*《&ruby(ようき){陽気};な&ruby(そうぎや){葬儀屋};/The Cheerful Coffin》 [#xb498a5d]
 通常魔法
 自分の手札から3枚までのモンスターカードを墓地へ捨てる。

 [[Vol.5]]で登場した[[手札]]を[[捨てる]][[通常魔法]]。~
 [[【暗黒界】]]での[[手札]]を捨てる手段の一つ。~
 これ1枚で[[暗黒界]]をずらりと並べられる。~
//陽気に使う、使わないは個人の勝手。

 それ以外では、[[ディスアドバンテージ]]を招くためまず採用されない。~
 [[【暗黒界】]]以外では最低でも2枚を消費し、利点は[[墓地を肥やす]]のみと、非効率的である。~
 [[悪魔族]]を3体捨てて、瞬時に[[《ダーク・ネクロフィア》]]の[[召喚条件]]を満たすという使い道もないわけではない。~
 しかし[[墓地]]に[[モンスター]]を落としたいのなら、[[《おろかな埋葬》]]の方が遥かに有効である。

 [[プレイヤー]]を対象としているため、[[《精霊の鏡》]]で相手に[[効果]]を移し変える事ができる。~
 だがその役割も、現在では[[《謙虚な壺》]]に奪われてしまっている。~
 その[[《精霊の鏡》]]と[[《謙虚な壺》]]の[[コンボ]]ですら、あまり効果的ではないため、この[[コンボ]]はますます効果的でない。~
 「3枚まで」なので、[[《精霊の鏡》]]と[[コンボ]]を決めても、[[相手]]が[[モンスターカード]]1枚だけを捨てたら2:1交換で損をする。~
 [[相手]]の[[手札]]にモンスターカードが無かったら大損である。~

-なぜこのようなカードが遊戯王OCG初の[[パラレルレア>Parallel]]であるのか疑問に思う人は多いのだろう。~
元々は[[《青眼の白龍》]]などを[[《死者蘇生》]]させるいわゆる「捨て[[蘇生]]」のためのカードとしてデザインされ、誌面で紹介されていた。~
[[除去]]の少なかった当時ではこの[[コンボ]]は非常に優秀な[[コンボ]]だったため、それを意識しての[[レアリティ]]だったと考えられる。~
もっとも当時すでに[[《天使の施し》]]は登場していたし、同じパックの同じ[[レアリティ]]に[[《死者への手向け》]]が登場していることもあって、当時から既にハズレ扱いを受けることが多かったのも事実だった。~
しかしその後[[《黒き森のウィッチ》]]、[[《クリッター》]]が登場したことと、[[《封印されしエクゾディア》]]の登場で[[エクゾディア]]が勝利手段とできるようになったことで一時的ながら評価が一転した。~
[[エラッタ]]前の[[《クリッター》]]たちはどこから捨てても[[効果]]発動したため、条件を手軽に満たせるこのカードが注目されたのだ。~
その人気は当時[[【エクゾディア】]]において、ほぼ[[必須カード]]として3枚積みされていたほど。~
結局、あまりに横行したこれを撲滅するために[[2度目の制限改訂>禁止・制限カード/2000年4月1日]]にて[[エクゾディア]]パーツが[[制限カード]]となり、さらに[[《黒き森のウィッチ》]][[《クリッター》]]に現在の[[効果]]となる[[エラッタ]]が出されたため、このカードの利用価値は急降下してしまった。~
以降の評価は、上記のとおりである。

-[[《強制接収》]]の[[発動条件]]を満たせる数少ない[[カード]]。[[デッキ]]構築の際は覚えておきたい。

-宗教上の表現問題から、英語版では棺桶の十字架はなくなっている。

**関連カード [#g8534c5e]
-[[《謙虚な壺》]]
-[[《罰則金》]]

**収録パック等 [#c1334d9c]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP167
-[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-134 &size(10){[[Rare]]};
-[[暗黒魔竜復活−REVIVAL OF BLACK DEMONS DRAGON−]] RB-59 &size(10){[[Rare]]};
-[[Vol.5]] &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};

**FAQ [#v559bb46]
Q:捨てる枚数に「0枚」は選択できますか?~
A:できません。捨てる枚数は任意と言っても、「1〜3枚」です。