レベル]]7なので[[《幻獣機ドラゴサック》]]等の[[ランク]]7の[[エクシーズ素材]]に利用できる。~
 [[《高等儀式術》]]で任意の[[レベル]]7[[通常モンスター]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[蘇生]]することで即座に[[エクシーズ召喚]]に繋げられる。~
 中でも[[《E・HERO ネオス》]]は[[《ダイガスタ・エメラル》]]だけでなく[[《O−オーバーソウル》]]でも[[完全蘇生]]が可能。~
 [[《天威無崩の地》]]による[[耐性]]付与や[[ドロー]]も狙い易い。~
 更に[[《ミラクル・フュージョン》]]でこの[[カード]]と[[《E・HERO アブソルートZero》]]を[[融合召喚]]できるのも強みである。~

// いずれにせよ[[ファンデッキ]]でも無い限りは、このカードを起用する理由が見当たらないのが現実だろう。~
-[[《地縛神 Chacu Challhua》]]が登場するまで、これ以上の[[レアリティ]]を持つ[[カード]]が[[魚族]]には存在しなかった。~

//-[[《ゼラの戦士》]]や[[《融合》]]のような特殊な例を除くと、[[魔法・罠カード]]の[[イラスト]]に初めて登場した[[モンスター]]である。~
//体温の上昇は微妙
//儀式ならスカルライダーの方が早い

-イルカとクジラは全く別の動物だと思われがちだが、分類学上では両者は同じクジラ類で、生態も形態も似通っている。~
…が、世界的に見ても「両者は同種ではない」という意識が多いようで、別の名で呼ばれることが多い。~
日本では体長4mを境界線として大型をクジラ、小型をイルカとしている。~
ただ定義ではないため、一部例外も存在する。
-クジラは生物学上は哺乳類であり魚類ではないが、この[[モンスター]]は「海洋生物」というイメージを先行させてか[[魚族]]である。~
これ以降もクジラやイルカの[[モンスター]]は[[魚族]]に分類される例がいくらか見られる。~
余談だが、鯨肉は魚肉に分類される場合がある。~

-余談だが「クジラ」は哺乳類であり、魚類ではない。~
よって、このカードの[[種族]]を[[魚族]]とするのは生物学的に間違っていると言えるものの、遊戯王OCGにおける[[種族]]とは結構曖昧であり、外見が魚に近い[[モンスター]]はまず[[魚族]]になっていることが多い。イメージ重視ということだろうか。~
仮に、このカードが[[獣族]]であったとしたら、それもまた妙な話であろう。~
[[水族]]にすれば間違いではなく不自然なイメージもないかもしれない。
-原作者の高橋和希氏がデザインしたカードの一枚。~
原作コミックス18巻にラフスケッチが掲載されている。~
DM2からOCGに輸入された後、原作に逆輸入された。~

-原作・アニメにおいて―~
バトルシティ編の「城之内vs梶木」で登場。~
最大級の海洋生物「クジラ」であり、「要塞」ともあってなかなか迫力のある演出だったが、[[《稲妻の剣》]]を装備した[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]によって撃破されている。~
しかし、このカードよりも序盤にあっさり倒された[[《半魚獣・フィッシャービースト》]]のほうが[[攻撃力]]が高いので、少し複雑な気分である…。~
攻撃名は「ホエール・ボンバード」。~
~
--ちなみにこのカードは原作よりもOCGが先に出たカードである。~
原作では[[通常召喚]]可能な[[効果モンスター]]であった。~
[[効果]]は「飛行することで[[戦士族]]・[[獣戦士族]]の攻撃を受けない」というもの。~
アニメ版では[[儀式モンスター]]になっているが、飛行能力を持っているところは共通している。
「バトルシティ編」の梶木の[[レアカード]]であり海最強[[モンスター]]。~
「城之内vs梶木」戦において[[《海》]]に隠されていた[[モンスター]]2体を[[&ruby(エサ){生贄};で召喚>生け贄召喚]]された。~
[[《海》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]を2550まで引き上げ城之内に[[直接攻撃]]を決めたが、次[[ターン]]の[[攻撃]]は[[《マジックアーム・シールド》]]で強奪された[[《伝説のフィッシャーマン》]]を直撃してしまう。~
最後は[[《鎖付きブーメラン》]]と[[《稲妻の剣》]]で強化された[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]によって[[撃沈>戦闘破壊]]された。~
梶木はこの決闘で敗北し、[[アンティルール>賭けカード]]に従いこの[[カード]]を城之内に渡した。~
[[攻撃]]名は「ホエール・ボンバード」。~

--[[OCG]]から逆輸入された[[カード]]であるが、原作では[[儀式モンスター]]ではなく[[通常召喚]]可能な[[モンスター]]として登場した。~
また、以下の特殊能力を備えていた。~
>
+クジラでありながら「飛行能力」を持ち合わせていた。~
飛行能力を持つ[[モンスター]]は下記の[[メリット]]を持っており、[[戦士族]]主体の城之内にはかなりの強敵であった。~
++[[戦士族]]などの陸戦型[[モンスター]]には攻撃されない。~
++[[《落とし穴》]]が効かない。~
+「ホエール&ruby(スピン){大回転};」なる特殊能力を持っており、背中に登った[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]を振り落としたが、この能力の詳細は不明。~
<

-
--原作では上記の通り[[《マジックアーム・シールド》]]で[[攻撃対象]]を変更されたにもかかわらず、何故か同一[[ターン]]に再度[[《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》]]と[[戦闘]]を行っている。~
梶木は「今の攻撃でパンサーウォリアーも吹き飛んだはず」と発言しており、[[全体攻撃]]能力を持っていた可能性もある。~

**関連カード [#f6f9ac0e]
--アニメでは[[OCG]]版同様[[効果]]を持たない[[儀式モンスター]]であり、序盤であっさりやられた[[《半魚獣・フィッシャービースト》]]の方が[[攻撃力]]が高い上に出しやすくなっている。~
原作での[[デュエル]]の流れに合わせる為とはいえ、中途半端に原作と[[OCG]]を混ぜてしまった影響が響く描写となっている。~
アンティルールで城之内に渡ったのはアニメ版においても同様だが、肝心のこの[[モンスター]]を[[儀式召喚]]する為の[[キーカード]]である[[《要塞クジラの誓い》]]を渡しておらず、オリジナルエピソード等で使用されることもなかった。~

--アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンにおいて[[魚族]]代表として掲載されている。~

-コナミのゲーム作品において―~
DMシリーズではオリジナルの[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が存在する。~
「海に潜み強力な背中の砲台で次々と敵を撃沈」と書かれている。~
また[[儀式魔法]]の[[生け贄]]が固定されているDM2と真DMでは、[[《ホワイト・ドルフィン》]][[《サイボーグ・バス》]][[《ナイル》]]を[[生け贄]]とする必要があった。~
[[儀式魔法]]の[[生け贄]]固定が緩和されてからは、[[《サイボーグ・バス》]]と何らかの[[生け贄]]2体となったが、[[《サイボーグ・バス》]]自身が[[機械族]]であるため[[《海》]]で弱体化してしまうのも使いにくさに拍車をかけている。~
フォルスバウンドキングダムでは[[《アクア・ドラゴン》]]・[[《水魔神−スーガ》]]と共にさまよえる[[モンスター]]として登場。~
本作には[[魚族]]が存在しないため、その見た目から[[機械族]]に変更された。~
また、原作に準拠してか「飛行」のアビリティを覚えるものの、対空砲に引っかかるようになるだけの余計な設定となっている。~

--[[相手]]としては、DM4等で梶木が切り札として使用してくる。~
DM4では[[儀式召喚]]でしか[[儀式モンスター]]を使えないが、なぜかCPUは[[儀式モンスター]]を[[生け贄召喚]]できた。~
中でも序盤の[[相手]]である梶木に[[召喚]]を許すと、召喚魔族で倒せない([[儀式モンスター]]は全て弱点のない「[[神魔族>神属性]]」である)こともあり[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]・[[効果モンスター]]のほとんど入っていない初期の[[デッキ]]ではもはや対抗不能となる。~

**関連カード [#card]
-[[《要塞クジラの誓い》]]

-[[《城塞クジラ》]]
-[[《大要塞クジラ》]]

-[[《暗黒大要塞鯱》]]

**収録パック等 [#p9e1ad0d]
-[[DARK CEREMONY EDITION>PREMIUM PACK#p960d5cb]] &size(10){[[Super]]};
―クジラの[[モンスター]]
-[[《アビス・ウォリアー》]]
-[[《アビス・ソルジャー》]]
-[[《城塞クジラ》]]
-[[《ビッグ・ホエール》]]
-[[《白闘気白鯨》]] 
-[[《水精鱗−サルフアビス》]]
-《要塞クジラ》


//-[[《機動要塞フォルテシモ》]] 

//-[[《次元要塞兵器》]]

―《要塞クジラ》の姿が見られる[[カード]]
-[[《潜海奇襲II》]]
-[[《要塞クジラの誓い》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[DARK CEREMONY EDITION>PREMIUM PACK#DCE]] &size(10){[[Super]]};

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&tag(《要塞クジラ》,モンスター,儀式モンスター,星7/水属性/魚族/攻2350/守2150);