硫酸(りゅうさん)のたまった()とし(あな)/Acid Trap Hole》

通常罠
フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側表示にして、守備力が2000以下の場合は破壊する。
守備力が2000より上の場合は裏側守備表示に戻す。

 遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記 付属カードで登場した通常罠
 セットモンスター表側表示にし、守備力2000以下であればそれを破壊し2000を超えていれば元に戻す効果を持つ。

 ノーコストかつフリーチェーンという珍しい除去カードである。
 選択対象の範囲は広く《墓守の偵察者》まで対処可能だが、裏側表示モンスター対策に最も重要な「リバース効果リバース時誘発効果)の無効化」ができない。
 よって、その用途には通常《抹殺の使徒》《シールドクラッシュ》が使われ、このカードコンボとして自分モンスターに使われる。

 このカードの長所はリバース効果を能動的に発動できる事、そしてスペルスピード2を活かして《抹殺の使徒》《風帝ライザー》等の除去をかわしつつリバース効果発動ができる事である。
 特に《抹殺の使徒》効果デッキに3枚積みしているカードを全てゲームから除外されるのを防ぐことができるのは大きい。
 他には、《メタモルポット》《ニードルワーム》等のリバース手段として有効に働く。
 過去には禁止カード《サイバーポッド》を主体にした【デッキ破壊1キル】で活躍したこともある。
 また、破壊して墓地へ送ることで《浅すぎた墓穴》発動をしやすくできる点も魅力。
 特に蘇生カードを使おうにも墓地へ送る手段が乏しい【ロックデッキデス】では重要なポジションを占める。

 もちろん、場合によっては相手モンスター除去に使っても構わない。
 特に下級サイクル・リバースモンスターなら総じて守備力2000以下かつ、効果の性質上モンスターは特定されているので確実である。
 さらに、反転召喚させるわけではないので、反転召喚トリガーとなるモンスターならば効果発動させることもない。
 【ロックバーン】《ステルスバード》等を相手にしたときは戦闘破壊が難しいので、覚えておけば役に立つだろう。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:守備力が2000より上のリバース効果モンスター対象にした場合、リバース効果発動しますか?
A:はい、発動します。(10/12/29)

Q:相手フィールド上に《ダーク・シムルグ》表側表示で存在する時に発動できますか?
A:はい、発動できます。なお、表側表示になったモンスター守備力が2000より大きい場合、そのモンスター破壊されずに表側表示のままフィールド上に残ります。(13/11/10)

Q:リバースとその他の処理は同時ですか?
A:リバース裏側守備表示に戻す処理は同時です。
破壊される場合は調整中(13/12/11)

特定のモンスターに対して

Q:セットされた《タイラント・ドラゴン》《人造人間−サイコ・ショッカー》に対してこのカード発動した場合、どうなりますか?
A:上記のモンスターらが持つ永続効果適用されず、守備力が2000以下の場合は破壊され、2000より上の場合は裏側守備表示に戻ります。(13/05/12)

Q:セットされた《E・HERO ワイルドマン》に対してこのカード発動した場合、どうなりますか?
A:破壊されます。(13/04/17)

特定の状況下で特定のモンスターに対して

Q:《聖域の歌声》適用下で、セットされた元々の守備力が1600であるモンスターに対してこのカード発動した場合、どうなりますか?
A:守備力2100として扱うためそのモンスター破壊されません。(12/07/04)

Q:《聖域の歌声》適用下で、セットされた《ホルスの黒炎竜 LV6》に対してこのカード発動した場合、どうなりますか?
A:《ホルスの黒炎竜 LV6》効果はこのカードの効果の処理中には適用されない為、守備力が2100となり、結果的に破壊されません。(12/07/04)

Q:《聖域の歌声》適用下で、自身の効果により生け贄なしでセットされた《可変機獣 ガンナードラゴン》に対してこのカード発動した場合、どうなりますか?
A:破壊されません。(13/04/24)

Q:《海竜神の加護》適用下で、レベル3以下の水属性モンスターに対してこのカード発動した場合、どうなりますか?
A:《海竜神の加護》効果によって破壊されません。(13/04/24)

Q:手札が6枚以上ある時に、セットされた《ムカムカ》に対してこのカード発動した場合、どうなりますか?
A:《ムカムカ》効果はこのカードの効果の処理中には適用されない為、破壊されます。(12/07/04)