《要塞クジラ/Fortress Whale》 †
儀式モンスター
星7/水属性/魚族/攻2350/守2150
「要塞クジラの誓い」により降臨。
場か手札から、星の数が合計7個以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
DARK CEREMONY EDITIONで登場した水属性・魚族の儀式モンスター。
召喚にかかるコストの割に、攻撃力はレベル6の標準値以下である。
そのため、展開が容易な《人造人間−サイコ・ショッカー》や《TG ハイパー・ライブラリアン》等に戦闘破壊されてしまう。
水属性だけで見ても《ジェノサイドキングサーモン》、《半魚獣・フィッシャービースト》、《ギガ・ガガギゴ》等に攻撃力・展開力で劣る。
《高等儀式術》もレベル7の水属性通常モンスターが存在しないので、コストを減らす手段にはなりづらい。
レベル7の水属性儀式モンスターなので《儀式の準備》や《シャドウ・リチュア》で儀式召喚の条件を大幅に緩和し、コストを軽減できる。
だが、サポートカードを使うにしても、よりステータスの高いレベル7儀式モンスターやリチュアの儀式モンスターを使った方が強力である。
さらに《伝説の都 アトランティス》発動下でも儀式モンスターの生け贄の星の数は減らないとの裁定が下っている。
逆に、《高等儀式術》や《シャドウ・リチュア》がないと、水属性モンスターを生け贄にする際に星が不足する恐れがある。
効果のない儀式モンスターなので、《ダイガスタ・エメラル》や《絶対魔法禁止区域》を利用できる。
だが、通常モンスターである《ジェノサイドキングサーモン》や《ギガ・ガガギゴ》の方が攻撃力が高く、サポートカードも豊富である。
- 原作者高橋和希氏の書き下ろしカード。
その繋がりからか後に原作に登場することになる。
- クジラは生物学上は哺乳類であり魚類ではないが、このモンスターは魚族である。
「海洋生物」というイメージを先行させた結果だろう。
余談だが、鯨肉は魚肉に分類される場合がある。
- 原作・アニメにおいて―
バトルシティ編の「城之内vs梶木」戦において梶木が使用。
OCGから逆輸入されたカードの一つ。
原作では通常召喚可能なモンスターであり、クジラでありながらなんと飛行能力を持ち合わせていた。
原作では飛行能力を持つモンスターは「戦士族などの陸戦型モンスターには攻撃されない」「《落とし穴》が効かない」などのメリットを持っており、戦士族主体の城之内にはかなりの強敵であった。
原作ではもう一つ、「ホエール大回転」なる特殊能力を持っており、背中に登った《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》を振り落としたが、この能力の詳細は不明。
最大級の哺乳類「クジラ」であり「要塞」ともあってなかなか迫力のある演出だった。
アニメ版ではOCGとの兼ね合いの為、儀式モンスターとして登場している。
上記の特殊能力もなくなっており、序盤であっさりやられた《半魚獣・フィッシャービースト》の方がどう見ても強い体たらくであった。
原作・アニメ共に《稲妻の剣》を装備した《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》によって撃破される。
梶木はこの決闘で敗北し、アンティルールに従いこのカードを城之内に渡した。
アニメ版においても同様だが、肝心の《要塞クジラの誓い》を渡していない。
攻撃名は「ホエール・ボンバード」。
- アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンにおいて魚族代表として掲載されている。
関連カード †
収録パック等 †