効果モンスター 星8/地属性/恐竜族/攻1500/守3000 このカードはデッキから特殊召喚する事はできない。 自分フィールド上に存在する恐竜族モンスターを生け贄に捧げる場合、 このカードは生け贄1体で召喚する事ができる。 このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。 このカードが反転召喚に成功した時、 このカード以外の全てのモンスターを裏側守備表示にする。 このモンスターを攻撃した時に相手プレイヤーが戦闘ダメージを受ける場合、 その数値は倍になる。
LIMITED EDITION 11で登場した地属性・恐竜族の最上級モンスター。
デッキからの特殊召喚を制限し生け贄を少なくする召喚ルール効果、サイクル・リバースと反転召喚時に発動する誘発効果、反射ダメージを倍にする永続効果を持つ。
デメリットは《巨大ネズミ》や《カオスエンドマスター》などでリクルートできない、というもの。
攻撃力の低い最上級モンスターはリクルートするのがセオリーだけに、この縛りは非常に痛い。
しかもリクルーターに丁度良く対応する攻撃力1500なだけに惜しい。
手札や墓地からの特殊召喚制限がないのがせめてもの救いだが、他の恐竜族最上級モンスターと比べると地味なのは否めない。
一応、《トレード・イン》を《究極恐獣》などと併用できるので、手札交換に使いやすいのは利点か。
3つのメリット効果を持っているものの、召喚ルール効果と他の効果の相性はあまりよくない。
生け贄が少なくて済む効果は恐竜族でデッキを組んでいれば問題はないが、「召喚する事ができる」なので裏側守備表示で出すことはできない。
サイクル・リバースですぐに裏側守備表示にはできるものの、その時点では相手にこのモンスターだとバレてしまっている。
またダブルコストモンスターを使ってなら1体リリースでセットすることはできるが、ダブルコストモンスターの効果を使って2体分として使ったかどうかは宣言しなければいけない。(ダブルコストモンスターFAQ参照)
結局最上級モンスターをセットしたことは知られてしまい、奇襲としての運用は難しい。
この効果を活かすなら《バトルマニア》で攻撃を強要するのが有効だろう。
その他に《モンスターBOX》を使用すると、3000ものダメージを与えることができる。
反転召喚時に発動する効果はそれなりに有用。
ビートダウンにおけるモンスターの高攻撃力・低守備力化は続いているので《月読命》のような活躍も期待できなくはない。
《テールスイング》とも相性が良く、裏側守備表示にすることでバウンスのレベル制限がなくなる。
もちろん自分のモンスターを裏側守備表示にすることでリバース効果の再利用や《サクリファイス》の発動補助にすることができる。
毎ターン発動でき、召喚権も消費はしないが、《月読命》と比べると反転召喚時ではやはり遅い。
《抹殺の使徒》などの除去に弱いのも悩みどころ。
戦闘ダメージを倍にする効果は地雷としての運用はほぼ不可能だが、相手に攻撃を躊躇させるには十分。
ただし、《アマゾネスの剣士》などには逆に大ダメージを受けてしまう。
忘れがちだが、攻撃表示でもこの効果は得られる。
《収縮》や《反転世界》などを用意すれば大体の敵は倒せるだろう。
もっとも、攻撃表示のこのカードに伏せカードがあったら相手に警戒されるだろうが。
―ブラキオサウルス
Q:このカードへの攻撃宣言時に《ディメンション・ウォール》を発動した場合、その効果で相手が受けるダメージも倍になりますか?
A:はい、倍になります。(12/07/18)