*《竜の逆鱗/Dragon's Rage》 [#c91aa68c]
*《&ruby(りゅう){竜};の&ruby(げきりん){逆鱗};/Dragon's Rage》 [#top]
 永続罠
 自分フィールド上のドラゴン族モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時に
 その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 自分フィールドのドラゴン族モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
 その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 [[ドラゴン族]]をサポートする[[永続罠]]。~
 自分のフィールドの[[ドラゴン族]][[モンスター]]全てに[[貫通]][[効果]]を持たせる。~
 [[Struggle of Chaos −闇を制する者−]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[自分]][[フィールド]]の[[ドラゴン族]][[モンスター]]全てに[[貫通]][[効果]]を付与する[[効果]]を持つ。~

 確かに[[《F・G・D》]][[《青眼の究極竜》]]等に[[貫通]][[効果]]が備われば、かなりの脅威と言える。~
 しかし、一撃必殺をフォローするためなら[[種族]]を選ばない[[《ビッグバン・シュート》]]や[[《メテオ・レイン》]]の方が有効。~
 よって、このカードが持つ利点は永続性・全体支援にあると言える。~
 その[[モンスター効果]]から[[フィールド]]に残る事が多く、引いては[[戦闘]]の機会が多い[[《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》]]や[[《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》]]とは相性が良い。~
 [[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]で[[ドラゴン族]][[モンスター]]を展開していけば、全体に[[適用]]される点も活かしやすい。~
 高い[[攻撃力]]の[[ドラゴン族]]を数多く抱えながら、大量展開の苦手な[[【Sin】]]とも相性が良い。~
// [[攻撃力]]4000で[[2回攻撃]]が行える[[《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》]]ならば[[フィニッシャー]]になり得る[[貫通]][[ダメージ]]も期待できる。~

 全体支援を活かすには、やはり[[モンスター]]の複数展開が必要となる。~
 しかし、攻撃性で言えば[[【ドラゴン族】]]は決して高いとは言えない。~
 [[下級]][[アタッカー]]は[[《サファイアドラゴン》]]や[[《アックス・ドラゴニュート》]]程度で、[[攻撃力]]は[[上級モンスター]]に依存する。~
 この点が非常に難で、[[アタッカー]]と[[上級モンスター]]の複数展開が狙えない限り、全体支援が活きることはない。~
 [[《タイラント・ウィング》]]や[[《タイラント・バースト・ドラゴン》]]を採用している場合でも[[連続攻撃]]が可能となるため相性は良い。~
 [[装備魔法]]との相性が悪い[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《光と闇の竜》]]を主軸とする場合にも採用を検討できる。~

 では、永続性は活かされるのだろうか?~
 やはりこれも難しく、じわじわとした[[貫通]]ダメージを狙える程度で、状況は優位に傾かない。~
 [[貫通]][[効果]]は高[[攻撃力]]による一撃必殺を狙う際に、相手[[モンスター]]に邪魔されないために用いられる。~
 元々、[[貫通]][[効果]]の付与自体が(大小あれど)[[ライフ・アドバンテージ]]でしかないのも難点。~
 実際には、魔法・罠[[破壊]][[効果]]のない[[《スタンピング・クラッシュ》]]に終わることも少なくないのだ。~
 しかし、[[ドラゴン族]]の展開及び[[除去]]手段は、豊富とは言えないまでも、高水準なものが揃っている。~
 また、[[ドラゴン族]]は劣勢時に巻き返しができる[[カード]]を優先したい場合が多いが、この[[カード]]は劣勢の際には[[腐って>腐る]]しまう。~
 そのため、一言で言えば、この[[カード]]は[[オーバーキル]]になってしまいがちである。~
 勿論[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]と対峙した際や、[[連続攻撃]][[モンスター]]と組ませて[[1ターンキル]]を狙う場合には有効な決定打となるため、[[環境]]や[[デッキ]]次第で投入を検討してみるのが良いだろう。~

 結局、「フィニッシュの際に役立つことがあるカード」ということか。~
 攻撃性と発動の遅さが噛み合わない点も評価を下げる。~
-登場時には既に[[貫通]][[効果]]を与える[[《メテオ・ストライク》]]が存在しており、あまり[[モンスター]]を展開できる[[環境]]でもなかったため、[[装備魔法]]であるあちらの方が評価されていた。~
[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]が登場し、[[モンスター]]の大量展開が可能になった現在では、十分な差別化がなされている。~
しかし、第10期になると[[守備力]]を持たない[[リンクモンスター]]の登場によって[[貫通]][[効果]]そのものの評価が低下している。~

-「逆鱗」とは、竜の鱗の内で一つだけ向きが逆になっている鱗のことである。~
普段は温厚な竜でもこれに触れると必ず人を殺すとされる。~
慣用句の「逆鱗に触れる」というのはこれが由来である。~
-東洋の伝説では竜は全身に81枚の鱗を持つとされるが、喉元に1枚だけ向きが逆になっている鱗がある。~
これを「逆鱗」と言い、普段は温厚な竜でもこれに触られると必ず人を殺すとされる。~
慣用句の「逆鱗に触れる」というのはこれが由来である。~

--[[イラスト]]で怒りを露わにしている竜は、[[《洞窟に潜む竜》]]。~
「普段はおとなしいが、怒ると恐ろしい」という[[フレイバー・テキスト]]通りである。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」における「海馬VS乃亜」戦において海馬が使用。~
これの[[効果]]で[[《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》]]と[[《双頭の雷龍》]]に[[貫通]][[効果]]を付加した。~
しかし、[[《双頭の雷龍》]]が[[ドラゴン族]][[モンスター]]でないのに[[貫通]][[効果]]を得ているため、アニメでは[[《双頭の雷龍》]]が[[ドラゴン族]][[モンスター]]にされていたか、[[効果]]範囲が[[ドラゴン族]][[モンスター]]だけでなく『名前に「ドラゴン」、「龍」、「竜」の文字が入っている[[モンスター]]』まで広がっていたかのどちらかであると思われる。
アニメDMオリジナルの「乃亜編」の「海馬vs乃亜」戦で海馬が使用。~
[[《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》]]と[[《双頭の雷龍》]](アニメでは[[ドラゴン族]])に[[貫通]][[効果]]を付与し、乃亜にトドメを刺そうとしたが…。~
また、アニメDMオリジナルの「KCグランプリ編」の「レベッカvsレオン」戦ではレベッカが使用。~
[[セット]]して次の[[自分]]の[[ターン]]に[[貫通]][[ダメージ]]を与えることを目論んだが、その前に敗北したため[[発動]]する機会は無かった。~

**関連カード [#h70617d8]
―イラスト関連
--アニメGXでは「十代vsミスターT」(3戦目)において、ミスターTが使用。~
[[《F・G・D》]]が存在する状態で[[セット]]し、[[《ドラゴンの宝珠》]]による防御と合わせて次の[[自分]]の[[ターン]]での勝利を狙った。~

--アニメVRAINSでは58話に語られた回想において遊作が了見と道路で出会った(ぶつかった)際に散らばった[[カード]]の中にこの[[カード]]が確認できる。~

--漫画GXの「十代vs万丈目」(2戦目)において万丈目が、この[[カード]]と同じ[[効果]]を持つ[[魔法カード]]《ドラゴニック・エンレイジ》を使用し、十代に[[貫通]][[ダメージ]]を与えている。~
また「吹雪vsクロコダイル」戦において、クロコダイルが使用した[[永続魔法]]《太古の進撃》はこの[[カード]]の[[爬虫類族]]版と言える[[効果]]である。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]

―類似[[効果]]
-[[《暴風竜の防人》]]

-[[《吠え猛る大地》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《洞窟に潜む竜》]]

**収録パック等 [#pf52be01]
//―《竜の逆鱗》が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Struggle of Chaos −闇を制する者−]] SC-48
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-044
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP163
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-044
-[[Struggle of Chaos −闇を制する者−]] SC-48
-[[ストラクチャーデッキ−ドラゴンの力−]] SD1-JP024
-[[ストラクチャーデッキ−ドラグニティ・ドライブ−]] SD19-JP035
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP130
-[[デッキカスタムパック01]] DC01-JP027 &size(10){[[Normal]],[[N-Parallel]]};

**FAQ [#e73c8eea]
Q:~
A:
//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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