*《&ruby(オトヒメ){竜宮之姫};/Otohime》 [#u3a5f1b7]
 スピリットモンスター
 星3/光属性/魔法使い族/攻   0/守 100
 このカードは特殊召喚できない。
 召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
 このカードが召喚・リバースした時、
 相手フィールド上の表側表示モンスター1体の表示形式を変える事ができる。

 [[Mythological Age −蘇りし魂−]]で登場した、[[光属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 ステータスは非常に心許ないが、相手の[[表側表示]][[モンスター]]の[[表示形式]]を変更する[[誘発効果]]を持つ。~
 [[スピリット]]の一体であり、[[特殊召喚]]できない[[召喚ルール効果]]と、自身を[[バウンス]]する[[誘発効果]]も持つ。~
~
 [[【スピリット】]]では防御の要であることに加えて、[[《砂塵の悪霊》]]の[[生け贄]]要員としての役目を担うため、地味に活躍する。~
 [[《重力の斧−グラール》]]など[[表側表示]]を拘束するカードにこのカードや[[《つまずき》]]を併用し、[[ロック]]をかける事も出来る。~

 [[禁止カード]]・[[《月読命》]]に近い働きが期待されるが、[[表示形式]]を変更してもこの[[攻撃力]]では[[羊トークン]]すら倒せない。~
 [[表側表示]]を[[裏側表示]]にすることもできないため、使用済みの[[リバース]][[モンスター]]等を再利用することもできない。~

 [[《月読命》]]に勝る最大の長所は、単体で[[《魂を削る死霊》]]や[[《怒れる類人猿》]]を簡単に[[除去]]できる点だろう。~
 [[《マシュマロン》]]等を[[攻撃表示]]にしてしまえるのも[[《月読命》]]にはできない芸当である。~
 [[モンスター]]の数値としては[[《ワイト》]]にすら殴り倒される。使うなら[[魔法カード]]みたいなものと割り切って運用するべきだろう。~

 [[《月読命》]]との差は以下の通り。~
+[[効果]]が任意発動。~
+[[表側表示]]のまま、[[表示形式]]を変更できる。~
+[[守備表示]]を[[攻撃表示]]に変更できる。~
+[[リバース]]時にも[[効果]]を[[発動]]できる。~

+[[表側表示]]を[[裏側表示]]に変更できない。~
+[[相手]][[モンスター]]しか[[表示形式]]を変更できない。~
+攻守が絶望的に低い。~

// [[《月読命》]]が禁止になった理由は再利用できる元[[制限カード]][[《月の書》]]だったからである。~
// 一方、こっちが内蔵しているのは無制限カードである[[《エネミーコントローラー》]]でしかない。そもそもの[[カード]]パワーが違うのだ。~
// しかし、[[《エネミーコントローラー》]]も弱いカードではない。それが再利用できるという時点で《竜宮之姫》もまた弱いカードではない。~
// 現在の[[環境]]では攻撃力の高い[[モンスター]]が幅をきかせているが、そういう[[モンスター]]の中にはえてして[[守備力]]が極端に低い者も多い。~
// そういう環境下で[[《エネミーコントローラー》]]が活躍しているように、このカードもまた活躍する下地はあるだろう。~
// とりあえずスペースが余ったときに一枚刺しておくと、なかなか胡散臭い働きをしてくれる。~
//↑相手ターンで発動できないという点でエネコンに圧倒的に劣ってる。

-[[《血の代償》]]との併用により、500[[ライフポイント]]を払って[[相手]][[モンスター]]一体の攻撃を防ぐことも可能である。~
[[手札]]に戻るため、再利用しやすいのはありがたい。

-[[《エンペラー・オーダー》]]発動中は、再利用できるドローカードへと化ける。

-海外版では[[イラスト]]修正がされている。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ「乃亜編」における「遊戯vs乃亜」で乃亜が使用。~
乃亜の[[デッキ]]にはこのカードが2枚入っていたようである。~
[[《クリボー》]]を[[攻撃表示]]にしたり、[[リバース]]して[[《ブラック・マジシャン》]]を[[守備表示]]にして攻撃を防いだりと、中々の活躍を見せた。~

-神話・伝承において―~
古事記では「弟比売命(オトヒメノミコト)」と表記し、「豊玉比売(トヨタマヒメ)」とも呼ばれる。~
「山幸彦」こと「火遠理命(ホオリノミコト)」が娶った「大綿津見命(オオワダツミノミコト)」の娘。~
夫婦睦まじく3年間を過ごしたが、出産の際に「八尋鰐」に変化している姿を夫に見られてしまい海へと帰ったと言う。~
~
また後代、このエピソードを元とした「鶴の恩返し」等の童話が多く作られているが、その中の一つである「浦島太郎」に近い名前の「乙姫(おとひめ)」が登場している。~
こちらの方が有名であろうが、この女神が「弟比売命」と同一であるかは不明。~
ただ、このカードの名前は「竜宮の姫」となっているので、正しい元ネタは竜宮城に住む「浦島太郎」の乙姫であろう。~


**関連カード [#h70617d8]
―類似系カード
-[[《ガーゴイルの道化師》]]
-[[《月読命》]]
-[[《水の精霊 アクエリア》]]

-[[《エネミーコントローラー》]]

**収録パック等 [#s1fa9989]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP181
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-062
-[[Mythological Age −蘇りし魂−]] MA-21

//**FAQ [#q0df8271]
//Q:~
//A: