《雷帝神/Susa Soldier》 †
スピリットモンスター
星4/地属性/雷族/攻2000/守1600
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手ライフに与える戦闘ダメージは半分になる。
Mythological Age −蘇りし魂−で登場した、地属性・雷族の下級モンスター。
スピリット共通の召喚ルール効果・誘発効果と、相手に与える戦闘ダメージが半減する永続効果を持つ。
高い攻撃力を持ち、手札に戻るため除去されづらいアタッカー。
手札に戻る性質上除去されづらく、使い減りしない掃除役として機能する。
《サイバー・ドラゴン》や《魔導ギガサイバー》の特殊召喚も妨害できる。
また、《魔霧雨》での全体除去にも対応している。
ただし、このカードにできるのは攻撃宣言と、手札へ戻ることのみである。
《月読命》や《竜宮之姫》等とは違い、繰り返し効果を使える訳でも、特別トリッキーな動きができる訳でもない。
《スケープ・ゴート》を即座に全滅させる《阿修羅》のように、特定のカードに対して有効な訳でもない。
攻撃力だけを求めるのなら、《ジェネティック・ワーウルフ》や《サイバー・ドラゴン》らが扱いやすい。
このカードを使用するなら、やはり手札に戻る点を活用したい。
- 英語名は直訳すると「スサの戦士」。
一見良くわからない言葉だが元々「スサノオ」とは「すさ(気性の荒い、猛り狂う。凄まじいと同義)の男神」という意味であるという説もあり、別に間違った用法ではない。
『古事記』の名前である建速須佐之男命の健は武、速は強の意であり、つまり武に長ずる戦神であることを表すため、Soldierと訳すのも問題ないだろう。
- 恐らく、その手に持っているのは天皇家伝来の三種の神器の一つ草薙剣(「天叢雲剣」)と思われる。
後にOCGで登場した《草薙剣》のデザインも類似している。
- 神話・伝承において―
元ネタは日本において記紀・風土記などに見える英雄神。正しくは「須佐之男命」か「素戔嗚尊」と表記する。
「天照大御神(アマテラスオオミカミ)」とツクヨミの弟であり、物語の中核を担う三貴神の一柱。暴風雨や荒れ狂う海原を神格化した神とされる。
その凶暴さ故に神々の住む「高天原」を追放され、出雲(現在の島根県)に下ったとされる。
その後に、有名なヤマタノオロチ退治をし、助けた「櫛名田比売」と結婚して宮を営んだ。
- 草薙剣と思われる剣を持っているが、実際須佐之男命が使用していた武器は十握剣(天羽々斬)であり、草薙剣に関しては「自分が使うには畏れ多い、手に余る剣だから」という理由で天に献上し、使用していない。
もっとも、《ラストバトル!》のような独自の関係を築いているスピリット達にはあまり関係のないことかもしれない。
関連カード †
収録パック等 †