*《&ruby(お){落};とし&ruby(あな){穴};/Trap Hole》 [#t9520344]
 通常罠
 相手が攻撃力1000以上のモンスターの召喚・反転召喚に
 成功した時に発動できる。
 その攻撃力1000以上のモンスター1体を破壊する。
 相手が攻撃力1000以上のモンスターの召喚・反転召喚に成功した時、
 そのモンスター1体を選択して発動できる。
 その攻撃力1000以上のモンスターを破壊する。

 [[Vol.1]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[相手]]が[[召喚・反転召喚に成功した]]時[[表側表示]][[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~
 [[攻撃力]]1000以上ならば[[発動]]でき、[[効果解決時]]に[[攻撃力]]1000以上であれば[[破壊]]する[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]である。

 単純な[[効果]]の為に様々な亜種が生まれたが、現在では[[特殊召喚]]に対応する[[《奈落の落とし穴》]]の陰に隠れがちである。~
 しかし、[[特殊召喚]]以外の方法に対しては[[《奈落の落とし穴》]]よりも広い範囲の[[モンスター]]を処理できる。~
 [[攻撃力]]1500未満には[[コントロール]][[デッキ]]に投入される[[モンスター]]が多い為、[[ビートダウン]]系[[コントロール]]には[[刺さる]]。~
 その対応範囲から、[[【除去ガジェット】]]・[[【除去ハン】]]・[[【除去リクル】]]等には[[《奈落の落とし穴》]]よりも有効である。~
 最近は、[[《BF−疾風のゲイル》]]や[[《甲虫装機 ダンセル》]]等、[[攻撃力]]が1500に満たず強力な[[効果]]を持った[[モンスター]]が多い為、稀に[[《奈落の落とし穴》]]より優先される事もある。~
 また、[[《奈落の落とし穴》]]と同様に、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《氷帝メビウス》]]等に対しても[[1:1交換]]が可能である。~
 [[チューナー]]や[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]等、最新の[[環境]]での強力[[モンスター]]にも対応している。~
 更に、[[マスタールール2]]へ移行しルール改定が行われた為、[[《ならず者傭兵部隊》]]等にも対応できるようになった。~

 しかし、[[《キックバック》]]と同じく、[[相手]]の[[特殊召喚]]に対応できない点が大きな難点である。~
 [[フィニッシャー]]クラスの[[モンスター]]は[[特殊召喚]]される場合が多く、大事な場面で[[除去]]できない事態に陥りがちである。~
 また、[[攻撃力]]が1000に満たない[[モンスター]]にも厄介な物は増えており、例えば[[《N・グラン・モール》]]をぎりぎり[[破壊]]できない事はネックである。~
 だが、[[ビートダウン]]を[[相手]]にするなら、かなりの確率で[[モンスター]]が[[召喚]]されるので、[[発動条件]]を満たす事は容易である。~
 更に、[[《次元幽閉》]]等を併用する事で、それらに対する弱点は多少なり軽減する事ができる。~

 [[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]等の場合、それ自体には対応しないが、多くは[[シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]を並べる為に[[通常召喚]]を使用する。~
 [[《ジャンク・シンクロン》]]や[[《デブリ・ドラゴン》]]等はもとより、[[BF]]や[[六武衆]]等は1体目が存在しなければ、その[[特殊召喚]]による展開ができない。~
 やや不確実性があるものの、展開の起点に1000以上1500未満の[[モンスター]]が[[通常召喚]]される状況は少なくない為、これらを対処する事で先んじて封じる事が可能である。~
 [[特殊召喚]]の多様化により、直接的には[[《奈落の落とし穴》]]や[[召喚]][[無効]]系[[カウンター罠]]等が優秀と言える[[環境]]だが、この[[カード]]ならではの対応手段も充分に残されている。~

-[[《昇天の角笛》]]や[[《死者への供物》]]等と異なり、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]には無力である。~
[[パーミッション]]系や[[ロック]]系の[[デッキ]]にも、あまり役に立たない。

-OCG初期の頃に、[[《サンダー・ボルト》]]・[[《ブラック・ホール》]]等と共に[[1999年>禁止・制限カード/1999]]に[[制限カード]]に指定された事があった。~
当時では、[[相手]]の[[ターン]]に[[相手]][[モンスター]]と[[1:1交換]]可能な唯一の[[モンスター除去]]だった。~
その後の[[環境]]の変化により、すぐに[[制限解除]]される。

-[[遊戯王オンライン]]の初期では、[[カード]]が第1期のものばかりなのに、[[禁止・制限カード]]だけが最新のものであった為、暫くの間はこの[[カード]]が再び最高の[[罠カード]]となっていた。

-[[Vol.1]]では[[テキスト]]に誤字がみられ、「[[召喚]]」ではなく「召還」になっている。~
これでは意味が変わってしまう。

-《落とし穴》に[[落ちて>破壊]]しまった[[モンスター]]は、[[《大落とし穴》]]にも引っ掛かってしまっている。~

-初期に登場した[[罠カード]]という事もあり、長期にわたって様々な[[落とし穴]]の亜種が登場してきた。そしてこの[[カード]]の登場から12年の月日を経て、遂に[[カテゴリ化する事となる>《ゴブリン穴埋め部隊》]]。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘王国編」の「城之内vsキース」戦において登場。~
本来は[[攻撃]]に対する[[カウンター]][[罠>罠カード]]であった。~
 通常罠
 飛行能力を持たない相手攻撃モンスター1体を破壊する。
 その後、破壊したモンスターの攻撃力の1/4のダメージを相手プレイヤーに与える。
城之内はこれで、勝利がみえたと慢心したキースの[[《メタル・デビルゾア》]]を落とし、その出鼻を挫いた。~
また、この時他の[[モンスター]]が[[攻撃]]しなかった事から、[[バトルフェイズ]]を終了する[[効果]]もあったようだ。~
元ネタであろうMTGの落とし穴と同じく、「飛行[[モンスター]]」には通用せず、後の「城之内vs梶木」戦でそれが露呈する。~
原作での[[カード]][[イラスト]]では、落とし穴の中にトゲがあるのが見られる。~
アニメ版では、《串刺しの落とし穴》と[[カード名]]が変更された。

--Rでも「城之内vsピート・コパーマイン」戦において、城之内が[[セット]]しているのが[[魔法カード]]《未来予知の眼》によって[[確認]]された。~
その為、[[《ミュータント・ハイブレイン》]]の洗脳[[攻撃]]によってかわされてしまっている。

--アニメDM「[[デュエル]]モンスターズクエスト編」においては、実物のこの[[カード]]を城之内が使用している。~
群衆を落とし穴に落とした。~
《串刺しの落とし穴》では、絵的に残酷な為かもしれない。

--アニメGXの十代と翔の練習[[デュエル]]においても、十代が使用した。~
また、「クロノスvsナポレオン」戦では、ナポレオンが[[フィールド]]に[[セット]]したが
クロノスの[[召喚]]した[[《古代の機械工兵》]]には通用しなかった。~
「ヨハンvsギース」戦においても登場。~
第4期のプロローグの[[デュエル]]では女子生徒が使用し、[[《リトル・ウィンガード》]]を[[破壊]]していた。~

--漫画GXの回想シーンでは、翔が使用。~
[[《エンジェルO7》]]を[[破壊]]しており、この時はOCGと同じ[[イラスト]]であった。

--アニメ5D'sの「遊星vs氷室」戦においても、氷室が使用。~
場に[[セット]]したが、[[攻撃力]]1000以上の[[モンスター]]を[[召喚]]されることなく[[デュエル]]が終了した。~

**関連カード [#x8c6c187]
-[[落とし穴]]

-[[《ナチュル・マンティス》]]

-[[《オートマチック・レーザー》]]

**収録パック等 [#wb2559e0]
-[[Vol.1]] &size(10){[[Super]]};
-[[EX]]
-[[青眼の白龍伝説−LEGEND OF BLUE EYES WHITE DRAGON−]] LB-57 &size(10){[[Super]]};
-[[EX-R]] EX-27
-[[STRUCTURE DECK−城之内編−]] JY-30
-[[DUELIST LEGACY Volume.2]] DL2-039 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-052
-[[プロモカード]] PC2-007
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP118 &size(10){[[Rare]]};
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP034
-[[STARTER DECK(2008)]] YSD3-JP036
-[[DUEL TERMINAL −魔轟神復活!!−]] DT04-JP050
-[[STARTER DECK(2010)]] YSD5-JP033
-[[GOLD SERIES 2011]] GS03-JP018 &size(10){([[Gold]])};
-[[STARTER DECK(2011)]] YSD6-JP034
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP101 &size(10){[[Rare]]};
-[[STARTER DECK(2012)]] ST12-JP032
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP058 &size(10){[[Gold]]};
-[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン>プロモカード#da24637e]] HD13-JPL17
-[[ハーフデッキプレゼントキャンペーン>プロモカード#da24637e]] HD13-JPD17

**FAQ [#mce0f8d4]
Q:《落とし穴》の[[発動]]に[[チェーン]]して[[《収縮》]]で[[対象]]の[[モンスター]]の[[攻撃力]]を1000未満にしました。[[対象]]の[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:いいえ、[[破壊]]されません。

Q:何故これは[[《奈落の落とし穴》]]と違い、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]なのですか?~
A:[[発動]]時に[[効果]]を[[発動]]する1体を[[対象]]に選択する為です。(枚数が1体と決められている)~
  [[《奈落の落とし穴》]]は、同時に[[特殊召喚]]された[[攻撃力]]1500以上の[[モンスター]]を全て[[破壊]]します。(枚数が決められていない)~

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